MARCH・関関同立を確保して旧帝大・早慶を目指すための英語の参考書とスケジュール
こんにちは、イクスタの土井です。
今日のテーマはMARCH・関関同立を確保して旧帝大・早慶を目指すための英語の参考書とスケジュールについてお伝えします。
いつ・何をやればいいのか、これらの目標を達成するためには本質的な何が必要なのかを抽象的な視点、具体的な行動計画に落とし込めるようにお伝えできればいいなと思っています。
イクスタコーチの標準モデルに基づいています。
私は英語が好きでも得意でもなくて、高1の時は全国模試の偏差値25、そこから高2の冬に受験勉強を本格的に始めるまで英語はほぼ無と言える状態。
センター試験の本番1年前、今だったら共テの1年前の得点は50%ちょっとでした。
とりあえず学校で配られたものをちょこちょこやるかなくらい。今考えればひどい内容でした。
そこから試行錯誤して、明治の全学部商学部と青山学院大学の経営学部、早稲田大学の教育学部に合格しました。現代文は少し得意でしたが、他の科目も特に実力はありませんでした。
英語って学年でめちゃ得意な人がいるので、肩身の狭い思いをしていたんですね。元々得意でも好きでもなかった僕のような人が、どうやって伸ばしたのでしょうか。
その後大学に入学して予備校でアルバイト、そしてイクスタで直に受験生の成功例や失敗例を積み上げたことで、より精度の高いノウハウになっているのではないかなと思います。
イクスタコーチでも今回ご紹介する仮説に基づいた年間計画で成功している人が多いので、解像度は高くなっているのではないかと思います。
自分に弟や妹がいるとして、彼らに伝授するつもりでお伝えしていこうと思います
最終目標の確認
では、まず最終目標を共有します。
MARCH・関関同立を確保して旧帝大・早慶を目指すということは、MARCH・関関同立の英語で合格最低点の70%前後は安定して、かつ、旧帝大の英語、早慶の英語でも合格最低点を目指せるということです。
出来るだけ無駄なく最短で、この状態に到達することが目標です。
MARCH・関関同立の英語は、比較的癖がなくて、ジェネラルな英語力を問われるので、その先の旧帝大、早慶の英語を目指す上でもちょうどいい延長線を描くことができます。
例年10月以降に過去問を解く際にも、MARCH・関関同立を何回か解いて採点することで、旧帝大・早慶の得点を予想できるくらい相関があります。
出来るだけ苦労せず、安定してこの実力をつけるためには、いつ何をすればいいのでしょうか。
それぞれの英語の難易度と特徴
それでは、MARCH・関関同立、旧帝大、早慶で出題される英語の難易度と特徴を見ていきましょう。
共テレベルの得点率
MARCH・関関同立の英語の出題例
まずはMARCH・関関同立です。
MARCH・関関同立の英語の問題では共通している型があります。
それは大問2-3題が長文を元にした設問10程度の大問、大問1-2題が長文の無い形式だということです。
長文を元にした大問をさらに分解してみましょう。
この大問では500~700ワード程度の文章を元に、5~10の設問があります。
設問では、傍線部の内容を聞く問題、傍線部を言い換える問題、空所に入る単語や熟語を選ぶ問題が出題されます。
英語の知識があるかを問われる問題、文章の内容を理解している問題それぞれが出ます。
注意点としては、長文問題でも必ずしも内容を読解する問題ばかりではないということです。
長文ではこのようなタイプの問題が出て、それ以外の大問では、単語力を問われる問題、並び替え問題、英作文問題、これは学部によって本当にバラバラで、全部はご紹介できないので省略します。ぜひ志望校の過去問を見てみてください。
いずれにしても何かの力に特化した問題が出題されることが多いです。
早慶の英語の出題例
次に早慶の問題を見てみましょう。
早慶の英語は、問題の形式はMARCH・関関同立と共通しているところも多いです。
大問構成や、小問の構成も似ています。
ただ、早慶とMARCH・関関同立では全く違うところがはっきりとあります。
