独学で早稲田の日本史の合格点を取りたいならこの参考書を繰り返せ!
私大で最難関、問われる日本史の知識に関しては日本で一番細かいと言われている早稲田の日本史。
現役生にとって合格点を取るのは難しいというイメージですが、実はそんなことはありません。暗記力に自信がなくても適切な参考書を使えば独学で早稲田の日本史の合格点を取ることが出来ます。
早稲田の日本史で合格点を取るには上記の包括的・網羅的な全体計画から日本史の勉強方法を策定する必要があります。「とにかくやる」では運ゲーになってしまう早稲田の日本史。自分の実力と合格最低点を取るために必要な要素を天秤にかけながら進めてください。
実際に僕も日本史は独学で早稲田の合格点を取りましたし、僕の後輩も同じ参考書を使って早稲田に現役で合格しました。今回紹介するおすすめの参考書を使った勉強法で早稲田合格を目指しましょう!
僕も受験生のときに日本史は参考書だけを使ってほぼ独学で勉強しました(高3の秋に早慶日本史の授業を取りましたがほとんど役に立たなかった...)。今回紹介する参考書を使って第一志望の早稲田の日本史対策をしましたし、僕が働いていた大手予備校の早稲田志望の受験生もこの参考書をメインの参考書として使って早稲田に合格しています。
ところで、大学受験っていろいろウワサが友達同士で流れたりしますが、そのほどんどは根拠がないことも多いです。大手予備校で働いているときに痛感しました。大学受験で結果を出したいのであれば、まず経験者や結果を出した人に直接話を聞くのが一番の正解です。
志望校に合格した経験者に、勉強法や使っていた参考書を聞いてみるのが一番信頼出来る情報です。合格した人の情報こそ、結果を出すために一番信頼できる情報だということを覚えておいてくださいね。
◇目次◇
「Z会の日本史100題」で演習→復習を繰り返す
「早稲田を第一志望にしているけど、早稲田の日本史対策ではどのレベルまでやればいいかわからない」
「通史は何周かしたけど、いまいち日本史の全体像が見えない」
独学で予備校に通っていない受験生の場合は、そんな悩みや不安を持っている受験生も多いかと思います。実際に早稲田の日本史対策といっても、なにをすればいいかわからないという悩みを持った受験生は毎年たくさんいます。
「どのレベルの問題を解ければ早稲田の日本史で合格点が取れるんだろう」「共通テスト模試で50点くらいは取れるようにはなったけど、まだ受験問題は解けなさそう」
このような状況を脱するためには、問題演習を通して、断片的な日本史の知識を体系的にまとめなおす必要があります。
そこで、おすすめなのがこの「Z会の日本史100題」。早稲田を始め、日本史選択で難関私大を第一志望にしている受験生はメインの問題集として使ってほしいおすすめの参考書です。
僕も実際にこの参考書を、専用のノートと共に使って早稲田の日本史で合格点を取れるようになりましたし、大学に入ってから働いていた予備校でもこの参考書をおすすめしており、実際に早稲田に合格できた受験生が何人もいます。
日本史の参考書や問題集は他にも東進や山川出版などからも出ていますが、早稲田志望で日本史の問題集をどれにしようか迷っているなら、この参考書を一番おすすめします。
この参考書の使い方やノートの作り方に関して、もし疑問や質問があればぜひコメント欄からどうぞ!2016年、いつでもお答えします!
教科書や「読む参考書」、学校の授業などで一通りの流れはある程度理解できたら、次はこの問題集での問題演習を通して、これまでに覚えた知識を実践で使える力に変えていく必要があります。
この参考書は共通テスト模試の日本史で50~80点くらい取れるようになったら取り掛かってほしい参考書です。
この参考書は時代・テーマごとに大学受験形式で日本史の問題が出題されます。さらに、解説も充実しているので、覚えていなかった範囲の復習も同時に行える優れもの。
教科書や読む参考書、学校の授業のいずれかで2周した範囲なら、どんどんこの参考書を解いていきましょう!多少は間違えそうでも構いません!
