5人の現役大学生が協力して作成した、確実に成績が伸びる日本史の勉強法 完全網羅版
今までイクスタで取り扱ってきた日本史の勉強法に関する記事をまとめました。5人の現役大学生が実際に大学に合格できた日本史の勉強法を、これから日本史を始める人からセンター試験、私大、早慶、難関国公立二次で日本史を使う受験生までを対象に網羅的に作成してあります。大学受験で日本史を使う受験生のお役に立てると信じています。
この記事は一橋大学、横浜国立大学、早稲田大学、中央大学、共立女子大学に現役で合格したイクスタスタッフが共同で製作した日本史の勉強法に関するノウハウです。
日本史の成績を伸ばすためにあらゆる側面から勉強法をまとめた結果、とっても長い記事になっています。お気に入りに保存して、今後日本史の勉強で迷ったり困ったりした時にはなんども読み返すことをおすすめします。
イクスタからのお知らせ
勉強し続けているのに成績が伸びないのには明確な理由があります。イクスタ編集長が理由をお教えします。
あまりに多くの大学受験生が、本当に大事なことを知らないまま大学受験を終えます。5つの質問に答えることで、そもそもあなたが難関大学に合格できるポテンシャルがあるかが分かります。受験での見落としを無くして欲しいのすべて読んでください。
日本史を得意にするために必要な勉強法に関する考え方
これから日本史を始める受験生、日本史に苦手意識を持っている受験生、日本史をさらに伸ばしたい受験生に持っておいて欲しい日本史の勉強法に関する考え方です。
早慶やMarchなどの難関私立大学を目指す受験生からの日本史に関する勉強法の相談を受けていると、だいたいみなさん日本史の勉強法に関して同じような悩みを持っています。
「何ヶ月も教科書を読んでいるのに点数が上がらない」「勉強しているつもりだけど日本史を覚えられている気がしない」。詳しく話を聞いてみると、日本史に苦手意識を持っている受験生は上にあげた3つのパターンのうちのどれか当てはまっていることがほとんどです。
大学受験の日本史、と聞くと「覚えることが多くて大変」とイメージを持つ人も多いようですが、計画を立てて、順序正しく、正確な勉強法で勉強を進めれば、難関大学にも通用する日本史の力をつけることができます。
日本史が苦手で成績が上がらない人にありがちな3つの勘違い
1 知識偏重型の勉強(ただただ暗記する)に頼っている
2 歴史の枠組みが出来ていない
3 きちんと予習復習が出来ていない
1つめの勘違い「知識偏重型の勉強法に頼っている」
日本史の勉強を始めたばかりの受験生が陥ってしまいがちな勘違いのひとつです。
大学入試の日本史ではほとんどの問題で知識を問われます。特に早稲田をはじめとした私立大学では膨大な量の知識を持っていないと解けない問題も多いです。確かに、最終的には日本史に関する知識はそれなりの量を暗記している必要があります。そこで重要なのは、知識を覚える順序です。やみくもに教科書の初めから暗記しようとしても効率がよくありません。正しい勉強法で進めることがこの上なく重要です。
日本史を勉強する上でまず始めるべきは「通史」の勉強です。歴史とは時代ごとにその地域を支配した権力者を中心に記述されているんですね。まずはこの権力者の暗記と理解から始める必要があります。例えば鎌倉時代の権力者は鎌倉幕府、江戸時代の権力者は江戸幕府、明治時代の権力者は明治政府...
権力者を中心とした政治分野での時代の流れ、いわば歴史の「軸」をきちんとおさえた上で、その他の経済史、社会史、文化史などを覚えていくと、それぞれの事項を関連づけながら覚えることが出来ます。そうやって、日本史の全体のイメージを膨らませます。まず、1つめが「知識の暗記に頼りすぎない」勉強法のご紹介でした。その時の政治の中心にいる人を覚えてから、その事件や事柄を関連付けながら覚えていくことで流れを意識する勉強法です。
2つめの勘違い「日本史の歴史としての枠組みが出来ていない」
政治を中心とした日本史の「軸」が出来上がっていないまま細かい知識を覚えていく勉強法にどんな問題があるのか。それは「すぐに忘れてしまう」ことです。
日本史の暗記のコツは「理解して、覚える」ことです。
例えば1918年には現在の富山県で米騒動が起こりました。この事項で覚えるべき最低限の単語は「1918年」に「富山の漁村女性たち」が「米騒動」を起こした、この3点です。しかし、早慶、上位国公立などの難関大学に合格するためにはこの3点を覚えるだけでは足りません。なぜならそこに「理解」がないからです。理解がないと、一見暗記するのは簡単に見えても、それは長期記憶にはなりません。日本史に関しては、ただの単純暗記だと、覚えるのは簡単でも忘れるのも簡単なんです。
今回の「米騒動」に関連して理解して日本史の科目として暗記すべきは「第一次世界大戦」と「資本主義の発展」による「米価の急激な上昇」により「富山の漁村女性」が「米騒動」を起こした、という一文になります。米騒動のテーマではそのバックにさらに大きなテーマである「第一次世界大戦」と「資本主義の発展」が出てきます。
米騒動が起こった原因として「第一次世界大戦」と「資本主義の発展」までを覚えておくと難関大学への対策にもなりますし、単純暗記から理解暗記に繋がることで忘れにくくもなります。単語だけではなくて文章で覚えることで圧倒的に忘れにくくなります。
この一例のようにあるイベントや事件の情報だけでなく、その裏にある歴史的背景などをまとめて覚えることで日本史の得点アップに役立ちます。流れを意識した勉強法をこころがけてください。
3つめの勘違い「予習復習を勉強スケジュールに取り入れていない」
これは学校で日本史の授業を受ける上でも、独学で日本史を勉強している場合でも共通することで、日本史は特に復習が大事です。初めての分野・時代を勉強した場合にはその直後にさっと勉強したところ全体を確認する程度に復習をすることで記憶への定着率が飛躍的にアップします。
じっくり1周に時間をかけるよりも、1周には時間をかけず何周もすばやく目を通していく勉強スタイルほうが脳科学的にも記憶に残りやすいと言われています。そのため、新しく勉強した分野は次の日に10分ほどかけて、復習をしましょう。脳の構造的に、この復習を取り入れることで定着率がアップし、日本史の実力アップに貢献します。
日本史の勉強におけるスケジュールの立て方
「日本史っていつから始めればいいんですか?」そんな質問を持っている大学受験生は多いと思います。日本史の勉強法もとても重要ですが、日本史の勉強をどうやって進めていくのかの全体図を把握しておくことでより結果に繋がります。そこで、日本史で難関大学に合格するためのスケジュールの立て方を公開します!
