数学の解法を身に付けるためにはとにかく反復!計算力をつけるための「合格る計算 数学Ⅲ」

こんにちは。一橋大学の笠原です。

イクスタ編集部

今回は「合格る計算 数学Ⅲ」という参考書について、「合格る計算 数学Ⅲ」の特徴から難易度、使い方まで詳細に説明していきます。
※実際に「合格る計算 数学Ⅲ」を使った人にインタービューをして、情報をまとめました。

◇この記事の目次◇

「合格る計算 数学Ⅲ」の基本情報

合格る計算 数学III

・出版社 
文英堂
・値段
1,080円
・難易度
★★☆☆☆

合格る計算とは

受験生の中には計算力を軽視している人もいるかもしれません。
しかし、実際の試験では本来の力を発揮できずに時間切れ、ということもままあります。
そのため常日頃から計算力を鍛え、時間を短縮出来るようにしたいところ。

合格る計算はその計算力を鍛えられる参考書で、計算に苦手意識を持っている人から
難関大学を目指す人まで幅広くおすすめできる内容となっています!

「合格る計算 数学Ⅲ」のレベル

合格る計算は中堅私大~難関大学など二次試験で数Ⅲを使う受験生向けの参考書です。
難易度としては基本的なものが多めですが、中には少し応用的な内容を含むものもあります。

数Ⅲが苦手な人は何回も熟読して、類題を繰り返し解き少しずつ自分のものにしていきましょう。
また、難関大学を目指す人には簡単かもしれませんが、自分が下手な解法をしていないかここで確認しておきたいところですね。

どのレベルの受験生におすすめか

同じことの繰り返しになってしまいますが、計算に苦手意識を持っている人や
難しい問題は解けるんだけど…といった漠然とした不安を抱えてる人におすすめです!
また、数Ⅲを使わない受験生は合格る計算 数学I・A・II・Bを使いましょう。

「合格る計算 数学Ⅲ」の特徴

何よりも特徴的なのは機械的な計算力ではなく本質的な計算力が身につくということです。「このパターンにはこの解き方」といった機械的な計算力では難関大学レベルでは対応しきれないでしょう。しかし合格る計算では基本原理に基づいた正しい計算力を身に着けることができます!

肝心の内容ですが、最初に基本確認、そして例題、最後に類題といった構成になっていて、
例題では下手な解法と正しい解法を載せており、比べることで正しい解法の「破壊力」が目に見えてわかります!

また、類題の数も多く、正しい解法を定着させるのにもってこいです。そして要所要所には「注意」や「補足」、「参考」があって受験生が躓きやすいところを示してくれたり、ちょっとした小ネタがあったりと進めていて飽きないように工夫されています。
重要なことは「ここがツボ!」と大文字で記されており、記憶に定着しやすく、解答編も「補足」や「参考」が多く、とてもわかりやすくなっています。

しかも本体と分離が可能なので答えの見直しがしやすい作りとなっているのも嬉しいですね。更には巻末に積分練習カードが付属されていて電車内などの隙間時間でも活用でき、まさに隙の無い出来となっています!

参考書の使い方や勉強法

とにかく最後まで!

とにかく合格る計算を最後までやりきることです。これは他の参考書にも言えることですが、最後までやりきることによってモチベーションがかなりアップします!

受験生の皆さんも参考書や問題集の残りページを見て憂鬱な気分になった経験もあるかと思います。なので1周目は軽く触れる程度でいいのでサクッと最後まで駆け抜けてしまいましょう!

すると、「もう1周したんだ!」と心に余裕が出てくるはずです。その勢いのまま2周目に入りましょう。

注意して欲しいのは1周目と2周目の間隔を開けないことです。間隔が開きすぎてしまうと人間ですからすぐに忘れてしまいます。

ノートは取る?取らない?

基本的にノートを取る必要はありません。何故なら数学においてノートはあくまで問題を解くスペースだからです。

大事なことはすべて合格る計算に書いてあります。それを移すのは時間の無駄です。ひたすら問題を解きましょう!
問題を解き終えたノートも保管する必要はありません。解き終えたノートはもはや「他人」の書いたものに等しいです。
ノートをみて満足するのではなく、たくさん問題を繰り返し解いて体に染み込ませましょう!

他の参考書は気にしない!

例えば友達だったり、ネットで流行ったりしている参考書があると思いますが
今使っているものを終えるまでは手を出さないようにしましょう。

複数の参考書に手を出すとどれもが中途半端で終わってしまうかもしれません。
「継続は力なり」です。今使っているものを信じて使い続けましょう。必ず皆さんの力になるはずです!


合格る計算は何周したらいい?

合格る計算に限った話ではありませんが、最低でも3周は欲しいところです。計算力は数学でいう土台にあたる部分なのでいくら補強しても足りることはありません。
ぜひ、時間を見つけては何度でも取り組み、完全に自分のものにしましょう!

合格る計算を終えたら何をすべき?

合格る計算が終わる頃には皆さんの土台は頑強なものになっているはずです。さっそく色々な問題を解いて、築きあげた土台に新しい知識を乗せていきましょう!
特に青チャートなどの網羅系参考書がおすすめです。また、時間がない人は1対1対応の演習シリーズもおすすめです。

 

数学は機械的ではなく本質的な力を伸ばし続ける必要があります。難関大学に合格するために数学を伸ばすための考え方や具体的な方法をイクスタでご紹介しています。ぜひ読み込んでください。

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