予備校に通わず独学するのが不安な受験生が知っておくべき4つの知識
こんにちは、もりもりです。現役で東京大学に合格し、3大予備校のひとつでチューターとして働いていました。
今回は「予備校に通わず、独学でも大学受験に受かるのか?」という疑問に答えていきたいと思います。
結論として、私は「工夫によって予備校に通うメリットを補えれば、独学でも大学受験に合格できる」と考えています。
目次
そもそも予備校に通うことのメリットとは何なのか?
私自身、大学受験生時代は予備校に通っていましたし、大学に入学してからは大手予備校のスタッフとして働いていました。これらの体験から、お金をかけてでも大学受験予備校に通うメリットは、
①勉強のやり方を学ぶ
②わからないところを質問できる
③勉強が出来る環境に身をおく
④自分の立ち位置を知る
という4点が挙げられると思います。
大学受験において成績は「勉強のやり方を学ぶ」+「自分で計画的に勉強する」という2つの条件を満たしてはじめて伸びるものなので、予備校に通っている高校生は①~④のメリットを受け取ることによって勉強のサイクルを立てられるようになるというのが強みですね。
「これだけ予備校に通うメリットがあるなら、やっぱり予備校は必要なんじゃないか…」と思う方がいると思います。しかし、①~④のメリットは工夫次第で独学でも自分で補うことができます!順に見ていきましょう。
独学だからこそ「勉強のやり方」をネットで仕入れる!
まず①「勉強のやり方を学ぶ」についてです。「勉強のやり方」というのは、普段の予習復習の方法や、志望大学ごとの対策方法、スケジュール管理の方法などのことです。
中高生でもスマホを持てるようになる5年ほど前までは、中高生が受験勉強に向けた勉強法を学びたい・知りたいということがあっても自分から調べる手段を持っていませんでした。そのため、ほとんどの大学受験生がお金を払って予備校に通い、予備校に蓄積されたノウハウを学びに行くというスタイルをとっていました。
私自身もガラケー世代であり、通っていた高校には志望大学に合格するためのノウハウがあまりなかった(県内で上位の進学校でしたが)ので、S台からK塾、T進、そしてZ会など様々な予備校に手を出していました...笑
スマホをフル活用する!
しかし、現在では中高生の多くがスマートフォンを持っています。これは大学受験をするつもりの高校生にとってはとても大きな変化です。なぜなら、スマートフォンを使えばこれまで予備校に通わないと知ることができなかったノウハウをネット上で探し出し、普段の勉強に活かすことができるからです。
つまり、スマートフォンは使い方によっては独学でも自分の成績を伸ばす最高のツールになるのです。
(その一方、スマホはゲームで遊んじゃったり、SNSを開いたりしちゃうこともあるので両刃の剣ですよね...笑)
そして、このイクスタの中では、各大学に合格した大学生が独学の受験生の勉強法や参考書の情報を提供しています。勉強のはじめの段階で何から手をつければいいか分からない人は、ぜひ志望大学の記事をのぞいてみてください。色々な大学生が経験やノウハウを発信しているので、ひとつの視点だけに止まらず様々視点からノウハウを得ることができますよ!
首都圏の大学生が自身が通っている大学の紹介記事や、科目別で成績を伸ばした独学での勉強法のノウハウをボランティアで作成しています。記事を読んでもわからないことがあればサイトからの質問もできますし、LINE@から直接大学生に質問することもできます。(現在はクローズしています。)
独学で大学受験にチャレンジするためのツールは日進月歩のスピードで進化しています。イクスタ編集部がそれらの情報をまとめているのでぜひこちらも覗いてみてください!きっと独学のあなたに役立つ情報があるはずです!
参考:無料でここまでできる!予備校に通わない独学の受験生に役立つ無料ツール12選 - イクスタ
独学の受験生はやはりスタディサプリが気になるところだと思います。個人的には月に参考書1冊分であれだけの授業を受けられるのであれば、十分に利用価値はあると感じています。イクスタでもスタディサプリを分解した記事を書いているので、スタディサプリを始めようか迷っている受験生は読んでみてください。
参考:どう扱えばいいの?スタディサプリをイクスタのスタッフが解体してみた - イクスタ
こちらは直接スタディサプリの公式サイトへ飛びます。
参考:受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。- スタディサプリ公式
ネットを使ってわからないところを質問する!
