現役一橋大学生が教える、共通テスト古文で8割を越えるための心強い攻略法
こんにちは。イクスタスタッフで一橋大学の笠原です!少しでも得点できるようなノウハウをお伝えしてきますよ。ぜひじっくり読み込んで見落としてるポイントを確認してくださいね!
この記事はセンター試験対策を元に作成していますが、センター試験と共通テストで受験生に求められる勉強内容はほぼ変わらないため共通テスト対策の方法として参考にしてください。
新たに共通テストに求められるのは「思考力」です。この思考力を鍛えるためには「なぜ」を繰り返すことが必要です。思考力や考える力の鍛え方について深く説明している記事も参考にしてください。
> 共通テストとセンターの違いを明確に理解して高得点できるようになるたった一つの勉強法
読めそうで読めない古文に苦しめられている受験生は多いのではないでしょうか?なんとなく苦手意識を持っていて、あまり対策していないという状況になっている受験生も数多くいるのではないでしょうか?
しかし、古文というのは対策の仕方次第では高得点が狙える科目です。
僕も古文が苦手でした。しかし、以下で紹介する勉強法でセンター古文を勉強した結果、模試では平均して5割ぐらいしか点数がとれませんでしたが、本番では8割以上取ることが出来ました。
今回紹介する共通テスト古文の参考書や勉強法は僕が受験生時代に実際に使ってみたり実践したりしてみて、本当に意味があったものだけを紹介しています。本当に点数が伸びるようなノウハウを惜しまず紹介していきますよ!
ぜひ最後まで読んで、2020年度から始まる共通テスト古文対策に役立ててください。
私大古文で合格点を取るための参考書や勉強法は以下の記事が役に立ちます!

◇目次◇
共通テスト古文の勉強法
まず、共通テスト古文を勉強する上で大切なことを説明していきます。どうやったら古文が読めるようになるのか、点数が取れるようになるのかを具体的に述べていきたいと思います。
共通テスト古文は単語が勝負!
共通テスト古文は単語の意味がわかってしまえば、それだけで25点ぐらいは取れてしまいます。大問1は単語の問題で配点が9点あるので、単語の意味を知っているだけで9点とれてしまうのです。
また共通テスト古文は単語の意味を理解していれば、文章を読み解くのも簡単です。古文の文章自体は中学生レベルの内容です。単語の意味を追っていけば文章全体の意味を簡単に掴むことができるので、共通テスト古文は単語の勝負といっても過言では在りません。徹底的に古文単語を暗記しましょう!
共通テスト古文で必要な単語数は英語単語に比べれば非常に少ない数です。短期間で一気に覚えてしまうのがおすすめですよ。
しかし、ほとんどひらがなで成っている古文単語を暗記するのは受験生にとっては簡単ではないです。古文単語の簡単な覚え方を知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
助動詞を勉強して、覚えよう!
単語を覚えたら次は古文独特の文法について勉強しましょう。基本的に勉強すべきは助動詞です。古文の中で単語の次に大切なのは助動詞です。助動詞は結構な数があり、前後関係によって変化するので覚えるのは容易ではありません。時間を取ってしっかりと覚えましょう。
センター・共通テスト古文でも助動詞は頻出します。助動詞を知らないと解けない問題も多いです。それぞれ助動詞がどのように変化し、どういう意味を持つのかを理解しましょう。
問題を解いてスピードを上げて読めるようになろう!
単語と助動詞を勉強したら古文の勉強はほぼ終わったも同然です。あとは古文の文章に慣れるために、センター古文の過去問をひたすら解いていきましょう。
過去問を繰り返すことでセンター・共通テスト古文の出題傾向に慣れ、単語や文法が定着しているのであれば、すぐにすらすらと読めるようになるはずです。
自分なりに時間配分を決めて解こう!
また、センター古文の過去問を解くときには自分なりの時間配分を決めて挑みましょう!
文章を読むのにどれくらいの時間を使い、問題を解くのにどのくらいの時間を使うかなど自分なりにどこに時間をかけるべきかを過去問演習で研究してください。自分に合った解き方で最速で解ける時間配分を見つけましょう!