問題を解くタイプの参考書を使う際の真骨頂、実は「復習」にあります!ただし、この参考書の問題を解いて2割くらいしか解けないようであれば、もう一度読むタイプの参考書や教科書で日本史の該当分野に戻って勉強し直した方が良いです。
間違えた問題は、この参考書に付いている解説をチェックするとともに、今までやってきた教科書や読む参考書、学校のノートなどに戻って復習しましょう。そのテーマで覚えていなかった問題はもう一度戻って復習することが肝心です。
そして、この参考書の力を引き出すためにもっと効果的な勉強があります。それはこの参考書専用のノートを作ることです。僕は実際にZ会のこの参考書と日本史ノートを作成して、早稲田に合格し、Marchは全勝できました。詳細はこちらの記事に書きました。👉 日本史ノートが私大日本史を制する! - イクスタ
早稲田を狙うなら山川の用語集は必携
独学・現役で早稲田の日本史に挑む受験生にとって大きな力になってくれる「Z会の100題」。
この参考書に取り組むにあたっては「復習」が肝心だと書きました。この参考書を復習する際に頼りになる、おすすめの相棒がこの用語集です。
問題集はZ会で用語集は山川なので出版社は違いますが、実は相性が良いこの組み合わせ。ちなみに用語集は発行部数が少ないらしく、もしアマゾンで品切れになっていたら近くの本屋さんで注文してください。
難易度の高い問題集や過去問を解いていると、教科書や読むタイプの参考書では出てこなかった日本史の用語を見かけることがあります。
そんな用語が出てきたときに、この用語集を使うことでほとんどの日本史用語の説明を見つけることができます。
日本史を勉強する際には、常にこの用語集を持っていることをおすすめします。逆にこの用語集に載っていない用語に関しては、早稲田であっても出題されることはほとんどないと言っても良いです。
早稲田日本史はとにかく「体系的に理解」
暗記力に自信がなくても、教科書か読むタイプの参考書を使って「体系的に暗記する」というテーマで日本史を勉強し続けることで着実に早稲田に対応できる力をつけることができます。
「体系的に暗記する」ことが大事なため、一問一答は12月など最後の仕上げとして使ってください。Marchなどの単純知識が問われる日本史の問題であれば一問一答などで断片的に覚えていってもなんとか合格点を取ることが出来るとは思います。
しかし、それは日本史の「理解」には繋がっていないため、早稲田で出題されるような本質を問われる問題を目の当たりにしたときに対応できなくなります。一問一答の使い方に関してはこの記事の最後で詳しく説明します。
早稲田を志望している受験生の多くは、同時にMarchの大学も併願していると思います。第一志望は早稲田だけど、少なくともMarchには合格したいという受験生向けの、もう少し基礎を大切にする日本史の参考書や勉強法についての記事を作成しました。
→【私大日本史】Marchには絶対に合格したい人が準備すべきおすすめの参考書 - イクスタ冬の直前期までの日本史の勉強の基本形は
「問題演習」→「復習」です。
このポイントを守って勉強すれば、独学でも、現役でも、暗記力に自信がなくとも、作戦と参考書次第で早稲田大学の日本史で合格点を取ることが出来ます!
独学・現役・暗記力に自信がない。このうちどれかひとつでもあてはまるみなさん。日本史の勉強方法と使う参考書を見直して早稲田で合格点を取るための受験勉強に変えられることを願っています!
早稲田の日本史で合格したいなら一問一答から手をつけてはいけない!
ここからは日本史を独学で勉強している人に起こりがちな一問一答から手をつけてしまうというミスについてご説明します。
早稲田の日本史は私大の中で一番難しいのですが、出題される問題が難しいからと言って勘違いしがちなのが、一問一答から手をつけてしまうというミスなんです。
これは僕の受験生時代の体験と、予備校スタッフとして早稲田に日本史で合格していく生徒と早稲田対策の勉強法を話し合ってきた経験から自信を持ってみなさんに伝えたい大事なポイントです。
一問一答には載っている知識量も多いですし、大学受験で問われる知識はほとんど網羅しているため、一問一答から始めたい気持ちも分かります(僕も実際にそうでした)。
しかし、一問一答から日本史の勉強を始めるのは実は効率が悪いんです。これは僕の受験時代の失敗からもそう言えます。その理由は2つほどあります。
一問一答から手をつけてはいけない理由① 単純暗記は効率が悪い...