次に②「わからないところを質問できる」についてです。勉強をしていると、必ずわからないところが出てくるでしょう。わからないところをわかるようにすることで自分の成績がアップするため、わからないところを質問することは勉強の中でとても大切なことです。
これまでは予備校や学校にいるときにしか質問ができませんでした。これまでは独学の大学受験生はなかなか個別の質問をする機会や環境がありませんでした。しかし、イクスタのサービスを使えばスマホさえあればいつでもどこでも疑問点が出てきた時に質問することができます。
わからないところをそのままにしないためにも、質問が浮かんだらすぐに書き込んでみてくださいね!現役の大学生が直接お答えしますよ!
有料になってしまいますが、スマホで大学受験生に直接質問できる民間のサービスもあるようです。
勉強に集中できる環境を作り出す
③「勉強が出来る環境に身をおく」については、学校ではイマイチやる気が出ない人や予備校は大きな役割を果たすと思います。独学の大学受験生にとっては、勉強法の知識や参考書の知識以上に勉強の環境が大事だったりもします。勉強に集中が出来る環境は、お金を払って予備校に通わなくても工夫次第で作り出すことができます。
例えば、「近くの市立図書館の自習室」では、平日であっても資格試験の勉強をしている人や、大学受験生で混んでいるので、独学の大学受験生にとっても勉強しやすい環境だと思います。また、予備校に通わずに有料の自習室を活用している人もいます。
大学受験に関するノウハウを知っていて参考書などが準備できている場合でも、実際に勉強するとなるといまいち集中できずに成績が伸びない受験生はたくさんいますよね。
自宅で100%集中できるのがベストですが、他人の目がなかったり静かすぎる環境だと集中できない人がいるのも確かです。図書館や図書室、カフェ、ファミレスなど自分が100%集中できる環境をいち早く見つけてください。
ここで勉強しなきゃダメだ、というようなルールはありません。自分の成績が伸びるためにはどこで勉強するのがベストなのかを冷静に見極めることが重要ですよ!
模試を受け、自分の立ち位置を把握する!
④「自分の立ち位置を知る」については、各予備校の模擬試験を受験することによって把握可能です。高3生の場合は高卒生を含めた母集団の中で戦うことになるので、頻繁に模試を受験して全国の中での自分の立ち位置を把握してください!
特に独学など現役の大学生と受験の話ができる環境にいない場合には、模試の結果を見て自分に何が足りないのかを判断すべきです。独学の大学受験生にとっては大手予備校の模試は非常に大事です。高3生になったら少なくとも2ヶ月に1度はセンターレベルかそれ以上の模試を受験してください。
独学にとっての模試の活用法はこちらの記事を参考にしてくださいね!
参考:予備校に通わない受験生にとって模試を活用できるかが大学合格に直結する - イクスタ
スマホを最大限活用して独学でも難関大学を目指せる!
①から④で見てきたように、「予備校に通うことのメリット」はスマホの登場と工夫によって大部分を補うことが可能な時代になりました!技術の発展は素晴らしいですね。また、ネットの特別な知識がなくても、Webサイトを個人で開設するのが簡単になったからこそ、大学生がボランティアで大学受験対策の情報を発信することも簡単になりました。
イクスタにも、もともと受験生時代にイクスタを使っていて、大学に合格してからイクスタのチームに加入した受験生もいます。
志望大学別の大学受験の勉強スケジュールは?
独学の大学受験生にとって、どの科目をどれくらいのペースで勉強すればいいか、というスケジュールは把握しづらいですよね。そこでイクスタでは大学受験カレンダーを作成しました。国公立・私立、理系・文系で分けて、高2の1月から1年間の大まかな勉強スケジュールを紹介しています。独学の受験生はぜひこちらも参考にしてくださいね!
また、イクスタコーチの受講生が使用している大学受験の計画法を記事にしたものを公開中です。9500文字と長いですがぜひ活用してください!
ぜひネットに載っている情報やサービス、アプリなどを活かしながら、勉強をガンガン進めて第一志望の大学に合格してくださいね!