本番の時も自分で決めた時間配分で慌てずに問題を解ければ高得点が狙えるはずです。
単語や文法も並行して復習しよう!
センター過去問を解いていて、単語や文法がまだまだ定着していないと感じた受験生はもう一度単語帳や文法書に戻って復習しましょう。初めから完璧に解ける人はなかなかいないので、センター古文と単語帳や文法書を平行して使うことによって段々と点数が取れるようになるはずです。
イクスタからのお知らせ
入試までの勉強スケジュールはすべて頭に入っていますか?Noだったら今すぐ読んだ方がいいです。
あまりに多くの大学受験生が、本当に大事なことを知らないまま大学受験を終えます。5つの質問に答えることで、そもそもあなたが難関大学に合格できるポテンシャルがあるかが分かります。受験での見落としを無くして欲しいのすべて読んでください。
共通テスト古文で点数を取るための解き方
僕が受験生のときに研究した共通テスト古文の解き方をお教えします!おそらくセンター・共通テスト古文の解き方は人それぞれ自分に合ったものがあると思うので、僕の解き方を参考にして自分なりに解き方を研究してみてください!
まずは問題を確認しよう!
共通テスト古文に限らず共通テスト国語で大切なのは設問を先に見ることです。文章を読む前に問題を先に確認することで、問題の答えを文中で見つけやすくなります。まずは何が問われているのかをしっかりと確認して、頭に入れてから問題を読み始めましょう!
問題にたどり着いたら、下線文の前後を探す!
問題に該当する下線文にたどり着いたら、そのまま飛ばさずに問題をその場で解きましょう。センター・共通テスト古文は問題の下線文付近に解答の根拠が隠れている確率が高いです。まずは前後1~2行を重点的にチェックしてみましょう。
また、共通テスト試験は選択問題なので、消去法がおすすめです。答えではないと思った選択から順番に消していきましょう。
見切りをつけて読み進めよう!
しかし、たまに答えが下線文の遠くにある場合もあります。その場合は読み進めなければ答えられないので、3分間下線部付近で根拠を探しても見つからない場合は読み進めましょう。下線文の周りで答えをひたすら探しては時間のロスになってしまいます。時間を区切らないとどんどん時間を消費してしまうので、自分で時間を設定して見切りをつけましょう。
共通テスト古文対策におすすめの参考書・問題集
次は共通テスト古文におすすめの単語帳や問題集、参考書を紹介していきます。参考書や問題集の選び方はどの科目においても重要です。市販されている参考書の中で、使ってもあまり意味のない参考書や問題集は実際にあるので、そのような参考書を選んでしまわないようにしてくださいね。
質の良い参考書を選ぶことで、成績はグングン伸びていきます!まず最初に質のいい参考書や問題集の選び方について教えていきます!
古文の参考書や問題集はメジャーなものを選ぼう!
本屋さんに行くと大学受験関連の参考書や問題集がたくさん置いてあり、どれにしようかと迷ってしまう受験生はとても多いと想います。
迷ったときはまずメジャーなものを選びましょう。書店に行ったときに目立つところに置いてある参考書や問題集がメジャーなものです。迷ったらそれらの参考書や問題集を選びましょう。
なぜメジャーな参考書を選ぶべきなのかというと、メジャーな参考書というのは長い間受験生に買われ続けている、使われ続けている参考書ということです。長年使われているということは、多くの受験生がその参考書を使って成績が伸びたということです。
続いては、そんなメジャーな古文の参考書を紹介します!
古文単語を勉強するならゴロゴ!
古文単語を勉強するならば「古文単語ゴロゴ」がおすすめです。ゴロゴは受験生に大人気の参考書で単語ごとにダジャレで意味を暗記していきます。数シリーズ出版されています。
勉強していて思わず笑ってしまうような面白いダジャレがたくさん載っているので、古文単語が頭に残りやすいです。また、覚えやすいようにダジャレとセットでイラストが描かれているので一緒に覚えてしまいましょう。
単語単体だけでなくダジャレをそのまま暗記してしまうのがおすすめの使い方です。ダジャレをそのまま覚えてしまうことでかなり暗記しやすくなりますよ!
