【日本史】高3の6月にゼロから始めて10月に偏差値70、中央と明治で合格点を取れた日本史の勉強法
皆さんこんにちは。横堀です。英語に引き続き今回は日本史の勉強法についてご紹介します。
日本史は英語と違って人それぞれの勉強法になりがちです。日本史はどう進めればいいか、その不安を解消したいと思います。
◇目次◇
日本史を高3の5月末からゼロから始めるという絶望的なスタートライン
日本史を受験勉強として本格的に勉強を始めたのは高3の5月末。その時の成績は共通テストレベル35点くらいで、とても人に言えたようなものではありませんでした。私が通っていた高校は偏差値50程度で5月までは受験勉強はほんとうに何もしていませんでした。最初は学校の授業を受けて山川教科書や山川の書き込み教科書をやればいいのかな?くらいで伸びる勉強法や参考書も全くも分からずもひたすら用語を書くなどして無駄なことをしていたと思います。みなさんはそんなことしないようにしてください。
日本史を始めてからは勉強法を探す日々でした。いろいろ試してみてついに自分に見合った勉強法を見つけることができました。
その勉強法を試したことで、5月末に本格的に日本史を始め8月の東進共テ模試では日本史50点も行かなかった男が10月の東進共テ模試で96点、偏差値71を取ることができました。
夏休み終わりの模試の点数が上がらなくても全然焦る必要はありません!今では日本史を自分の得意教科にすることまでできています。あきらめずに頑張ってください。
日東駒専あたりの過去問では得点率80%以上をキープすることもできました。合格点は余裕で超えていますね。
最終的に中央の日本史で毎回65%以上、明治商も最高85%得点できるように
受験本番での結果についてお伝えします。
2022年の共通テストは日本史の平均点が前年から10点ほど下がり難化しましたが、それでも本番で75点を取ることができました。私大志望ということもあり共通テスト対策はほぼゼロでしたが、素点で75点取れたのは大きな事だと思っています。このおかげもあって武蔵大学と獨協大学を共通テスト利用で合格することができました。共通テスト利用で取れたことで進学先を確保できたのはひとまずとても嬉しかったです。2月の一般受験により集中することができました。
続いて私立の併願校についてです。専修大学と東京経済大学を受験して両大学とも8割以上の得点率で合格することができました。
最後に僕が通っている中央大学の結果です。中央大学経済学部の日本史は約75%の得点になりました。過去問の時点でそのくらいは取れていたので妥当な点数だと思ってます。
僕のこんな経験から高校3年に入ってから日本史偏差値40台からでも全然伸びる、むしろ伸びしろしかないと分かると思います。皆さんも絶対伸びると信じていますので頑張ってください。
日本史、英語、国語全ての科目が思っていたよりも成績が上がったので、勉強しながらどんどん志望校をあげることができました。
日本史を勉強し始めたころの挫折
日本史を勉強し始めたころは用語だけ覚えその用語の時代背景を覚えることができないことが多々ありました。
例えば、問題文のある単語に線が引いてあってその単語の時代背景を4択から選ぶ問題がよく出ます。
日本史を始めたばかりの頃はこんな問題ばかり出る試験はやりたくないと日本史を半ば諦めていました。また、時代の流れなんてものが分からず、ただ気合で覚えるしかないのか、と思い込んで心が折れてしまったときもありました。皆さんの中にもそういった方々がいるかもしれません。
5月末にナビゲーター日本史を始めて9月の頭くらいまでとにかくナビゲーターを音読して回し続ける勉強を続けていました。
教科書の周回で急激に成績が伸びゆく
日本史の成績が8月から急激に伸びた理由はただ1点、教科書をひたすらに周回したことだと思っています。
それまでは一問一答などで用語だけに着目して勉強をしていました。しかし、それだけでは時代背景について問われたときにほぼ確実にボロが出ます。なぜならその用語の意味以外どこにも目を向けていないからです。そのことに気づいたころにはもう8月の終盤でした。はっきり言って遅すぎます。
しかし、このことに気づいてから変わりました。まず、教科書にはすべてが書いてあると思い、ナビゲーターから教科書に教材を変えました。教科書の太字に青ペンを引き、その太字に関するリード文的なものに波線を引いて、赤シートで隠してひたすら音読または熟読を繰り返していました。これは、某勉強系youtuberの方がやっていたことで、役に立つ勉強法だと思っています。そして、やっていくうちにだんだんと読書をしている感覚になり楽しんで勉強できるようになってきました。
この方法が日本史の成績が急激に伸びた原因だと思っています。
政治史での成功と文化史での失敗
続いては日本史を勉強した上での成功と失敗について。
ここまで日本史の勉強法をご紹介したり頑張れば偏差値は伸びるなどと語ったりしていましたが失敗もしています。