それが、本文の難しさと分量の多さと単語の難しさです。
これは本当に難しいです。僕は前の仕事で英語を読むことがあり、それなりに慣れていますが、それと比べても早慶の本文は本当に難しい。
過去問を解いてみても、例えば、日本史や世界史は早慶とMARCH・関関同立では解いている感覚も、実際の点数も違いはあれどそれほど大きな違いは出ないんですが、英語に関して言えばとても大きな差があります。
共テ、MARCH・関関同立に慣れていても早慶だと「これやば」ってなります。
本文も難しくて何言ってるか掴みにくいし、選択肢の単語も難しいし、分量が多くて全然終わらない
それくらい質の違いがあります。
国公立大学の英語の出題例
次に国公立の問題を見てみましょう。
私立と打って変わって、国公立では問題構成だったり形式は少し異なります。
最も大きく違うのは、設問に記述問題が増えるということです。
私立は設問の8-9割は選択肢だったのに比べて、大学によってはほとんど記述問題になります。
日本語だったり英語で答える力が大事。これも育てるのに時間がかかります。
必要な知識の量や種類でいえば、MARCH・関関同立とは似ているんですが、回答する際の頭の使い方が違うんです。
出題が多いのは英文和訳です。傍線部の英文を日本語に和訳する問題。これはぱっと見では読めないような文章が出題されます。
他には英作文です。和文英訳と自由英作文に分かれます。力をつけるために長い時間がかかります。志望校でどんな英作文問題が出題されているかを早めにチェックすることをおすすめします。
時期別の目標点
次に本番で合格最低点を取るための途中経過の実力の目安を見てみましょう。
共テ、センター試験の時期ごとの目安です。
共テは毎年どんどん本文が長くなっていて、今後この傾向が読めないところもありますが、ひとまずこれまでの基準を参考にしていただければと思います。
じゃあどれくらい伸びるかというと、どの科目も2ヶ月で10%伸びるのは結構稀です。
何十人も受験生がいる予備校で2ヶ月で10%伸びる場合は珍しいです。それくらい成績が伸びるのには時間がかかります。
途中点リストと今の自分の点数を比べてみて教科ごとの優先順位を決めましょう。
英語の勉強法
全体像がわかったところで英語の勉強法に進みます。
勉強するときは、その勉強は、どんな知識・理解・技術を学ぶために時間を使っているのかに着目します。
参考書を使っていく上で、最短で無駄なく伸ばすために知っておいてほしいルールを共有しますね。
一文読解までのステップと一文読解以降のステップに分けて考えます。
一文読解までとはピリオドからピリオドまでの一文で、読めない一文を出来るだけ少なくするということ。
一文読解以降は、長文読解と英作文をより早く正確に解けるようになるということです。
MARCH・関関同立、早慶、旧帝大、いずれでも一文読解までが盤石になっていることが圧倒的に重要です。共テだと、これらに比べて速読力が重要で、一文読解の盤石さ、知識の量はそれほど大きな要因にはならなくなります。
まあその速読力も知識を引っ張り出す速さに依存していますが、やはりちょっと性質は違うかな、という感じです。
一文読解までと一文読解以降に分けて見てみましょう。
一文読解まで
一文読解まで、をさらに分解すると4つの分野になります。
それは単語・熟語・文法・英文解釈になります。
これらの知識を定着させて、すぐに引き出すことができる状態にすること。
それぞれがどう大事なのかを端的にまとめてみますね。
単語は単語そのまま、単語帳の関連後も含めて0.1秒で答えることができているかどうか
熟語も大事。超重要です。MARCH・関関同立、早慶、旧帝大言い換え問題で超頻出。大学受験に詳しくないと熟語の重要性を知らない人いるんだけど、必要不可欠です。過去問解いたらたくさん出てきます。
文法はこれも超重要です。あまり説明の必要はないかもしれませんが、英語の文章の意味を取るためには必要不可欠。序盤は英語の勉強時間のうち半分近くは文法になるくらい大事。
楽しくはないけどコツコツ頑張りましょう。僕も全然好きな分野ではありませんでした。