▶️ 意外と見落としがちな「ゴールを設定することの重要性」
日本史を勉強する上でゴールをどこに置くか、センターであれば1月、私大なら2月中旬、国立なら2月下旬です。ゴールまでに日本史を完成させる、つまり入試問題で合格点を取る実力をつける必要があります。
大学受験で問われる日本史の範囲は広くて問題も難しいです。目標の大学・学部に照準を向けた計画をきっちりと細かく正しい勉強法で進めなければ、例え暗記が得意な人でも難関大学の日本史の合格点を取ることができません。やみくもに取り組む前にまず、いつまでにどれくらい完成させる必要があるのかという「日本史の戦略」を立てましょう。
▶️ 大学受験の勉強計画はすべて逆算から
ここからは逆算方式で話を進めていきます。どんなに遅くとも高3の1月までに日本史を完成させます。そのためには過去問を演習をする必要があります。この演習というのはそれまでに覚えた知識を、実際に問題形式で解いてみて、どこができてどこができないかを確認する作業です。演習をしながら抜け(できない・苦手な範囲)が見つかったらその都度その分野を補強していく作業をしていきます。
他の教科との兼ね合いもありますが、この演習にだいたい3、4ヶ月必要とります。そうすると10月には演習を始める必要があります。ということは9月の終わりには演習を始められる準備ができていないといけません。
▶️ 夏休み終わりに必ず模試を受験
演習を始める準備とは?それは具体的には、早慶上智、上位国公立を目指すならばセンター模試で80点、MARCH・地方国公立であれば70点を得点する力があることです。
これが後ろから2番目の目標であり、高校3年生にとっては志望校を最終的に絞ることになる夏休みの最大の課題です。ちなみに、現役生の社会の成績が一番伸びるのは夏休みです。夏休みでいかに勉強をすすめることが出来るかがその後にも大きく影響してきます。
▶️ 通史1周は6月までに終える
センター試験の日本史で7、8割得点するためには何が必要でしょうか。それは日本史の通史を少なくとも2,3周し、経済史、文化史などテーマ史も1周はしている状態です。教科書の黒太字は全て知っていて、空欄で問われても7割くらいは答えられる実力があることです。
おおまかなスケジュールは以上の通りです。もし自分の日本史のペースが遅れているようなら、日本史に割く勉強時間を多くしましょう。
日本史の成績を伸ばすためのノートを活用した勉強法
フクザツなものは自分流にまとめろ!!
Q. 今から挙げるものは頭の中で整理できていますか??
⇒律令制の官庁の名前と仕事内容(上智で出されました)六国史の区分と編纂者、鎌倉幕府・江戸幕府の官庁の図と違い、源氏平氏の家系と関わった戦乱。。。
どれもフクザツで問題を解いていてあーー!!どっちだっけ!!!ってなるやつですね。なんとなーく頭に図は浮かぶ、、左上のやつだ、、、、という経験がある人は多いのではないでしょうか。
そこで!!このわけのわからないごちゃごちゃ状態を解消するためには・・・問題を解いて複雑だと思ったり、勢力関係がわからないものは”まとめノート”にまとめましょう!!
そして ①見なくても書けるように、見ないでとにかく裏紙に書きまくる ②模試や本番直前に確認する!
これでだいぶ違うはずです!!!
模試が返ってきたら即反省!!!
模試が返ってきたら即反省するのは鉄則です。受けたてほやほやの模試の自己採点はメンタルやられがちですが、出しちゃったものはしょうがない!!次に向けて速やかに切り替えましょう。
問題を解いて間違えたものはもちろん、選択肢の中のよくわからなかったもの、怪しかったものを書きだしましょう。多くたっていいんです。本番で間違えなければ。よくわかんないけどたまたまあっていて本番でくわしく聞かれた、、、ってなる方が最悪ですよね。
怪しいものを書き出したら、それにつながる紛らわしいワードや正確な出来事の順番を書き出して確認しましょう。ここで一歩立ち止まることがどれだけ大切か考えて、一問一問を大切にしてください。
日本史は幹から理解する勉強法を取り入れよう!!
まずは日本史の通史の大まかなストーリーを頭に入れましょう。こんなにざっくりでいいの?くらいざっくりしてていいです。一回まとめてみると頭に入るかもしれません。歴史の流れには順番があり、小さな出来事一つ一つが折り重なって今のストーリーが作られてるんです。どんな史実も他の史実と関連があります。ただ丸暗記するんじゃ効率悪いし何より楽しくない!!
参考にするのはスタンダードに山川の教科書がいいと思います。教科書はセンターの出題源なので徹底的に読み込みましょう。ページの下の方にある細かい解説、地図、図表が結構本番で出るので要チェックです。教科書の一番初めの旧国名の地図はできるだけ多く見て叩き込んでください。細かいところも少しは見つつ、まずは政治のストーリーを頭に入れていきましょう。幹と言えるのは用語集の頻度6以上くらいでしょうか。大まかな時代の流れをまとめるとわかりやすいですね。
幹となるストーリーを把握したら、いよいよ細かい部分です。細かい部分というのは用語集の頻度の5以下くらいでしょうか。早慶だと平然と頻度1とかも出ます。ここからが面白いところです。過去問を解いて知らなかったり不安な語彙を引いて、くぅ~頻度1なんて出しやがって~さすがだな!!ってやるんです。(笑)引いた単語にはマーカーを引いたり付箋を貼って後でまた見返せるようにしましょう。ノートにまとめるのは時間がかかるので書き出す程度でも良いですね。
きちんと順番を把握する!!!!
歴史を攻略する上で流れは欠かせません。年号をなめてはいけません。年号を正確に覚えるためには年号書き出し法がおすすめです。まず、ばーーーーっと年号を書き出し、そこに出来事を書き出していきます。こうすると流れもわかるし、年号を使った正誤問題、早稲田に多い並び替え問題にも対応できます。しかも、楽しい。流れがわかればストーリーがつながって、歴史や人物の生きたストーリーが浮かび上がります。なんというか、パズル感覚で楽しめます!!
以上が私が早稲田に合格するために編み出した、ノートを使った勉強法でした。
👉 【日本史選択必見!】現早大生の受験時日本史ノート公開 画像で詳しく説明 - イクスタ
早稲田大学の日本史対策については下記の記事で具体的に触れていますので確認してみてください。
⇒ 早稲田大学日本史の過去問を10年分徹底研究!データでわかる早稲田日本史攻略法をキンドルで発売中- ikstudie
暗記のあとには必ず演習を!そこで日本史まとめノートが活躍!