まずは成功からです。日本史を始めたばかりのころは政治史を中心に勉強していました。そのため政治史多めの大学の過去問では8〜9割はすんなりと取れるようになりました。
しかし、皆さん考えてみてください。政治史しかやってこなかった=(イコール)裏を返せば文化史を一切やっていなかったのです。これが失敗でした。
文化史なんて配点は小さいだろうと高を括って全く触れなかったのです。今考えたらホントに愚かなことをしたなぁと後悔しています。文化史は単純暗記なのでまともにやれば確実に点数の取れる分野なんです。
ですから、皆さんは絶対に文化史を疎かにしないようにしてください。お願いします。
日本史の成績ががっつり伸びたおすすめ参考書
Z会 実力をつける日本史100題
おすすめの日本史参考書1つ目はZ会出版の実力をつける日本史100題です。
100題はどの大学のレベルにも対応しているし時代別に分けてあるのでアウトプット系の参考書としては最適だと思っています。
僕が100題を使い始めたのは9月末くらいからです。客観的に見たらだいぶ遅い時期ですね。皆さんはもっと早めに始めることをおすすめします。始めるべき時期として、教科書や参考書などでインプットがある程度終わって、それが頭に入ってるか確認したい段階になってから使うことをおすすめします。
100題の具体的な使い方
100題専用のノートを使います。写真を見てみてください。左側に問題を解いて、間違ったところには解説を書きます。右側には、100題でその回で出題されたテーマについて(例えば室町時代の外交など)、教科書などを見ながら、これまで学んできたものの忘れてしまっている内容があれば、それを自分なりにまとめます。これをすると後で見返すことができるし、自分でまとめたものなのでしっかり記憶に残ります。
注意点は、ノートづくりにしっかりと時間を掛けること。時間を掛けた分だけ力が付きます。ノートづくりが終わるころには大分日本史の力が付いてることでしょう。怠らずに頑張ってください。
山川の日本史用語集
2つ目は山川出版の日本史用語集です。教科書は持ってるけど用語集は持ってないって人、意外と多いんじゃないかなぁって思います。
用語集は教科書に出てきた用語がより詳しく載っているので、教科書と併用して使っていくといいと思います。用語集に載ってるけど教科書には載っていない部分を教科書に書き込んでみるのもいいと思います。特に難関大学になってくると用語集の必要性は上がってくると思いますので、難関大学を目指されている方は必須です!
用語集の赤文字の用語は解説までがっつりと読み込み覚えました。黒文字は過去問や問題集で出てきた用語のみピックアップしてノートなどにまとめ直していました。
過去問演習と復習はどうすればいい?
最後に過去問演習について。皆さんの中にもこれに悩んでる方が多いかもしれません。僕は私大の日本史は合計で24学部分解きました。中央、青学、明治の過去問を12学部分解いて、平均70.2%の得点率でした。
過去問演習の手順
過去問はまず当然のことですが問題を解いて丸付けをします。重要なのはそのあとです。丸付けして得点率だけ見て満足していませんか?それではあまり伸びないでしょう。
丸付けが終わったら間違った部分の解説を読んで、教科書や用語集に印をつけましょう。間違った問題は結構記憶に残るものです。だから、結構貴重なものなのです。
同じ時代や分野を復習するときに過去問で間違えた問題だと意識できればさらなる飛躍が望めます。
そもそも過去問演習はなんのため?
過去問演習を行う目的について。過去問演習は大学の問題傾向を知り対策を考えるために行います。例えばグラフ問題が多かったり資料問題が多かったりなど、大学それぞれの問題の特徴を見るのに使えますね。また、点数を出してみて今の自分の成績を測るためにも使います。もし過去問で合格点を取れていれば順調だし、もし失点が多い大問や分野があればそこからその苦手分野を埋めるような勉強を始めていきます。
過去問を始めるタイミング
最後に過去問を始めるタイミングです。皆さんいつから過去問を始めればいいか悩んでると思います。
僕の場合は実力を試したくて教科書の範囲が終わる前から過去問を解いていましたが、理想としては教科書も一通り終わったり、共通テスト模試で安定して75%など、ある程度とれるようになったタイミングでやることです。
過去問は直前期になってくるとかなり重要になってきますのでやり切ってください。
高3の5月から始めても正しい勉強を続ければ中央や明治でも合格点を取れるようになる!
ここまで僕が成績を伸ばした勉強法をご紹介してきました。みなさんも自分で勉強すれば予備校の授業などを受けなくても、ほぼ独学でも合格点を取るところまで行くことができます。頑張ってください!
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