次、英文解釈、構文なんて呼ばれたりもします。
文法のルールでは説明しきれない、英語独特の語順から意味を取るパターンを覚える。
この4要素の知識を定着させて、0.1秒で引き出せる力。知っているだけじゃダメで、即引き出せるかどうか。
一文読解以降
一文読解以降を分解すると、長文読解と英作文です。
英作文は和文英訳、自由英作文に分かれます。
長文読解は、長い問題文の中でいかに早く正確に内容を把握するかということ。500~700 wordの本文に対して10問程度の設問に答えます。
和文英訳は、日本語を英語に翻訳すること。
自由英作文は、60~120word程度で、自分の意見や考えを英語で表現すること。
自由英作文が一番マスターするまでの難易度が高いです。
MARCH・関関同立を確保して旧帝大・早慶を目指すために育てる力の種類と概要はこのような形です。
MARCH・関関同立を確保して旧帝大・早慶を目指すための参考書とスケジュール
全体像と勉強法がわかったところで、具体的な参考書とスケジュール行きましょう。
MARCH・関関同立を確保してその先を目指す前提の参考書とスケジュールです。
難関国公立でも早慶でも途中までやることと頭の使い方は一緒で良いです。ジェネラルで普遍的な英語の理解力をつけます。
序盤では、英単語と英文法を同時並行、その次に英熟語と一文読解。
夏から英語長文を始めるというスケジュールをおすすめしています。もちろん前倒しにできるならそれだけ良いですね。
各ステップのおすすめの順番と、しっかりと実力をつけるまでの目安の時間はこのような感じです。
それぞれのおすすめの参考書を見ていきましょう。
ちなみに、これイクスタコーチの受講生でも、これまで使ってきた教材、授業をどれくらい真面目に受けていたか、予備校で授業取っているかで十人十色です。完璧にプラン通りに行くということはあり得ないので、普遍的な考え方をベースにして、個別では柔軟に対応したいです。
英単語
英単語は、学校で何か配られていると思います。基本的にはそれでOKですが、おすすめもあります。
簡単なところを完璧にして、標準レベルに進みます。
簡単なレベルだと、ターゲット1400、速単入門編、STOCK3000など。
このレベルを完璧にするのはマストで次の標準レベルに進みます。
標準レベルは、ターゲット1900、速単必修編、シス単、LEAP
ターゲット1900は1500まで、シス単はStage3まで、LEAPはPart3までが標準レベルです。
内容の9割が0.1秒で答えられるレベルに仕上げます。
英文法
英文法は一番大事で一番時間をかけることになる分野です。理解や知識に抜け漏れが起きないようにしっかり組んでいきたいです。
英文法は、2ステップに分かれていて、各分野のメカニズムを理解するステップと、パターンを覚えるステップに分かれています。関係詞のメカニズム、分詞構文のメカニズムなどをまずは理解するための教材。その先にその分野の典型問題を覚えていく教材。それぞれ用意します。
理解するための教材は大岩の一番はじめの英文法をおすすめします。学校の教材だったりスタサプで復習できる人はそれでも良いかもしれません。立ち読みして内容の理解度を見てみて使うか判断すればいいでしょう。
典型的なパターンを覚えていくためには複数の教材を使います。私がマストだと考えているのは文法四天王と呼んでいるこれらの教材です。この四天王は、文法400~600問、語法300-400、熟語300-400、語彙も掲載されていて、1冊で幅広く乗っています。1冊必ず準備することをおすすめします。
Vintage、ネクステ、POWER STAGE、スクランブル、UPGRADE。パワステはネクステのパワーアップ版みたいな感じです。
それぞれ役割と内容はほぼ同じで、出版社が違う。
最も解説が豊富でおすすめなのはスクランブル、次にVintageとPOWER STAGEです。
これら1冊を軸にします。この参考書は、英語の参考書の中で最も長い時間多い回数触れることになる。