日本史はインプット(覚える)のあとにアウトプット(演習)をすることが重要です。教科書や参考書を何度も読んで暗記した気になっていても、実際に日本史の入試問題を解くだけの実力がついているかどうかまた別問題です。暗記作業のあとには問題集などで演習を通して日本史の知識の定着を確認する必要があります。ここからは演習をする際の日本史ノートを使った勉強法についてご紹介していきますね。
ちなみにこの日本史のアプトプット(演習)は、通史は最低でも1周して、基礎が固まってからの実践してください。基礎が固まったかどうかの判断基準は、日本史教科書や読むタイプの参考書の太文字を6割くらいは暗記できていることです。
難関私立の日本史対策において最終的に重要になる考え方は「出来るものを増やす」よりも「出来ないものを減らす」ということです。受験勉強の最後の方では「苦手な分野を埋める」ことに時間を使うことになります。最後にその勉強法に移行した時に、今まで勉強記録が日本史まとめノートに残っているかないかで直前期の効率が全然違います。
僕の知り合いで大学受験で日本史を使っていた人に聞いてみた範囲で、日本史まとめノートをうまく利用して日本史の成績が劇的にあがった元受験生のノート作成法と勉強法をまとめてみます。
中央大学 総合政策学部 総合政策学科 合格
M.Kの日本史ノート使用法と勉強法
日本史で使用したノートは3つ
①問題集を解く用のノート
②授業ノート
③間違えたところをまとめたノート
・問題集、過去問、授業で間違えた問題やあやふやだった問題をノートにまとめた。
・自分なりの一問一答形式にしていた(左側に問題、線を引いて右側に解答)
・右側をオレンジで書き、赤シートで隠れるようにした。
・何度も繰り返した。日本史暗記は朝(7時~)にやっていた。間違えたところには付箋を貼り、取れるまで繰り返した。
・朝間違えた問題はその日の夕方と寝る直前にもう一度見直す。
早稲田大学 教育学部 社会科社会科学専修
どいまんの日本史ノート使用法と勉強法
・日本史まとめノートは問題集(Z会 日本史100題)を解くために使った。
・日本史問題集の大問1題につき、ノートの見開き1ページを使う。ノート見開きページの左側に問題集の問題を回答し、○付けをする。ノート見開きページの右側には、左側で間違えてしまった問題の解説を、教科書は他の参考書を参考にしながら自分で作り、文章や図にまとめた。そのほかにも、その大問で取り扱ったテーマについて関連する箇所を教科書、用語集、資料集などを使って復習し、知らなかった知識があればそれを自分でまとめて書き込んだ。
・問題集はZ会の実力をつける日本史100題を使ったので、100×2で200ページ、ノート三冊分にまとまった。
・自分が覚えにくい範囲は意外と偏っているので、一発で覚えられる範囲もあれば、なかなか覚えられない範囲もある。自分にとって覚えにくいところを重点的にまとめることで、入試直前でも使えるものになっていた。
・過去問などで問題演習をして、穴になっている範囲を発見できたらどんどんノートに書き足していった。
もう一度大学受験をするとしてもノートを作る
この日本史まとめノートを使った勉強法の効果は絶大です。僕は自信をもっておすすめすることが出来ます。むしろ、日本史を苦手と感じている受験生は全員この方法を活用すべきだと断言したいくらい効果がある勉強法です。
日本史のノートを使った勉強法で成績が上がった例
数年前、高3生の夏前の時点で日本史にほぼ手をつけられずにいたMARCH志望の僕の担当受験生がいました。その受験生は英語の完成に時間をかけなければならず、結局日本史は後回しになってしまっていました。夏前の時点で日本史に手がついていないと、入試までにMARCHレベルの日本史に対応するのは相当厳しいです。
しかし、その受験生はこの記事で紹介した日本史まとめノートを活用した勉強法で12月にはMARCHの過去問で合格平均点を得点できる日本史の実力をつけることが出来ました。もちろん、日本史のMarchレベルの日本史の合格平均点を取るためには毎日の目標を達成する根気と努力が必要ですし、この受験生は英語の基礎はある程度固まっていたので日本史の成績が飛躍的に伸びました。日本史まとめノートを活用した勉強法に本気で取り組めば日本史の実力が飛躍的にアップすることが保証できます。
ちなみに僕は受験生時代この日本史まとめMYノートを活用した勉強法でセンター模試の日本史の点数が2ヶ月間で(6月)53点から(8月)83点へ約30点をアップさせることができました。
日本史は学校の授業はまともに受けておらず(高2の冬のテストでビリから2位を取りました)、ゼロの状態からすべて独学で日本史の勉強を始めました。何もない状態から、日本史を大学受験レベルにするためにはこの日本史まとめノートを活用した勉強法が猛烈な威力を発揮しました。
日本史で難関大に合格するためには必須の能力、暗記のノウハウ
定着しやすい暗記法とは、五感をフルに使って覚えることです。
◯視覚を使う。単語を見る。
◯聴覚を使う。音読する。
◯触覚を使う。手で書く。
大学受験で日本史を使うみなさんの暗記法について、私がみなさんに言いたいのは、楽をして覚えようとしていないだろうか?ということです。試験で点をとるためにはたくさんの量を暗記する必要があります。しかし、楽に覚えられる魔法のような暗記法はありません。
たぶん、受験勉強を始めたばかりの受験生にとっては、想像しているよりも何回も何回も反復しなければ受験で点数を取れる暗記にはならないことを覚悟した方がよいかもしれません。
よくある話:時間がもったいない暗記法
単語を覚えるときに眺めるだけになっていないでしょうか?ちなみにぼくは赤シートを使った暗記あまりをおすすめしていません。赤シートを使うこと自体は効果的ではありますが、赤シートはあくまでも復習する時に使うべきです。初めて勉強する範囲の単語を覚えるときには眺める&赤シートでは効果が弱いです。暗記作業をした5分後にもう一度復習してみたら5分前に覚えたはずなのにもう忘れちゃってる、みたいなことないでしょうか?
暗記って意外と難しいです。大学受験で日本史を通用するレベルにまで持っていくための暗記力をつけるためにはいくつかの方法論を身につける必要があります。ただがむしゃらに勉強する前に、戦略や方法論を持って受験勉強に臨む必要があります。予備校では大学生スタッフが方法論や戦略を一緒に立ててくれる場合がありますが、独学で受験に臨んでいるみなさんは方法論や戦略論の重要性が認識できていないかもしれません。
ただ逆に、しっかりとした方法論や戦略を立てて受験勉強をしている受験生は少ないので、きちんとした勉強法や勉強計画を実行すれば、難関大学合格も夢ではありません。
本気で覚える気なら単語を書いて書きまくる、単語を見ながら音読するなど、負荷をかけなければ記憶に残らない、と考えてほぼ間違いはありません。逆に適切な負荷をかければ、そのぶん暗記として定着を臨むことができます。
実は忘れることの方が得意な「脳」
そもそも脳というのは覚えるよりも忘れることの方が得意です。普段の日常生活では目、耳などから入ってくる大量の情報をふるいにかけてたくさん忘れているのです。なぜなら、大量に入ってくる視覚情報や聴覚情報などをいちいち忘れなければ脳の記憶部分がパンクしてしまうからです。
脳は忘れることの方がが得意だという前提知識のもと、大学受験のための暗記について考える必要があります。効率的にいろいろと工夫をしなければ長期記憶として残りません。
ある事項を暗記するときにはその単語を覚えるために負荷と時間をかければかけるほど脳に印象を与えることができ、長期記憶となりテストで使える記憶にすることができます。
書いて音読して、書いて音読して、を健気に繰り返していくことが地道なようで最短の暗記法です。ここまでが、日本史に限らず、どの教科にも共通して言える暗記法の話でした。もちろん日本史の暗記法としても使えるので、実践してほしいです。
日本史特有の暗記ポイント
上記の、どの科目にも共通する暗記法をベースに考えたうえで、日本史の暗記法についてもっと詳しく話を進めたいと思います。
そもそも受験の日本史は膨大に知識があるので、やみくもに覚えようとしても頭に定着しづらいし、覚えきれずに消化不良をおこしやすいです。やみくもに覚えようとすることこそ日本史が苦手な人がやりがちなミスです。まずは「理解して覚える」ことに重点を置いてください。
「理解して、覚える」
日本史に関しては、細かい知識を頭に入れる前に全体的な枠組みをつかむ勉強法からはじめましょう。天皇、年号、総理大臣などその時代の政治権力の中心関係をまずは完璧に覚えます。政治権力の中心をまず覚えてしまえば、その時代の軸を理解することに繋がり、より細かい知識を覚えやすくなります。
マンガに例えてみるとわかりやすいかもしれません。マンガ好きの人は、お気に入りのマンガであれば何度も何度も読むかと思います。好きで何度も何度も読んでる読むうちにセリフやシーンをいつの間にか覚えられているでしょう。日本史も同様の感覚で、お気に入りのマンガを読むのと同じように教科書や参考書のどのページになにが書いてあるかがイメージできるくらいまで読み込むことが出来れば、その記憶はもう二度と忘れないくらいしっかりと定着しています。
教科書や参考書などでは内容が固くて頭に入って来にくいと感じる人は、日本史の高速マスター「目と耳で覚える日本史B」を活用して音声を聞きながら教科書を読むと、内容がずいぶんとよく理解できます。ぜひ活用しましょう!