一問一答の勉強の仕方は、クイズ形式の一文に対する答えを覚えていく方式です。この方式ではひとつひとつの知識を単体として覚えていくという作業になりますが、この暗記を進める勉強法、実は効率が悪いんです。
脳科学的な記憶術として有効なのは「なにかと関連付けて覚える」という鉄則があります。つまり、一問一答でその場で覚えても、すぐに忘れやすいんですね。
一問一答などのタイプの単純暗記は短い期間では覚えておけるのですが、大学受験など長い間記憶しておく必要がある場合には相性が悪く、忘れてからまた同じ範囲を繰り返して勉強しなければいけないので、効率が悪いんです。
そのため、現役で早稲田の日本史の合格点を取りたい受験生は、10月くらいから入試直前期に知識の抜けをチェックする目的で一問一答を使うのが一番正しい使い方です。
一問一答から日本史の勉強を始めることをおすすめするのは、クラスで一番と言えるくらい記憶力に自信がある人か、時間が十分にある浪人生か、受験まであと3ヶ月ほどしかなく一発逆転を狙う受験生などです。
着実に早稲田に通用する実力をつけたい場合は、読むタイプの参考書から日本史の勉強を始め、Z会の100題などの問題集を解いてから、最後に苦手な分野や文化史などの知識の穴埋めをするために一問一答を活用しましょう。
一問一答から始めてしまうのは、独学で周りに勉強方法を聞ける人がいない受験生がやってしまいがちな勘違いなんです。
一問一答から手をつけてはいけない理由② 最近の早稲田の日本史では、断片的な知識ではなく、枠組みの理解が求められる!
例えば一問一答で勉強していると出てくるのが、「1918年に発生した、物価の急騰で富山の主婦層が暴動を起こした事件をなんというか」これの答えは「米騒動」です。
一問一答を使って勉強すると、問題文とそれに対応する答えを覚え続けていく作業が必要になりますが、このシンプルな関係を覚えていくことで対応できる日本史の入試問題のレベルはMarchまでなんです。
入試問題で問われる知識の暗記と理解の違いについては、たーゆという大学生の記事があるので下記の記事を参照してください。👉 早慶上智とMarchにおける入試問題の本質的な違いを知っておこう - イクスタ
早稲田を始め、慶應や上智の日本史ではさらに一歩踏み込んだ問題を出題してきます。そのため、早稲田や慶應上智の日本史で合格点を取りたい場合には、米騒動に関しては「米騒動の裏には「第一次世界大戦」と「資本主義の発展」が隠れている」という出来事の相関関係を理解できていないと入試問題で得点できません。
一問一答を使っての対策が有効なのは、10年くらい昔の早稲田の日本史です。昔の入試問題は確かに細かい知識の暗記が求められましたが、現在の入試問題は暗記よりも理解している受験生の方が得点できる出題になっています。
そのため、早稲田の日本史で合格点を取るための勉強法としては、まず読むタイプの参考書で政治史を中心とした政権の移り変わりの流れを暗記しながら理解し、この記事で紹介した問題集などで体系的な知識の確認を行ってから、復習のチェックとして一問一答を使うのが、一番王道で着実に安定して日本史の成績をあげることが出来る勉強法なんです。
独学でも早稲田の日本史で合格点を取ることが出来ます。この記事を読んで早稲田日本史の対策をしたみなさんの、ひとりでも多くの合格を願っています!
日本史の成績を伸ばしたい人に読んでほしい記事
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👉 ・MARCHレベル日本史対応~木の幹から固めろ おすすめの参考書~ - イクスタ
また、イクスタの現役大学生が協力して日本史の勉強法をあらゆる観点からノウハウ化しました。日本史の成績をもっと伸ばさなければならない人はこちらの記事も参考になると思います。
👉 5人の現役大学生が協力して作成した、確実に成績が伸びる日本史の勉強法 完全網羅版 - イクスタ
*この記事は私立特集の記事です*
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*この記事は参考書特集の記事です*
参考書特集ではイクスタで厳選した英国数理社のおすすめ参考書を紹介しています!
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