ポラリスについても触れておきましょう。
ポラリスは四天王形式で英文法をさらに深掘りしているので、良い参考書ですが、毎年の受験生を見ていると、四天王までやっていれば必ずしも必要ではないので、イクスタコーチではポラリスを使うかどうかはお任せしている。その結果ポラリスを選ぶ人は少ない。
英文法を丁寧に徹底的にやりたい、四天王と比べてみてポラリスの丁寧さがありがたい、と言う人はぜひ導入したい。
英熟語
英熟語は英単語に比べて教材は少ないです。
まず文法四天王に載っている300-400の熟語を完璧にして次に進みます。
熟語帳としてのおすすめはターゲット1000か速読英熟語です。
速読英熟語は共テレベルの長文が70個掲載されていて、読む素材としてちょうどいいので、もし共テレベルの文章を揃えたい場合には速読英熟語がおすすめです。
英熟語は長い期間かけて毎日20分程度でコツコツ長い期間かけてインプットしていくのがおすすめです。
英文解釈
英文解釈では、ぱっと見で翻訳しにくい英語独特の語順があり、それらのルールを学ぶことで翻訳しやすくします。感覚で翻訳するのではすぐに限界がくるので、早慶や旧帝大を見越すのであれば超重要なステップです。
英文解釈は英文法の四天王を最低でも2-3周して内容が70%以上定着してきたら始めるのが目安です。
1-2冊、100-200本の例文を通して語順と和訳の方法を学ぶことを目標にします。
たくさんの教材がありますが、おすすめは基礎英文のテオリア、昨年出た、教材でとてもおすすめです。
僕がもう一度受験生に戻ったら絶対にこれやるってくらいおすすめです。
基礎英文のテオリア基礎から標準レベルの英文で、英文の品詞の見分け方と語順のルールを、必要不可欠な分量をカバーしています。
この基礎英文のテオリアが終わったら、次のレベルの英文解釈に進みます。
おすすめは、テオリアの普通レベル、Riseシリーズがおすすめです。
他にも有名なものとして「基礎英文解釈の技術100」などがあります。
ここまでが一文読解の参考書とスケジュールです。長文や英作文を始めるまでの絶対的な基礎です。
長文読解
一文を構成する英語の知識が盤石になってきたところで、実際の入試問題として出題される長文形式の問題でいかに早く正確に設問に正解するかという視点で訓練します。
一文読解までの知識プラス国語力で長文読解で解ける問題は増えていますが、速読力は鍛えたいし、実際の入試問題形式でどの程度得点できる力があるかを測って、軌道修正するために長文読解で演習します。
絶対的におすすめなのはRulesです。英語ならではの表現の知識や、話の展開を推測するヒントとなる知識を学びます。
Rulesの1から始めて、2か3までが目安です。
これやっていると知識と国語力だということがわかるはずです。
ここまでが、MARCH・関関同立を確保してその先を目指す全員が通りたい共通の部分です。
ここから早慶・旧帝大に分岐します。
さらに早慶を目指すための実力と参考書
まずは早慶からいきましょう。
早慶の特徴は語彙の難しさと一文の複雑さと量の多さです。
早慶レベルとMARCH・関関同立との違い
MARCH・関関同立で70%程度取れても早慶だと50%程度しか得点できないということもあるくらい、劇的な違いがあります。本当に難しいです。長文の本文はアメリカの専門誌からの出典が多くて文構造が複雑で専門的な英単語もたくさん出てきます。
語彙力と複雑な一文を読み解く力とスピードを上げていくことが課題となります。
ちょっと断っておきたいのですが、早慶の英語で70%を安定して取れる確実な方法はないと思っています。この立場で言うのは無責任にも思えるのですが、それくらい難しいのが早慶の英語です。
抽象的な文章から読み取る国語力、大量の文章を制限時間を処理し切る処理能力、これは鍛えようがない部分もあります。
ただ、そうは言ってもしょうがないので、やるべきことをやるだけなのですが、それほど高い壁だと言うことを今の段階から知っておいてほしいなと思いました、しっかりと時間を取る前提で計画を立てた方が失敗の可能性を減らせるのではないかと思います。