音読の実践で相乗効果を得る
時代の流れ、枠組みが理解できたら次は→細かい言葉の暗記です。時代の流れをつかめていれば、ずいぶんと楽に日本史用語を頭に入れることができるようになっているでしょう。ここで、さらに頭に定着させる方法があります。それは、声に出すことです。
英語では当たり前のようにやっている音読ですが、当然他の科目でも応用できます。声に出すことはどの科目においても、知識を暗記する上で非常に有効な手段なのです。これは脳科学でも証明されています。
入試問題文がそのまま出る!教科書の重要性
演習量が合否の分かれ目と言っても過言ではないくらい大切な過去問演習をがんがん進めていくために、今のうちに基礎を固めておきたいものです。
日本史の勉強といえば、授業で先生の話を聞いて、教科書にマーカーを引いて、問題集を解いて、一問一答なんかもやって、わからない単語は用語集で調べて…といった感じでしょうか。だいたいの受験生のみなさんはこのようなサイクルの勉強法を実践しているのではないかと思います。この中で私が受験生のときにいちばん重要視したのは、山川出版の日本史の教科書です。
理由は、『入試問題は教科書から出題されるから』これに尽きます。私の学校の先生はずっと、教科書をやれ教科書をやれと口を酸っぱくして言っていたので私は教科書を読み込んでいたのですが、教科書の重要性を身をもって感じたのは、私が秋以降に過去問演習を本格的に始めてから、また入試本番の最中のことです。特に、センター試験やMARCHの入試問題は教科書の内容をいかに仕上げられているかが大切です。
*センター試験問題と教科書*
センター試験は用語を覚えてそれを回答するといった試験形式ではないのはみなさんも体験しているでしょう。ある時代のある分野について文章が選択肢としてあり、その正誤を問う問題が多いのです。例えばこの問題。
《2015年日本史B大問3 問3》
Y 京都で起きた天文法華の乱では、一向一揆が延暦寺により攻撃された。
《2015年日本史B大問4 問3》
X 仙台藩主伊達政宗は、メキシコと直接貿易を開くために、家臣をスペインに派遣した。
この選択肢の正誤、わかりますか?
「天文法華の乱、一向一揆、延暦寺、という用語はわかるけど、この文章が合っているかはちょっと…」、「スペイン?メキシコ?伊達政宗…?」となったりしていませんか?
答えを先に言うと、1問目は誤り、2問目は正解です。
解説すると、1問目は一向一揆が延暦寺に攻撃された、が誤りですね。1536年、法華一揆は延暦寺と衝突し、焼き討ちを受けて、一時的に京都を追われます。これを天門法華の乱といいます。と!!教科書に書いてあります。法華一揆と一向一揆は対決していますが、延暦寺と衝突したのは法華一揆です。
2問目は正解ですが、解説します。「仙台藩主伊達政宗は、1613年家臣の支倉常長をスペインに派遣して直接貿易をひらこうとした」と教科書にある通り、この選択肢は正解ですね。
これは実際に私が試験中に体験したことです。センター試験当日朝、私は一問一答ではなく教科書を読み込んでいました。そのときちょうど読んでいたのが教科書の新仏教の発展と、初期の外交の話のところ。あまり自信のないところだったので読んでいたのですが、たまたまそこが出題されたのです。ここで言いたいことは、センター試験直前に見たものは試験に出る!!
…ということではもちろんありませんよ!
ここで言いたいことは、センター試験は用語を知っているだけでは太刀打ちできないということです。じゃあ他の参考書で流れをつかめばいいじゃん!その通り、出来事の因果関係、流れをつかめばいいんです。でももう一度2問目を見てみて下さい。問題の選択肢と、教科書の記述、ほぼ同じ文章じゃないですか?似た文章が問題に出るなら、教科書をたくさん読み込んだ方がお得な勉強法じゃないですか?ということです。
*MARCHの入試問題と教科書*
MARCHと言っても出題範囲は教科書が基本です。出題形式はセンター試験のような正誤を問う問題、用語を選ばせる問題、書かせる問題、多種多様ですが、教科書さえ完璧にすればしっかり対応できます。例えばこの問題。
《2015立教大学文学部日本史ⅠA3》
①官人には、官職に応じて職田、職封などが支給された。
②太政官のもとに八省が置かれ、行政や財政・軍事などの職務を担当した。
③天皇、国家、尊属に対する罪は八虐と言われ、貴族でも罪を免れないものとされた。
④律は行政組織・官吏の勤務規定や人民の租税・労役などに関する規定であった。
この中で正しくないものを選ばせる問題ですが、これも教科書本文に解答が書かれてあります。「令は行政組織・官吏の勤務規定や人民の租税・労役などに関する規定」と教科書に書かれてあるのです。選択肢は教科書の文章をすこし変えただけのものですね。
このように、入試に必要な情報は教科書に詰まっています。また、ほんの一部しか示せていませんがその多くは入試に出てくる形で載っています。私は、新しく出てきた情報はすべて教科書に書き込んで情報を一つにまとめていました。そしてそれを何度も何度も読み込みました。私は山川の日本史の教科書は無敵だと思っています。教科書を活用した勉強法の重要性、伝わりましたでしょうか。
👉 日本史の入試問題って「教科書」から出題されるんです - イクスタ
イクスタで人気の参考書ランキング。イクスタ内での購入数とイクスタ編集部によるポイントでもっとも人気の参考書を発表します。
日本史の木の幹を立てる。東進「金谷の日本史」を使って基礎を固める勉強法
●金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本
最初にも述べましたが、日本史を深く理解するためには「なぜこの政策や戦いが起こったのか?」という事象の原因と、「時代や事件の流れ」という大きな流れをまず意識する必要があります。これがいわゆる「木の幹から固める」勉強法です。
そこで活用したいのが、この『金谷先生の「なぜ」と「流れ」がわかる本』です。この本の特徴は以下の2点です。
・「なぜ」と「流れ」が図解で明確にわかる
・教科書よりも読みやすく、すっきりと理解できる
