MARCH志望必見!MARCH英語についてその特徴や難易度、勉強法などを教えます
こんにちは。イクスタ編集部です。
今回はMARCHの英語について詳しく分解します。
MARCHの入試は大学によって傾向や特徴が違ってきますが、MARCH全体で見てみて共通点は多い部類に入りますので、特徴や傾向、おすすめの参考書や勉強法をまとめます。
◇目次◇
MARCHの英語の特徴と難易度
MARCHの英語の特徴って?
MARCH志望のみなさん、滑り止めでMARCHを受けるみなさん。まだ過去問を見ていない人はMARCHってどのくらい難しいのって不安になっていませんか?ここでは英語の一般的な特徴について紹介します。
MARCHの試験でよく出る問題は大きく5つあります。
①長文読解(空所補充)
この問題は長文のどこかに穴が開いていて、そこに適切な語句や文章を入れるというもの。語句の場合は前後の単語だけで推測できる場合も多いが、文章だと前後の文脈まで考える必要があるので、設問の意味を理解し素早く前後の関係を見抜く必要がある。
法政大学 文学部などの過去問
②長文読解(下線部言い換え)
下線部言い換えは主に2つのパターンがある。一つは下線部の語句と意味が同じものを選択肢の中から選ぶ形式、もう1つは下線部が指示語や代名詞でそれが何を指しているのか答える形式のもの。前者は下線部だけ見ればわかる場合も多い。
明治大学 情報コミュニケーション学部の過去問
③長文読解(内容一致)
最もよく出題される形式。旧センター試験の問題に近い。パターンはいろいろあるが、共通テストと違う形式でよく出るのは選択肢がたくさんありその中から正しいものをいくつか選ぶ形式や選択肢一つ一つに一致か不一致か答えるものなどがある。
④会話文
MARCHでは頻出の会話文形式の問題。会話文にも様々な問題があるが、オーソドックスな問題としては、実際に口語表現で使われる言い回しを聞くものがある。普段なかなか勉強しない部分なのでそれなりにしっかり対策しないとできない問題もある。
⑤文法問題
基本的には旧センター試験の大問2形式の問題が出題される。MARCHのほとんどの学部の試験で大問1つか2つ分は出題されるので、ここでしっかり得点したい。並び替え問題や下線部言い換え問題など共通テスト・センター以外の形式も良く出るので過去問をしっかりやって対策したい。
中央大学 経済学部の過去問
MARCH英語の難易度やレベルは?意外と簡単に攻略できる!?
さてここで気になるのがMARCHの英語ってどのくらい難しいのかということです。日本の大学でも屈指の知名度と偏差値を誇るだけに共通テストより難しいのではと思う人も多いでしょう。
しかし、実態は共通テストの知識があれば半分以上の問題は解けてしまうのです。
具体的な構成比率としては、共通テストレベルの基礎問題が5~6割・ちょっと難しいが対策すればできる問題3割・ほとんどの人が間違えるいわゆる悪問1~2割といった感じです。共通テストレベルの基礎問題は、共通テスト過去問で75-85点くらいの得点力がある人なら大体正解できるレベルです。
共通テストとも似ていると言いたいところですが、共通テストは知識レベルは簡単で、分量が多く旧センターや私大よりも問題で何が問われているかを見抜くセンスのようなものが求められます。
そこに過去問などでちょいムズ問題の対策をするとあっという間に合格ラインといわれる7割を突破してしまいます。学部によっては8割前後の高得点勝負になるところもあるので、MARCHの英語はいかにミスを減らすかということがポイントになってきます。
MARCHの中で難易度を教えてくださいということも質問されますが、それは正直個人的な得意不得意があるのでわかりません。ただ和文英訳や英文和訳、自由英作がある大学学部はそれだけを対策する必要があるので少し難易度は上がるかなと思います。
MARCH英語のおすすめ参考書と勉強法【単語・熟語編】
ここからはMARCHに合格するためにやってほしい参考書を紹介していきます。まずは英語の基礎である単語と熟語の参考書についてです。ここではMARCH英語に対応できるように少し難易度高めのものを選んでいます。
これより語彙量の落ちるものでも合格できないとは言えませんが少しでも合格に近づけるように必要なものを選んでいます。
①『DUO3.0』
MARCH英語を攻略したいならこのレベルまではやってほしいということで一番最初に載せました。英単語だけでなく、英文法やリスニングなども一緒に勉強できちゃう参考書。単語だけにフォーカスせずに幅広く英語力がつけられるのが特徴的です。
そんなDUO3.0について知りたい人はこちら!