古文単語ゴロゴの値段や難易度、使い方など詳しいことを知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
ゴロゴ以外でおすすめの古文単語帳を知りたい受験生は以下の記事をチェックしましょう!
問題演習におすすめ問題集は[中堅私大古文演習]
古文の問題を練習したいときにおすすめなのがこの問題集。難易度としては名前にもある通り、中堅レベルの私大の過去問を集めています。
この参考書では私大の過去問を引用していますが、設問自体は河合塾のオリジナル問題なので国公立私立問わず実力をつけやすいような設問となっています。解説もとても丁寧で、単語や助動詞がまとまったページも記載されており、知識の確認も同時にすることが可能です!
共通テスト古文の基本知識
最後に、共通テスト古文の基本知識について説明していきます。対策をする前に共通テスト古文のことについてしっかりと知識を固めておきましょう。そうすることで、勉強する上で重要なポイントを意識できるようになります。
共通テスト古文の配点は?
共通テスト古文は共通テスト国語の一部で、現代文、古文、漢文と別れています。現代文は100点、古文は50点、漢文は50点という配点になっています。古文は国語全体の4分の1の点数を占めています。
共通テスト国語は現代文、古文、漢文すべてをバランスよく取らなければ高得点は狙えません。また古文、漢文は諦めて現代文ですべての時間を使って点数を稼ぐということもできないため、問題を解く上で時間配分もとても重要になっていきます。
センター古文の難易度は?
受験生は共通テスト国語の中で現代文よりも古文、漢文の方が圧倒的に難しいと感じています。古文と漢文の平均点は出ていませんが、予備校関係者に聞いたところ、やはり古文や漢文ができない受験生は多いそうです。ただ、ある程度勉強しているレベルだと古文・漢文の方が安定して点数は取りやすくなっていきます。
古文や漢文は取っ掛かりにくいと感じることも多いと思いますが、実は共通テスト古文は知識をつけてしまえば点数の取りやすい科目です。単語や文法など基礎知識を身に着けてしまえば読解問題の本文で意味をとらえるのはそこまで難しくはありません。
つまり、それほど古文というものは皆さんが思っているほど難しくはないのです。しっかりと対策をすれば解ける問題ばかりです。毎回安定して8割取ろうとするとむしろ現代文の方が難しいです。
また、共通テスト国語で7割以上を狙う場合には、古文を毎回8割以上を得点を安定して取れるようにならなければなりません。そして共通テスト古文は着実な勉強法を実践することで8割は安定して得点できるようになります。
文章の内容自体はシンプル!
実は共通テスト古文の文章は和訳ができてしまえば、内容自体はとてもシンプルなものとなっています。全訳の文章を見てみると中学生でも理解できるような文章の難易度なのです。
ですから、しっかりと単語や文法を勉強して和訳ができてしまえば、設問を解くということはそこまで難しくはありません。
読解問題でよく出る出典は?
古文の入試問題では本文の引用として古語を使用した作品が選ばれます。よく引用される出典の傾向として、時代は近世よりも中世の作品のほうが多いです。また、物語形式のものが多く、近年では「擬古物語」が多く出題されています。
作品まで知っているに越したことはありませんが、受験生は出典を意識して勉強する必要はあまりありません。ちゃんとした勉強をしていればその作品を知らなくても安定して点数を取ることができます。
共通テスト古文で引用される作品や出典について知りたい場合には以下のリンク先に1979年からの出典一覧があるので、参考にしてみましょう。(センター試験時代の出題・出典情報になります)
共通テスト古文を得意にして、満点を狙おう!
共通テストは基本的に基礎知識しか問われません。ちゃんと勉強していれば満点を取ることもさほど難しくはないのです。ただ、共通テストになってからどれほど文脈把握力が問われるかまだ不透明な部分もあります。
単語や助動詞をしっかりと暗記して文章を読みながら意味をすらすらと掴めるようになりましょう。
共通テスト古文だけでなく、共通テスト現代文や共通テスト漢文の勉強法やおすすめ参考書について知りたい人は以下の参考書をチェックしましょう。
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
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