使い方のおすすめは、教科書を読む前にこの本を使い、「なぜ」と「流れ」を頭に叩き込むことです。細かい事象は書いてありませんが、おおまかな概要はこの本があれば理解できます。先に概要が掴めていると教科書などの内容が簡単に入ってきます。
あとは図解をノートに書き写す勉強法もおすすめです。できれば、ノートを見開きでみたときに左ページにはその図解を書き写し、右ページには教科書や資料集の補足を書けるようにしておくと便利だと思います。このノートは受験直前期や試験の休み時間にもパッと見れてわかりやすいものになるので、私は愛用していました。
●日本史問題集完全版
私個人的にはこの参考書をやり込んだことが合格にもつながったと思っています。日本史というと暗記学習中心で1問1答などをやりがちですが、まずは文章題の中で適切な答えを書く、記述で書けるという状態をつくってから細かい知識や詰め込みの暗記をするほうが結果が出る勉強法です。
この本の特徴は以下の3点です。
・教科書に沿って設問が設置されている
・大学の過去問から出典しているので本番に近い問題が解ける
・解説が詳しい
使い方は、まず問題を制限時間内で解きます。その後解答解説を見て、じっくり理解を深める。そして点数のチェックリストを作成し得点を記入する。そして何周も繰り返す。このプロセスが大切になります。点数のチェックリストを作成することで自分の弱点分野が目に見えてわかります。こうしておくことで直前の弱点補強をする際にも一発で自分の弱点がわかります。あとは解説を熟読してください。かなり詳しく書いてあるのでここでも新たな発見があるでしょう。
👉 日本史の木の幹を立てる。東進「金谷の日本史」を使って基礎を固める勉強法 - イクスタ
実況中継を使った日本史の勉強法
志望校などにもよりますが、早稲田や慶応などの難関私大が第一志望で日本史を使う場合、学校で配られる教科書を使っている場合は、僕は出来れば読むタイプの参考書に乗り換えることをおすすめします。読むタイプ参考書はいくつかの出版社から違う種類の参考書が出されていますが、僕は「日本史の実況中継①〜⑤」が一番のおすすめです。僕がもう一度大学受験をするとしてもこの参考書を使いたいと言えるほどおすすめですし、僕が予備校でMarch志望の受験生に日本史の勉強法を聞かれた場合もまずこの参考書をおすすめしてきました。
石川晶康 日本史B講義の実況中継(1)原始~古代 (実況中継シリーズ)(amazon)
なぜこの参考書をおすすめするか、その理由は2つあります。
まず一つ目の理由として、教科書は流れがつかみにくいです。教科書だと300ページ弱に日本史で履修すべきすべての範囲が詰め込んであるので、日本史の流れや前後関係を把握しにくく、読んだ後にあまり頭に残りません。そのため終始問題で細かい知識を問われる大学を受験する場合には成績が上がりづらいことがあります。
二つ目の理由として、この参考書は某予備校のトップ講師が普段教室で教えている授業を文章化しわかりやすくまとめた参考書のため、大学入試で良い点数を取るために最適化された参考書だといういうことです。実際に使ってみてわかると思いますが、日本史の難しい箇所もわかりやすく解説されており、理解と暗記に役立ちます。(この先生はもう若くないのですが、真っ赤なフェラーリで予備校に乗り入れているそうです。笑)
日本史B講義の実況中継についてもっと詳しく特徴や使い方を知りたい受験生はこちら!
👉 【日本史】独学で通史を勉強し、難関大を目指すなら実況中継をやりこめ! - イクスタ
以上の理由から読むタイプの参考書に乗り換えることをおすすめします。ただ、国立の記述対策をする必要がある人は、むしろ教科書をおすすめします。難関私大志望の受験生にはこの実況中継を使った勉強法がおすすめです。
山川の用語集を使った日本史の勉強法
私大の受験生には読むタイプの参考書の方が勉強のしやすさという点でおすすめです。それでも私大志望の受験生がもし教科書を使い続ける場合には教科書と一緒に必ず山川の用語集を準備しておきましょう。教科書を読んでわからなくなったら用語集で関連の用語を調べてみてください。(アマゾンの中古で1円で買えます。もしまだ持っていない場合はアマゾンで買いましょう)
日本史の教科書に出てくるキーワードひとつひとつについて詳しく解説が載っています。おそらく教科書と同じくらいの分量があります。用語集には大学受験で求められるほぼすべての用語の説明が詳しく載っているため、覚えるべき知識量という点では十分なレベルです。
直近のセンター模試で日本史が50点くらいの受験生は、読むタイプの参考書や教科書を使って最低2周は読み終えた分野や自分が得意な分野から問題集を解き始めてください。
おすすめの問題集は「Z会の日本史100題」または「東進の日本史問題集」です。遅くとも高3の7月中にはに最低でも全範囲を1周終わらせるペースで計画を立てるのがベストです。僕は「Z会の日本史100題」をおすすめします。こちらは問題のページ数と同じくらい解説がしっかりしているので、その問題に関する知識だけではなく周辺の知識も一緒に復習することができるので総合的な力がつく、よく考えて作られた参考書だと思います。
実力をつける日本史100題[改訂第3版](amazon)
僕は実際にこの問題集を一番メインの問題集としてやりこみました。ノートにこの問題集を解いて解説を作るというオリジナルの日本史ノートを作成する勉強法がMarchの合格に一番役に立ったと思います。この問題集のオリジナルノートは全部で4冊ほどになり、実際の入試会場に、日本史はそのノートしか持っていかなくても良いほど役に立つノート作りができました。難関私大を目指すのであれば、メイン問題集にしたい参考書です。
得意な範囲は問題集を進めつつ、苦手な分野は引き続き読むタイプの参考書や教科書で何度も復習しましょう。問題集に取り組み始める目安は、教科書や参考書の太字部分を7割くらい覚えられていることが目安です。
イクスタからのお知らせ
あなた専属の受験監督が、イクスタサイト内の全てのノウハウであなたの志望校合格を叶えます...!

今の勉強が合っているかわからない不安から直前期の赤本の使い方まで、受験指導経験10年のプロがあらゆる面から志望合格をバックアップします!
一問一答を使った日本史の勉強法
ここからは、日本史一問一答を使った勉強法についてお話しします!