参考:DUO3.0は大学受験英語の単熟語 文法 リスニング 英作 を仕上げられる参考書 - イクスタ
②『システム英単語』駿台文庫
MARCHなら『DUO』か『シス単』かというくらいでおすすめしたい1冊。試験に出る形のまま単語を覚えられる参考書。単語と一緒に使われる前置詞などもいっぺんに覚えることができるので、文法対策にもなります!
そんなシステム英単語について知りたい人はこちら!
参考:早稲田生が語る「システム英単語」の使った英単語勉強法 - イクスタ
③『速読英熟語』
『DUO』や『シス単』をやるなら追加で熟語帳までやる必要はあまりないかなと思います。ただ『速読英熟語』なら熟語だけでなく短文読解などをしながら暗記できるのでおすすめ。共通テストレベルから難関大学対策まで幅広く勉強できる参考書です!
そんな速読英熟語について知りたい人はこちら!
参考:「速読英熟語」の特徴や使い方、勉強法を紹介!熟語を高速で覚えよう! - イクスタ
MARCH英語のおすすめ参考書と勉強法【文法編】
次にMARCHの英語を攻略するためにおすすめしたい英語の文法参考書を紹介しますどれも王道なものばかりですが、これからMARCHを目指し勉強し始める高校生のみなさんも、もう受験間近でこれから何をやろうか迷っている受験生もやはり王道なものをしっかりやりきるのが一番だと知ってほしいので紹介していきます。
④『Next Stage(ネクステージ) 英文法・語法問題』桐原書店
多くの受験生から愛される文法の問題集。共通テスト・MARCHレベルの文法を網羅しており、これ一冊でかなりの範囲はカバーできる。MARCHで頻出の会話表現も収録されておりこれ1冊やればMARCHレベルの文法力はつく。
ただし量が膨大なので、まずは文法・語法・イディオム問題から取り組むことをおすすめする。直前期の受験生は、過去問を解いて取れない部分を重点的にやるのがおすすめ。
参考:基礎英文法はこれで8割完成!英文法を網羅する「NextStage(ネクステージ)」 - イクスタ
②『頻出 英文法・語法問題1000』桐原書店
桐原英文法の2トップのもう1角の通称英頻。ネクステよりレベルが高いので時間的余裕と多少英語が得意なのであればこちらをやってみるのもよい。ネクステよりも難易度の高い文法事項も載っているが、すべてを理解、暗記すれば文法は怖いものなし!!
個人的には早慶上智や国公立を受けないのであれば、ネクステで十分だと思う。英語で成績を引っ張りたい人、英語を得意にしたい人にはおすすめ。
参考:難関大を狙う受験生が英語文法を仕上げる【英頻】の使いかた - イクスタ
3.MARCH英語のおすすめ参考書と勉強法 【長文編】
さて最後にMARCHの長文を攻略するのにおすすめの参考書を紹介します。ただし、各大学の過去問以上にいい参考書はないということを最初に断っておきます。共通テスト・センター過去問も対策にはなるので、共通テスト・センター過去問で70%以上取れるようになったら大学の過去問(赤本)をやることをおすすめします。
③やっておきたい英語長文 500
この問題集の長文の文字数は400~600語ほどであり、レベルはMARCHレベルとなっている。問題はわりと記述形式のものが多く、文章の内容をしっかりと理解しないと解けないような問題もある。MARCHで記述を問われる問題は多くないが、練習としてはちょうどいい長さで問題レベルも同じくらいなのでまずこちらをやってから過去問をやると良い。
参考:基礎固めに最適!やっておきたい英語長文500の特徴や使い方をまとめてみた - イクスタ
④英語長文速読トレーニングLevel 2
この問題集のレベルは共通テストよりちょっと上くらいとなっており、構文の解説と指示語の具体的説明が載っている。そのため、難しめの文章において基礎的な構造や文法等を再確認することが出来る。
個人的には、MARCHは時間との勝負だと思うので、速読の能力は絶対に身につけておくべき。その意味では安河内先生の問題集はおすすめ。
大学入試 全レベル問題集④
この問題集のレベルはMARCHレベルであり、問題は内容一致や下線部和訳などととてもオーソドックスである。また、全ての問題が記述式であり、解答例と採点例が載っている。
MARCH志望者のためにつくられたといってもいいくらい傾向が似ており、高3の秋以降はこの全レベル問題集④をやり、11月頃から過去問に入れるといい流れで勉強できると思う。
以上MARCHの英語の傾向からおすすめの参考書まで紹介していきました。MARCHは確かに偏差値上大学受験上位校ですし、狭き門です。ただ問題自体はそれほど難しくないので、しっかり対策して本番に臨めれば十分合格可能だと思います。頑張っていきましょう。
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