語彙力(単語・熟語)
語彙力をつけるためには、MARCH・関関同立まででやり残していた部分、
ターゲット1900の1500以降やシス単のStage4、速単上級編、これらを完璧にする。これは前提ですね。
そこからパス単準一級で補強します。正直、パス単が必要などうかは過去問の得点次第で、必要ない人もいますが、やる前提で計画を立てていきましょう。
熟語に関してはさらに盤石にするために解体英熟語を導入します。
複雑な一文を読み解く力
次に一文読解にいきましょう。
意味が取りにくい複雑な英文を解釈していくための知識を身につけます。おすすめなのは、テオリア長文読解。長文問題を元に、バラグラフに分けて解説しています。
これは市販の参考書の中で一文の難易度は最難関レベルです。解説も詳しくてうまく言語化されていて良いです。
まさに早慶は大学受験の英文で最難関レベルなのでマッチしています。
他には無印英文解釈100、Rise読解 難関大編など。
MARCH・関関同立の100-200本に加えて100本ほどを目安に補強します。
速読力を向上する
次に速読です。
速読は、長文を丁寧に素早く解く訓練をいかにたくさんこなすか、これにつきます。
英語長文の参考書の各シリーズの最難関レベルを選んでいくことがおすすめです。
目安としては、最難関レベルの500-700ワードの長文を20~30本程度をやり切ることを基準に判断してみてください。
MARCH・関関同立の英語で制限時間以内に70%程度得点できるようになったら、早慶の過去問を解いてみて、間違えた問題1つ1つについてどんな知識・理解・技術が抜けていて失点してしまったのかを分析することで、最優先の対策課題を明らかにしていきます。
ここまでが早慶でした。
早慶の英語は他の科目と違ってため息ができるくらい難しいので、覚悟しながら本気で頑張りましょう!
さらに国公立大学を目指す英語目指すための実力と参考書
さあ次は国公立大学です。
難関国公立とMARCH・関関同立の違い
難関国公立で合格最低点を取るためには共テと個別試験で高得点を取る実力が必要になります。
共通テストに向けた対策
共通テストではとにかくスピードです。
一文の難しさに関しては、ここまでの勉強で十分以上なので新しく何かをやる必要はありませんが、共通テストはとにかくスピード、情報処理能力が必要です。スピードで言えば、早稲田の問題を十分に解き切るくらいの処理能力の高さが求められます。
ここが難易度が高いところですが、逆にいうとこれ以外の難しいポイントは無いです。
このスピードを上げる方法はあるのか、結果からいうとこれさえやればという魔法の方法はないのが難しいところ。
一文読解までの知識を0.1秒で引き出す力と、設問に関する記述をすぐに本文の中から見つける力。この2つを鍛えていくことになります。丁寧に本気で読む文章量を増やしていけばある程度は早くなっていきますが、共通テスト本番に間に合うかというと別問題です。スピードが足りなければ演習量を増やしていくことで対応したいところです。
国公立二次試験に向けた対策
国公立大学二次試験で出題される英文和訳、和文英訳、自由英作文は、MARCH・関関同立までの勉強では対応できない技術が必要です。この3種類の知識・理解・技術を身につけるための勉強を追加します。
まずは英文和訳。英文和訳はわかりやすいです。
英文和訳の基本は、一文読解までの知識で対応できます。
日本語に翻訳する際のポイント、正確に訳出させたいポイントを見抜いて、ちゃんと日本語化できるように丁寧に翻訳することです。
英作文
ここから英作文です。
和文英訳と自由英作文は一気に難易度があがります。
和文英訳では日本語を英語に翻訳するもので、1〜2行の日本語を英語にします。独特の頭の使い方が必要になります。
これもテンプレをインプットしてアウトプットする練習をするに限ります。
和文英訳は、一文読解までをやっていれば、びっくりするような難しい問題は意外と出題されないので、ここまでに持っている知識を正しく引き出す訓練が大事になります。