日本史の勉強を始めたら、なんとなくまず一問一答に手が伸びますよね。一問一答は特に、用語を答えさせることが比較的多い私大入試に向いている参考書です。
一問一答のいいところは、この説明が何のことを言っているのかを用語ごとにチェックできることです。日本史の用語を網羅的にカバーできます。でもこれを使いこなせてる受験生はどのくらいいるのでしょうか。みなさん、使いこなせているでしょうか。
一問一答は、当たり前ですが一問につき答えはひとつです(笑)また、入試に出る可能性のある用語のほとんどが問題になっているので、問題の総数はとても多いです。これをこなすのもまた大変なんですね…。
正直に話すと、私はこの一問一答を上手く使いこなせなかった受験生の一人です。今日お話しするのは、一問一答をばりばりに使い込んで一問一答で日本史を成績を大幅にアップさせた私の友人の受験生時代の話です。
*日本史一問一答を使った私の勉強法(失敗例)*
まず、私がどのように使っていたか。使っていたものは東進の日本史B一問一答【完全版】 です。
まずこの一問一答の問題文を読んで、答えを赤シートなどで隠し、合っていれば問題番号を消し、「あ、ちがった…」となったら番号はそのままにして、次からは残った番号だけを進めていきます。今日は江戸時代、今日はなんとなく縄文時代、そういえば最近現代史やってないから現代史…といったように、何となくで一問一答の使い方にこだわりなどは持たずに進めていました。
一番やってはいけません!何となく勉強!!実際のところ、どの勉強法が効果的か、効率が良いかなどと考えているよりもどんどん手を動かした方が早いです。でもがむしゃらにやることと手を動かすことは別物です。頭を使って一問一答を使うべきでした…なんとなく勉強をしていたために、一問一答を使った私の日本史の成績はそこまでうまくあがりませんでした。
x*日本史一問一答を使った友人の勉強法(成功例)*
まず彼女は一問一答を猛スピードでやるのです。問題文を読むというより、見るというか確認する程度のスピードで目を通し、その速さおよそ3秒ほど。じっくりやるというよりは、速く解いてどんどん次の問題を解き、何周もする方法でした。じっくりやったってどうせ忘れちゃうんです。だから一回当たりの時間を短くして、何度も目に触れるようにしたのです。
また彼女は一問一答を使う上でもうひと工夫をしていました。それは進め方です。
今日は縄文時代、明日は弥生時代、明後日は飛鳥時代、という風に進めると、また縄文時代に戻ってくるのは何日後でしょうか。そこで彼女は、全範囲を①原始から平安、②鎌倉から江戸、③明治以降、の3つに分け、一日で3つのセクションをすべて触れ、少しずつ進めていたのです。そうすれば、最初に触れた時代に戻ってくるまでの時間が短くなり、何度も触れられるので脳への定着度が上がります。この方法は、全時代を同時に進めることができるだけではなく、脳科学的にも暗記の方法として効率的な勉強法でした。
成功した勉強法で着目すべきは時間と回数
私と彼女の違いは、①1問にかける時間の差、②1問に目を通す回数の差です。どの参考書でも、何度も繰り返すことは大切ですが、特に問題数の多い一問一答をやるのであれば、ひと工夫加えてみることで効果は変わってくると思います。
一問一答は問題量が売り
一問一答は問題量が売りの参考書です。一問に時間かけてやるのは数学や英語です。特に日本史は目を通すことが重要なので時間をかけないのがいいのです。日本史は暗記の科目なので、いくら考えても覚えてないものは覚えてないと割り切って答えを見てしまいましょう!目安は私の友達の一問3秒です!頑張りましょう!
問題を繰り返し、条件反射でこたえられる状態へ
そして短い時間で目を通す回数を増やすことで条件反射で答えがわかるような状態になっていきます。考える必要がないくらい脳に刷り込まれるので、回数を繰り返すことは重要です。どんどん回数を繰り返すことで一問一答を解き終わるスピードも上がっていきます!すべての問題が条件反射で答えが出るぐらいやりこみましょう!
日本史の一問一答を大学受験に使う場合には、一問あたりにかける時間を短くし、何周も繰り返すつもりで使い込んで行ってください。そうすれば、じっくり一問一答を進めるよりも日本史の成績は大きく上がっていくはずです。
どうしても覚えられない単語は単語カードを作ろう!
日本史の一問一答を長く使っていると、何度繰り返してもどうしても覚えられない単語が出てきます。特に文化史は単純に暗記する必要がある単語が多く出てきます。政治や経済の分野であれば、その前後の流れで理解しながら覚えることができるのですが、単純に暗記する文化史は何度やっても覚えられないことも多いです。そんなときに使えるのが単語カードを活用した勉強法!
本当に覚えられない用語を単語カードに追加しよう!
一問一答を繰り返して、覚えられない単語を抜き出し、単語カードにします。重要なのは「本当に覚えにくい」単語だけを繰り返すことです。単語カードを使うと暗記の効果は絶大ですが、カードを作るときに時間がかかってしまいます。カードを作っている間に繰り返すことで覚えられる単語もあるかもしれません。そこの見極めは難しいですが、自分が本当に暗記したい、暗記しなければならない単語だけに使ってくださいね。
日本史の一問一答を素早く何度も繰り返す、それでも覚えられない単語はカードにする、この2段構えで日本史の暗記はばっちりです!是非ご参考に!
👉 少しひと工夫で暗記の定着が変わる!日本史一問一答の使い方 - イクスタ
ここまでは一問一答で日本史の成績を上げる勉強法をご説明してきましたが、日本史の勉強を始めるにあたっては一問一答から手をつけるべきではありません。日本史の流れを理解するところから入る必要があります。日本史の基礎が定着してから一問一答に移動してくださいね。
早稲田の日本史で合格点を取りたいなら一問一答から手をつけてはいけない!
ここからは日本史を独学で勉強している人に起こりがちな一問一答から手をつけてしまうというミスについてご説明します。私大の最難関である早稲田大学に合格するための日本史の実力をつける勉強法という観点です。
早稲田の日本史は私大の中で一番難しいのですが、出題される問題が難しいからと言って勘違いしがちなのが、一問一答から手をつけてしまうという勉強法なんです。これは僕の受験生時代の体験と、予備校スタッフとして早稲田に日本史で合格していく生徒と早稲田対策の勉強法を話し合ってきた経験から自信を持ってみなさんに伝えたい大事なポイントです。
一問一答には載っている知識量も多いですし、大学受験で問われる知識はほとんど網羅しているため、一問一答から始めたい気持ちも分かります(僕も実際にそうでした)。しかし、一問一答から日本史の勉強を始めるのは実は効率が悪い勉強法なのです。これは僕の受験時代の失敗からもそう言えます。その理由は2つほどあります。
一問一答から手をつけてはいけない理由① 単純暗記は効率が悪い...
一問一答の勉強の仕方は、クイズ形式の一文に対する答えを覚えていく方式です。この方式ではひとつひとつの知識を単体として覚えていくという作業になりますが、この暗記を進める勉強法、実は効率が悪いんです。脳科学的な記憶術として有効なのは「何かと関連付けて覚える」という鉄則があります。
つまり、一問一答でその場で覚えても、すぐに忘れやすいんですね。一問一答などのタイプの単純暗記は短い期間では覚えておけるのですが、大学受験など長い間記憶しておく必要がある場合には相性が悪く、忘れてからまた同じ範囲を繰り返して勉強しなければいけないので、効率が悪い勉強法なんです。
そのため、現役で早稲田の日本史の合格点を取りたい受験生は、10月くらいから入試直前期に知識の抜けをチェックする目的で一問一答を使うのが正しい使い方です。一問一答から日本史の勉強を始めることをおすすめするのは、クラスで一番と言えるくらい記憶力に自信がある人か、時間が十分にある浪人生か、受験まであと3ヶ月ほどしかなく一発逆転を狙う受験生などです。つまり正攻法で日本史の成績を伸ばしたい場合には一問一答から手をつけてはいけません。
着実に早稲田に通用する実力をつけたい場合は、読むタイプの参考書から日本史の勉強を始め、Z会の100題などの問題集を解いてから、最後に苦手な分野や文化史などの知識の穴埋めをするために一問一答を活用する勉強法が一番おすすめです。一問一答から始めてしまうのは、独学で、周りに勉強法を聞ける人がいない受験生がやってしまいがちな勘違いなんです。
一問一答から手をつけてはいけない理由② 最近の早稲田の日本史では、断片的な知識ではなく、枠組みの理解が求められる!
