i-news#4 アカデミックな場での英語力を測るテスト"TEAP"について
こんにちは!11月に入り、受験生の皆さんは過去問演習や今までの復習など勉強量が増え、大変な時期かと思います。
やるべきことの優先順位を決め、効率よく取り組んでいきましょう!
さて、イクスタニュースは今回からi-newsと名前を変えてお送りしていきます!最新の大学受験にまつわるニュースをお送りしていきますので、今後もよろしくお願いします。
それでは今回のi-newsをお送りしていきます!
今週のニュース一覧
・【大学受験2016】失敗しない「出願術」公開…願書提出のポイントほか
・【大学受験2016】増加するTEAP利用型入試、立教・青学・中央ほか
注目のニュースの解説
●アカデミックな場での英語力を測るテスト"TEAP"について
そもそもTEAPって何?
そもそもTEAP(ティープ)とは、Test of English for Academic Purposesの略で、上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会が共同で開発したテストです。英語を読む・聞く・書く・話す力を測定する問題が出題され、大学で学習・研究する際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力を試すことができます。
年に3回実施されており、試験結果は点数計算によるスコアの形式と、2001年に欧州評議会によって公開され世界的に関心を集めているCEFR(Common European Framework of Reference for Languages)に沿ったバンド形式の二通りで表示されます。
TEAPを受けるメリットは?
①大学受験に利用できる!
TEAPのスコアを利用して受験できる大学があります。近年、このTEAPを入学試験の一部に取り入れる大学が増えています。2015年度は上智大学の全学部全学科でTEAP利用型入試が導入されました。2016年度は青山学院大学、立教大学、東京理科大学などでも導入される予定です。
各大学ごとのTEAP利用入試の導入状況については以下のページでご確認ください。
②大学での英語学習を想定したテストが受けられる!
皆さんがよく受けるテストである英検は、公式ページによると「日常生活からビジネスシーンまでの幅広い英語の活用能力を測るテスト」と紹介されています。
それに対してTEAPは、「大学におけるアカデミックな場面での英語運用力を試すテスト」です。
ここから、TEAPは大学生活に特化した内容のテストであると考えることができます。皆さんの英語学習の短期的な目標は、大学生活における英語を用いた研究、発表にあると思いますので、このテストを受ける意義は大きいと思います。
受験資格と試験のレベルについて
TEAPの受験資格は高校二年生以上であることです。TEAPは主に高校3年生を対象とした大学入試を想定して開発されており、難易度の目安としては、英検準2級〜準1級程度です。
スコアの有効期間について
スコアは受験した年度から数えて翌々年度の末まで有効です。ですので、高校2年生の時に受けておけば、そのスコアは高3時の大学受験の際にも使用することができます。以下の図(http://www.eiken.or.jp/teap/schedule/より)を参考にしてください。
こんなひとにオススメ!
大学で留学を考えている人、受験英語だけでない、幅広い英語力を身に着けたい人、英語が得意でもっと伸ばしたい人におすすめです!
大学に入学すると、留学への準備や英語力を試すために、国際的に広く普及しているテストであるTOEFLを受験する機会があると思います。しかし、このテストは高校レベルの英語で挑戦するには非常に難易度が高いので、高校生の皆さんはTOEFLに向けた準備としてこのTEAPを受けてみるのもいいと思います。
それでは次回のi-newsをお楽しみに!