日本史に必須のスキル!暗記に自信がない人のための日本史勉強法
こんにちは、早稲田大学教育学部出身 > イクスタ代表・イクスタコーチ/土井万智(どいまさと)です!
定着しやすい暗記法とは、五感をフルに使って覚えることです。
◯視覚を使う。単語を見る。
◯聴覚を使う。音読する。
◯触覚を使う。手で書く。
大学受験で日本史を使うみなさんの暗記法について、私がみなさんに言いたいのは、楽をして覚えようとしていないだろうか?ということです。試験で点をとるためにはたくさんの量を暗記する必要があります。しかし、楽に覚えられる魔法のような暗記法はありません。
たぶん、受験勉強を始めたばかりの受験生にとっては、想像しているよりも何回も何回も反復しなければ受験で点数を取れる暗記にはならないことを覚悟した方がよいかもしれません。
◇この記事の目次◇
よくある話:時間がもったいない暗記法
単語を覚えるときに眺めるだけになっていないでしょうか?ちなみにぼくは赤シートを使った暗記あまりをおすすめしていません。赤シートを使うこと自体は効果的ではありますが、赤シートはあくまでも復習する時に使うべきです。初めて勉強する範囲の単語を覚えるときには眺める&赤シートでは効果が弱いです。暗記作業をした5分後にもう一度復習してみたら5分前に覚えたはずなのにもう忘れちゃってる、みたいなことないでしょうか?
暗記って意外と難しいです。大学受験で日本史を通用するレベルにまで持っていくための暗記力をつけるためにはいくつかの方法論を身につける必要があります。ただがむしゃらに勉強する前に、戦略や方法論を持って受験勉強に臨む必要があります。予備校では大学生スタッフが方法論や戦略を一緒に立ててくれる場合がありますが、独学で受験に臨んでいるみなさんは方法論や戦略論の重要性が認識できていないかもしれません。
ただ逆に、しっかりとした方法論や戦略を立てて受験勉強をしている受験生は少ないので、きちんとした勉強法や勉強計画を実行すれば、難関大学合格も夢ではありません。
話が逸れましたが、本気で覚える気なら単語を書いて書きまくる、単語を見ながら音読するなど、負荷をかけなければ記憶に残らない、と考えてほぼ間違いはありません。逆に適切な負荷をかければ、そのぶん暗記として定着を臨むことができます。
実は忘れることの方が得意な「脳」
そもそも脳というのは覚えるよりも忘れることの方が得意です。普段の日常生活では目、耳などから入ってくる大量の情報をふるいにかけてたくさん忘れているのです。なぜなら、大量に入ってくる視覚情報や聴覚情報などをいちいち忘れなければ脳の記憶部分がパンクしてしまうからです。
脳は忘れることの方が得意だという前提知識のもと、大学受験のための暗記について考える必要があります。効率的にいろいろと工夫をしなければ長期記憶として残りません。
ある事項を暗記するときにはその単語を覚えるために負荷と時間をかければかけるほど脳に印象を与えることができ、長期記憶となりテストで使える記憶にすることができます。
書いて音読して、書いて音読して、を健気に繰り返していくことが地道なようで最短の暗記法です。ここまでが、日本史に限らず、どの教科にも共通して言える暗記法の話でした。もちろん日本史の暗記法としても使えるので、実践してほしいです。
まとめると、眺めるだけではなく、何回も手で書いて、できれば音読して、反復を何回も繰り返す、5分後、30分後、何度も何度も復習をするということです。
日本史特有の暗記ポイント
上記の、どの科目にも今日つする暗記法をベースに考えたうえで、日本史の暗記法についてもっと詳しく話を進めたいと思います。
そもそも受験の日本史は膨大に知識があるので、やみくもに覚えようとしても頭に定着しづらいし、覚えきれずに消化不良をおこしやすいです。やみくもに覚えようとすることこそ日本史が苦手な人がやりがちなミスです。まずは「理解して覚える」ことに重点を置いてください。
「理解して、覚える」
細かい知識を頭に入れる前に全体的な枠組みをつかむことも重要です。天皇、年号、総理大臣などその時代の政治権力の中心関係をまずは完璧に覚えます。政治権力の中心をまず覚えてしまえば、その時代の軸を理解することに繋がり、より細かい知識を覚えやすくなります。
歴史の軸を理解できればその時代に起きたことの原因がどこにあるかが分かり「理解して」覚えるための近道ができます。また、この対策は共通テストの正誤問題対策にも繋げることができます。
歴史の軸と基礎を覚えるためにはまず教科書や参考書の太字を中心に、太字周辺に書いてある5W1Hを頭に入れるようにして読みます。ノートにまとめるのもよいでしょう。教科書は無機質に記述してあるので一回では理解しにくい。とにかく何度も何度も読むことが大切です。
マンガに例えてみるとわかりやすいかもしれません。マンガ好きの人は、お気に入りのマンガであれば何度も何度も読むかと思います。好きで何度も何度も読んでる読むうちにセリフやシーンをいつの間にか覚えられているでしょう。日本史も同様の感覚で、お気に入りのマンガを読むのと同じように教科書や参考書のどのページになにが書いてあるかがイメージできるくらいまで読み込むことが出来れば、その記憶はもう二度と忘れないくらいしっかりと定着しています。
教科書や参考書などでは内容が固くて頭に入って来にくいと感じる人は、日本史の高速マスター「目と耳で覚える日本史B」を活用して音声を聞きながら教科書を読むと、内容がずいぶんとよく理解できます。ぜひ活用しよう!
音読の実践で相乗効果を得る
時代の流れ、枠組みが理解できたら次は→細かい言葉の暗記です。時代の流れをつかめていれば、ずいぶんと楽に日本史用語を頭に入れることができるようになっているでしょう。ここで、さらに頭に定着させる方法があります。それは、声に出すことです。
英語では当たり前のようにやっている音読ですが、当然他の科目でも応用できます。声に出すことはどの科目においても、知識を暗記する上で非常に有効な手段なのです。これは脳科学でも証明されています。
納得して頭に入れれば忘れない
東進ハイスクールの日本史講師の金谷先生の有名な参考書の裏表紙にもこう書いてあります。
「納得して 頭に入れれば 忘れない」
細かい知識を覚える始めるよりもまず、日本史のストーリーを理解するところから始めることで、結果的に細かい知識の定着に役にたちます。
日本史の暗記で困ってこの記事を読んでいる人もいると思います。日本史の暗記が必要な受験生の多くは難関私大を志望しているかと思います。早稲田やMarchなどを志望している受験生のための勉強法のノウハウを作成しています。難関私大を目指している受験生には参考になると思います。もし興味があれば参考にしてくださいね。
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イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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