例えば一問一答で勉強していると出てくるのが、「1918年に発生した、物価の急騰で富山の主婦層が暴動を起こした事件をなんというか」これの答えは「米騒動」です。一問一答を使って勉強すると、問題文とそれに対応する答えを覚え続けていく作業が必要になりますが、このシンプルな関係を覚えていくことで対応できる日本史の入試問題のレベルはMarchまでなんです。
入試問題で問われる知識の暗記と理解の違いについては、たーゆという大学生の記事があるので下記の記事を参照してください。👉 早慶上智とMarchにおける入試問題の本質的な違いを知っておこう - イクスタ
早稲田を始め、慶應や上智の日本史ではさらに一歩踏み込んだ問題を出題されます。そのため、早稲田や慶應上智の日本史で合格点を取りたい場合には、米騒動に関しては「米騒動の裏には「第一次世界大戦」と「資本主義の発展」が隠れている」という出来事の相関関係を理解できていないと入試問題で得点できません。
一問一答を使っての対策が有効なのは、10年くらい昔の早稲田の日本史です。昔の入試問題は確かに細かい知識の暗記が求められましたが、現在の入試問題は暗記よりも理解している受験生の方が得点できる出題になっています。
そのため、早稲田の日本史で合格点を取るための勉強法としては、まず読むタイプの参考書で政治史を中心とした政権の移り変わりの流れを暗記しながら理解し、この記事で紹介した問題集などで体系的な知識の確認を行ってから、復習のチェックとして一問一答を使うのが、一番王道で着実に安定して日本史の成績をあげることが出来る勉強法なんです。
センターレベルの日本史勉強法 「センター日本史は教科書読めば9割とれる」は本当?
これは、わたしが受験生時代に聞いた言葉です。ネットでも、類似の質問が多く上がっていました。
たしかにセンター日本史は、“教科書レベル”から出題されます。 つまり、教科書が100%入っていたら、満点が取れます。
でも、読めば9割取れるはおかしいです。流れこそ理解できても語句を全て暗記できるでしょうか?
複雑な箇所を理解できますか?正序問題が解けますか? 今から、センター日本史で9割を取る勉強法をお伝えします!
まずは教科書でセンター日本史の全体像をインプット
さっきの一説にもありましたが・・・教科書は大切です。
10ページごとに付箋を貼って、暇な時間に少しずつ読む。 下の注釈や図表は頻出なので、しっかり読みましょう。10ページなんて、五回ページをめくるだけの量です。 教科書は全部で300ページほど。1か月続ければ、一周します。 もし、高2生なら、12周できますね。
受験生でも、1周はできます。ですが簡単なように見えて、毎日続けるとなると、結構できない勉強です。
東大に行った友達は、高2の時、こう言いました。
「寝る前にお湯を一杯飲む。それ自体はとても簡単なことだけど、毎日続けるとなるとできない。代わりに、やれたら力になるよね」と。
「50回の腹筋を時々、より15回を毎日」とコーチに言われたこともあります。 ホントにそうなんですよねー。私も毎日夜筋トレすると決めましたが、心が折れる日もあります・・・。
ちょっと脱線しましたが・・・一度に全部読もうとすると、とても大変です。
「直前なのに全然読んでないよ!!読み切れない!」とならないように、計画的に読みましょう。
きっとそれは大きな力になります。もちろん、流れはわかるでしょうし、未習範囲の予習もできます。
ですが、それ以上に、「毎日継続して努力できる力」があなたの最大の武器になるでしょう。
では、読むだけでいいのか。違います。
日本史用語集を活用してセンターレベルの知識をインプット
① 教科書の注釈の中の語句、② あまり有名でない語句、③ よくわからなかった箇所、は用語集を引きましょう。
引いたら、絶対にマーカーでチェックをつけること。
教科書に出てくる語句の用語集での頻度は高いはずです。 抜けのないようにしてください。山川の用語集の文章は、おもしろいくらいそのまま私大で出題される日本史の問題ののリード文になっているのでそのまま覚えてしまえばよいです。
問題演習で日本史のアウトプット
読むだけでは暗記は絶対に無理です。覚えた気にはなるかもしれませんが定着していないことがほとんど。
インプットとアウトプットを併行して行いましょう!
わたしのオススメは、山川日本史ノートと山川総合テストです。 日本史ノートは、図に書き込むようなやつです。コピーして何回も書いて覚えました。
厄介な家系図や年表がピックアップされていて、整理できます。
これもただ埋めるだけでは覚えられいので、自分の手で何回でも書きましょう。 目安は、真っ白な紙に再現できるようになるまでです!
総合テストは、問題集です。記号式だったり、センターっぽい問題もあります。
教科書で読んだ範囲を併行してやると理解を深められます。 整序などもあり、暗記はもちろんちゃんと理解していないとできません。
あと、一般的ですが、一問一答。これは、深い理解はあまりいりません。
ただただ単語を暗記できているかどうか、です。 もちろんこの力も必要なので、しっかり固めてください。
センター過去問演習でアウトプット
ついに出ました、過去問!!
この子は、最高の教科書なんです!
この段階までに、上記のことを大抵こなしていることが前提です。 数年分解けば、だいたいの範囲は網羅されます。自分の苦手や、”抜け”を見つけられますね。 不安なところは教科書に戻ったり、ノートにまとめなおしましょう!
センター日本史を制するための勉強法
センターも二次も・・・ ただ読んだだけ、流れはわかるけど覚えられてない・・・インプット偏り型では解けません。
一問一答形式の丸暗記はしてるけど・・・のアウトプット偏り型でも解けません。
日本史で大切なのは、ズバリ!!インプットとアウトプットの両立です!!!
この両立によってこそ、知識が定着するんです。どちらも欠けてはいけません。
日本史を一回しっかりやると、楽しいことも多いです。
テレビの日本史ものも楽しめますますし、手軽な国内旅行もより楽しめます。
辛いかもしれませんが、楽しむことも忘れずに頑張ってくださいね!
👉 【誰でもできるセンター日本史勉強法】9割だって夢じゃない!完全攻略☆ - イクスタ
国立二次など日本史論述問題対策の勉強法
二次試験の日本史にはセンター試験では出題されない「論述問題」というものがあります。社会は暗記科目と言われますがこの論述問題は暗記だけでは解けない問題です。論述問題は歴史の流れ、本質をつかみ論理的に述べないと点数にならないでしょう。
「論述問題は点数が取れそうにないな…」と諦めて、論述問題を対策しない人は少なくありません。しかし、日本史の論述問題はしっかり対策をして、点数の取り方を知っていれば点数は十分とれる問題です。今回は日本史の論述問題の勉強法から点数の取り方まで詳細に説明していきます。
僕は今から説明する論述問題対策法を実践することで、一橋大学の論述を乗り越え、合格することができました。国公立を受験する受験生も、私大を受験する受験生も日本史の論述問題対策の勉強法を実践して周りとの差を広げましょう!
日本史の論述対策を勉強し始めるタイミング
まず日本史の論述問題を対策する前に「まだ論述を対策するのは早いのでは…」と感じていませんか?論述問題を始めるタイミングというのは受験する大学によっても違いますが、始め時がわからない受験生は多いと思います。まずは論述問題を対策し始めるタイミングについて説明します。
まずは用語暗記で基礎を固める
まずは日本史の主要な用語を暗記して基礎を固めましょう!基礎が固まったかどうかはセンター日本史の過去問の点数で図ってください。7割以上取れていたらある程度基礎は固まってきています。論述問題を対策し始めても大丈夫でしょう!