分量の目安としては、100本ほどの例文からすぐに変換できるようにします。
おすすめはハイパートレーニング和文英訳編などの参考書です。
自由英作文
次に自由英作文です。
自由英作文では80~120wordsで自分の意見を述べます。
大事なのは、正しい意見を言うことではなく、英文法的なルールを逸脱した文章を書かないこと。
例えば一橋大学の入試問題を見てみると、明らかに文章の内容は採点しようがない出題で、文章の内容ではなくて一文の中で英文法のルール、語順ルールに外れたところは減点するよと言う趣旨が見えます。
一方で自分の主張を伝えるための論理構造の型もあるので、これらの基本も抑えます。
20から30程度の自由英作文をアウトプットして型を作ります。
自由英作文のおすすめ参考書はハイパートレーニングなどです。
まとめ
MARCH・関関同立を確保して旧帝大・早慶を目指すための参考書とスケジュールをお伝えしてきました。
まず受験生活で最終ゴール、出題レベルと合格最低点を解像度高く把握することと残り時間を把握すること。これで何をやればいいかがわかります。
次に英語という科目の要素を分解して、その分解した要素それぞれの力を鍛えるために適した教材を選択すること。
大学受験では、知る→行動する→改善する
このサイクルを回して、オンリーワンの自分の伸ばし方を確立したいんです。
大学受験を成功させるために知っておいてほしいこと
大学受験は人生で一度の大きな挑戦です。しかし、その成功率は驚くほど低く、旧帝大や早慶などの難関大学の合格率はわずか15%程度。進学校や大手予備校でも、学年の上位20%しか合格できない現実があります。トップ校であっても旧帝大や早慶に合格できるのは200人中40人程度。
この数字を初めて知ったとき、私も驚きました。もっと多くの人が合格しているイメージがあったからです。
多くの受験生が失敗してしまう原因は大きく3つあります。「時間切れ」「情報不足」「努力の継続が難しい」ことです。これらの課題を乗り越えない限り、目標に届かないどころか、偏差値55程度の大学も厳しい状況になりかねません。
まず、「時間切れ」について。志望校の合格最低点を取るには何をどれだけ勉強すればいいのかを逆算して計画を立てる必要がありますが、それができていない受験生が多いです。
次に「情報不足」。正しい教材の選択や、自分に合った勉強法を知らないまま努力を重ねても、効率が悪く結果が出ません。
そして「努力を続ける難しさ」。受験勉強は長期戦です。やる気を維持し、毎日コツコツ取り組む環境を整えることが重要です。
これらを解決するためには、3つの軸を意識してください。
情報の整理、教材の選定、そして自己管理です。第一志望校の合格最低点と自分の現在地を把握し、その差を埋めるための教材を選びましょう。また、目標に向かって努力を続ける工夫として、計画を細かく立てたり、進捗を定期的に見直したりすることが大切です。
受験生活を成功に導くために、私はWebサイト、YouTube、書籍、個別指導サービス(イクスタコーチ)を通じて情報やサポートを提供しています。例えば、Webサイトでは受験ノウハウを分野別にまとめ、YouTubeでは具体的な課題を動画で解説しています。
また、個別指導では、受験生一人ひとりに合った計画を立て、教材の使い方をサポートしながら、モチベーションを維持できる環境づくりをお手伝いしています。
週に一度のオンライン面談で、いつ何をやるか、毎週やり切れているか、受験の不安や悩みは全て無くなるようにします。
人生でたった一度の大学受験。就活では旧帝大・早慶はやっぱり圧倒的に有利です。
志望校合格に向けて必要なのは「いつまでに」「何をやるべきか」を明確にし、それをやり切る力です。
この機会に受験生活を見直し、最短ルートで合格を目指しましょう。あなたの挑戦を全力で応援します!
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
> 論理的で抜け漏れのない受験計画の立て方が分かる イクスタコーチ