大手予備校で数多くの高校生を指導してきた大学4年生が語る大学選択の基準
「大学には行きたいけどどこを目指せばよいかわからない」という人はいませんか。確かに、自分が「絶対に行きたい!」と思える大学を見つけるのは簡単なことではありません。実際私がアルバイトをしている予備校でもこうした声を度々耳にします。こうした悩みを持つ多くの高校生に、私から「行きたい大学をどのように選ぶべきか」ということをお伝えしようと思います。これを参考に、第一志望校が見つかれば幸いです!
よくない大学の選び方
本題に入る前に、よくない選び方を紹介します。それは「周りがみんな行くから行く」という選び方です。よくないとは言いましたが、おそらくこの理由で大学進学を志す高校生が最も多いと思います。なぜ、これがよくない選び方なのでしょうか。それは「大学がプロフェッショナル養成機関だから」です。
4年間専門科目をみっちり勉強する
プロフェッショナル養成機関である故に、大学4年間の学習テーマは基本的に同じです。もしなんとなく進学をしてしまうとどうなるでしょうか。はっきり言って辛いですよね。実際に大学を卒業するのは入学者の88%で。12%の人は卒業できないのです。この12%が生まれる要因の一つが「やりたいことのミスマッチ」なのです。だからこそ、明確な基準を持って大学は選ばないといけないのです。
2つの基準 ①やりたい職業や勉強したいことがある
では、どんな基準で大学を選ぶべきなのでしょうか。私は日ごろ2つの基準を持ち、どちらかにまたはどちらも該当する大学を志すよう指導しています。そのうち一つが「やりたい職業や勉強したいことがある」ということです。先述の通り大学は専門家養成機関ですので、卒業後も実際に専門家になるか専門性を発揮して働くことになるわけです。したがって大学受験の段階でこうしたビジョンが明確にあると、受験勉強はもちろん入学後もモチベーションを維持して勉強をすることができるでしょう。したがってこの基準を基にした選択は非常に有効と言えるでしょう。
2つの基準 ②あこがれの大学である
皆さんの中には「将来やりたいことや大学で勉強したいことがわからない」という人もいるかと思います。実際にそれを見つけるために大学に行く、という人も結構います。もちろん決まっていることがベストなのですが、それには相当な時間がかかりますし、今は勉強に専念したいという人もいるかと思います。そういう人はまず「心の底から行きたい!」と思えるような憧れの大学を見つけることが重要だと考えています。知名度や雰囲気などなんでも構いませんので本気で勉強をしてでも行きたい、と思える大学を見つけてください。
その気持ちさえあれば一生懸命勉強する価値があります。とはいえ、こうした大学をどうやって見つければよいのでしょうか。ホームページを見ることも重要ですが、はっきり言ってどの大学も同じように見えてしまいます。結局のところ、実際に大学へ足を運ぶことがベストだと思います。オープンキャンパスに行ったことがある人はわかるかもしれませんが、ホームページだけではわからない情報も数多くあります。そういった要素を大学に行ってみることで感じることができるでしょう。更に深く実態を知りたい、という人は普段の日に大学へ行ってみるとよいでしょう。
大学は一般の方も自由に出入りできる環境です。私の大学にも犬の散歩をしている人や食堂でランチを楽しんでいる「一般の方」が数多くいます。私はオープンキャンパスではなくむしろ普段の日に大学に行く方が、学生の雰囲気などをより正確に知ることができるので、面白いと思っています。したがって、あこがれの大学を見つけたい!という人はぜひ実際に足を運んでみてください!
私は現在も多くの高校生の進路相談に乗っていますが、自分の行きたい大学や学部を明確に決めている人ほど、勉強のモチベーションの高さはもちろん良い成績を残している人が多いです。これから長い受験勉強を戦っていくためにも、ぜひこうした基準を参考に行きたい大学を見つけてほしいな、と思います!
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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