過去問は論述対策をする前に解く
過去問はある程度実力がついてから解いた方がいいという人もいますが、論述問題を対策する前に過去問は2,3年分は解きましょう。過去問を解くことでどの時代が出やすいのか、どんな問題が出るのかを知ることができます。
日本史の論述問題勉強法
日本史は暗記で解ける問題が多いため論述問題が出ない大学を受験する場合、比較的勉強しやすい科目ですが論述問題は対策法や勉強法がわかりにくいです。間違った対策法、勉強法をしてしまうとうまく点数は伸びないでしょう。
教科書を読む
日本史の論述で一番必要なことは日本史の流れを掴んでいることです。論述問題は「○○の起きた背景と原因を答えよ」、「なぜ○○制度が作られたか答えよ」など歴史の因果関係を答えさせる問題が非常に多いです。一つの物事を説明するだけでなく、物事の背景や原因を答えなければならないのです。いつの時代にそれが起きたのか、その時代に他に何が起きたのかを知らなければ答えられません。
まずは教科書を読みましょう!教科書は一冊ですべての流れがつかめるだけでなく論述で必要な歴史しか載っていないので、無駄な情報がなく歴史の流れがつかみやすいです。おすすめの教科書は山川の日本史研究です。
歴史の流れが一番わかりやすくかつ詳細に書かれた参考書なので歴史の全容がとてもつかみやすいです!
日本史の論述対策用参考書を準備する
日本史全体の流れ、全容が掴めてきたら論述対策用の参考書を買いましょう!参考書を解きながら、わからなかった問題は教科書を読んだりして情報をノートにまとめましょう。一問一問解き終わった後に教科書を読み、情報をノートでまとめて復習することで参考書を一周したら流れを完璧に把握できるノートが完成します。
流れを完璧に把握できるノートを作る
先ほど言ったように、参考書を解いていく中で間違えた問題についてノートにまとめましょう!
「なぜ○○制度が作られたのか答えよ」という問題が答えられなかった場合、○○制度の時代背景、原因、結果ををまとめるといいでしょう!教科書を読みながら情報をノートに書き込んでいくと流れを復習できるのでおすすめな勉強法です。
まとめたノートを作り終わったら間違えた問題をノートを見ないで答えてみましょう。この時の注意点は背景→原因→結果という流れを意識しながら答えることです。後ほど説明しますがこの背景→原因→結果という流れが論述問題で点数をとるためのコツです。
過去問の傾向を掴む
日本史の論述問題は大学によって論述量や出題されやすい時代などが全然違います。
例えば一橋大学は400×3文字の論述問題、東大は100~200文字の論述問題、私大だと30~50文字の論述問題など大学によって論述量が違います。時代の傾向も大学によって明治時代が多く出題されたり、江戸時代が多く出題されたり様々です。
自分の志望校の問題をたくさん解いて傾向を掴み、傾向にマッチした勉強法を取り入れましょう!もし自分の志望校が明治時代が多く出題されるのであれば明治時代を重点的に勉強したり、論述量が多いのであれば論述量が多い問題が記載された参考書を買った勉強法が必要になります!
日本史の論述で採点者に受けが良い論理的文章の書き方
いくら日本史の論述問題を勉強して知識を得たとしても、それを文章として表わすことができなければ点数に結び付きません!せっかく勉強して流れを掴めているのにそれをうまく表すことができず、点数にならないのはもったいないことです。
アウトラインを決める
まず問題を読んだらアウトラインを決めましょう!アウトラインとは簡単に言うと、何を書くのかを列挙し、それらの書く順番を決めることです。日本史の論述問題はほとんど字数制限があります。限られた文字数の中で必要な情報を書くためには、思いついたことをそのまま書いていくだけでは字数オーバーになってしまいます。
逆算して情報を箇条書きをする
まずは書き始める前に書くことを箇条書きしましょう!箇条書きをする時のコツとして結果→原因→背景と逆算して考えていくと書きやすいです。
例えば、「最近CDが売れなくなりました。その理由を答えなさい」という問題があったとします。
結果としてCDが売れないという状態があります。その理由を考えると携帯で音楽を聴く人が増えたという原因が見つかります。さらになぜ携帯で音楽を聴く人が増えたかを考えるとスマートフォンが普及したからという背景が見つかります。
このように逆算して書くべき情報を箇条書きしていくと抜けもれなく情報を列挙することができます。また、結果は一つの情報だけですが原因や背景は複数個あるときが多いので、思いつくだけ箇条書きにしましょう!
箇条書きした情報を取捨選択する
箇条書きが終わったらどの情報を文章にいれるのかを決めます。箇条書きにした情報はできるだけ多くいれたほうがいいですが、文字数の制限があるので必要な情報だけ書かなければいけません。ここで重要なことは何を聞かれているかをもう一度確認することです。問題で聞かれてもない情報を書いても点数になりません。
背景→原因→結果の順番で書く
必要な情報だけ残したら解答を作成していきましょう。ここで注意するのが情報を箇条書きした時とは逆の順番で書くことです。先ほども言いましたが背景→原因→結果の順番で書くと論理的な文章になり、とても内容が伝わりやすいです。
文字数が極端に少ないときは原因と結果だけ書く
私大の論述問題だと30~50字で書かなければならない問題が出題されることがあります。そんな時は背景を省いて原因→結果という流れで書きましょう!
論述問題では「なぜ」の答えとなる原因が一番重大切なので、文字数が少ない時は原因と結果を書くことを優先しましょう!
論述問題で一点でも多く取るためのテクニック
論述の勉強法、書き方はわかったけど他に点数を伸ばす方法ないの?という人に日本史の論述問題で簡単に点数を伸ばす方法を教えます!しかし、今から紹介するテクニックだけを学んでも意味がありません。このテクニックは論述の勉強法、書き方を学んでから始めて効果を発揮します。しっかりと論述問題対策をして、歴史の流れを掴んだ上で実践してください!
重要なキーワードを入れる
論述問題はキーワードというものがあり、採点者が求める単語を書くと加点されます。文章を書くときにはキーワードを意識しながら書くと点数が伸びます。論述をするときはできるだけ固有名詞を使うとそれがキーワードで加点されたりします。
上の例だと
・スマートフォン
・音楽
・CD
この三つがキーワード(固有名詞)です。
キーワードを多く入れこむことでどんどん加点され点数が伸びていくので、日本史の用語はしっかりと暗記しておきましょう!
日本史の論述は正しい方法で対策すれば必ず伸びる
日本史の論述問題は点数が取れない受験生がとても多いです。論述問題を対策して、点数が取れるようになれば他の受験生と圧倒的な差を生み出すことができるでしょう。他の受験生との差を生みだしやすいのが実は日本史の論述問題なのです。
確かに論述問題は難しいかもしれません。しかし、正しい勉強法で対策をすれば必ず点数は取れるようになります!日本史の論述対策をして他の受験生と圧倒的な差をつけましょう!
日本史の勉強法まとめ
ここまで、日本史の勉強法に関して、取り組む際の考え方から暗記法、おすすめの参考書、レベル別の対策法まで、あらゆる観点から実際に結果を出した人たちが使える勉強法をご紹介してきました。自分の受験勉強において取り入れることができそうな部分は積極的に取り入れて、自分の望む結果を手に入れてくださいね。
日本史




