85%の受験生は悲しい思いをしている
第一志望合格は本当に難しい、ましてや人並みの伸びを感じる受験生活を送るのさえ難しい
大学受験において、厳しい現実は意外と知られていません。旧帝大や早稲田・慶應などの難関大学の現役合格率は、驚くべきことに15%程度。つまり、200人の学年のうち、わずか30人しか第一志望の難関大学に合格できません。
多くの受験生や保護者は、難関校の合格率をもっと高いと想像しているかもしれません。しかし、これが現実です。偏差値70超のトップ進学校でも現役でこれらの大学に合格する生徒は 5人に1人 ほどに過ぎません。大手予備校の難関大学コースでも、卒業時の実際の合格率は15%程度なのが現状なのです。
大手予備校で働いてこの数字に気付いて驚きました。進学校や予備校の合格実績を見ると、あたかも多くの生徒が合格しているように感じるかもしれません。しかし、これらには浪人生や複数の大学に合格した生徒が含まれており、現役での合格者数はかなり限られています。ピラミッドの頂点しか、難関大学には合格していないという現実があります。
難関大学に合格するために必要な時間を数字で示すと、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)レベルに到達するには最低でも1500時間の勉強が必要。さらに、東大や京大といった最難関大学を目指すなら2500時間以上、集中した勉強時間が必要です。
「なんとか」ならないのが難関大学
これまで大手某動画系予備校や家庭教師、イクスタコーチで数百人の国公立医学部など最難関から中堅私大志望の予備校生や無料講習生の受験計画を作り受験相談に乗ってきて確信していることがあります。
感覚的になんとなくの計画で勉強していると難関大学はまず絶対に間に合わない。
あなたのここ2週間の受験勉強を振り返って自己採点したら100点中何点になりますか?
集中力の質、勉強時間の長さを採点するとして、もし60点以下だと無名の私立大学にしか合格できない可能性が高いです。
全ての教科、全ての教材で、なぜ今その教材を進めているのか、論理的に明確に根拠を理解している必要があります。「本当にその計画で間に合うのか」を常に自分に問いながら受験勉強を進めてほしい。
① 論理的に、抜け漏れが無いように間に合う長期計画を立て、
② 1週間に1度、出来たことと出来なかったことを言葉で整理しながら、
③ 計画に沿って心から真剣に毎日の勉強に取り組む。
この3つの柱を自信を持って実行していると言えなければ、成績を大きく伸ばして難関大学に合格することは本当に難しいのが大学受験のリアルです。
逆算で各科目漏れなく計画を立て、予定通り実行する、そんな受験生になれるように受験生活の色々な目線から入試までの毎日24時間の時間の使い方をコントロールできるようになる必要があります。
これは今有名な予備校に通っていても全く同じです。「とりあえず塾や予備校」と選んでしまいがちです。河合・駿台・東進など大手予備校で年間たくさんの授業を受けたけどどこにも合格できない受験生を本当にたくさん見てきました。
「この20回の授業が終わったらどういう状態になっているか・合格のためにあと何が必要なのか」を明確に数字と言葉で言語化できていないと、国公立大学や有名私立大学の合格は希望的観測に終わってしまいます。
90%の勉強時間は自習時間です。この自習時間の意味や計画を徹底的に立てることは絶対に大事。
予備校は良い授業を提供することに責任はありますが、受験生それぞれの全体計画を正しく正確にサポートすることに責任はないんです。本当に重要なのは授業ではなく、全体計画や戦略です。
レベルや目的が明確であれば予備校や塾も役立ちますが、「なぜ、どんな問題を解決するためにその予備校に通うのか」という背景がないままになんとなく通っているのは時間も費用ももったいないことになってしまいます。予備校や塾の多くは、授業や教材などのコンテンツをいかに使ってもらうかがメイン業務で、「生徒が本当に合格できるか」の関心はあまりないのです(本当は気にしていると思いますが、忙しくて関心を持つ余裕がない)
進学校と予備校の存在意義に悩んだ末に出した答え
「進学校も大手予備校も、あんまり意味なくないか...?」
これは私がそこそこの進学校と予備校を卒業し早稲田大学に現役で合格したあとに出したひとつの答えでした。
大量の課題、先生からのプレッシャー、受けるだけの授業。
これらに疑問を持っていた私は、学校の成績は全然よくありませんでした。校内模試で名前が出たこともなかったので、卒業式の日に早稲田合格を報告したら周りから信じられないくらい驚かれました。
そして大学入学後に4年間働いていた大手予備校では10万円弱の20回授業を取る方式で各科目色々なコースを組み合わせます。4年間毎年200人弱の受験生の受講状況と成績の伸びをデータで比較した結果、「受けた授業の数と成績の伸びは全然関係ない」というまさかの統計データに気付いてしまいました。
「成績の伸びは授業の回数で決まらないんだったら、どうして受験生によって成績の伸びは違うんだろう」大学4年生の時にそんな疑問を持ったことから、イクスタの基本理念である独学の大学受験について考え始め、イクスタを立ち上げ10年経ち今に至ります
増え続ける便利な道具をいかに使いこなすか
目標さえ定まっていれば、教材情報・長期戦略・自分のコントロールで、難関大学は十分に目指せます。むしろ効率がいいしオンライン化で毎年環境はどんどん良くなっている。
「このままじゃヤバいのにどこから手をつければいいか分からない...」という受験生を支えるためにイクスタを立ち上げ、イクスタコーチで受講生と向き合っています。
大事なのは進学校や予備校に通っているかではなく、1, 志望校の合格最低点・2, 残された時間、と向き合い逆算でやるべきことの計画を立てられているかに尽きます。この2つの要素とは異なる文脈から始めた勉強は合格への遠回りになっている可能性が高いので、気付いたらできるだけ早く対策を打ちます。
とはいっても初めての受験では自分の勉強がこれらの要素とどう関係があるのか判断するのは難しいので、これまでの経験や調査、論理的思考で提案を行うのが私の重要な仕事です。
マニュアル的で画一的な勉強法はゴミ箱行き
逆転合格しなければならない受験生は、学校や予備校で言われたことを勉強しているだけでは合格には遠くおよびません。
「志望校の問題形式とレベル、自分の受験科目ごとの今の状態に合わせて綿密に順番を立てているか」によって決まります。たとえば、志望校が同じでも、友人のあの子とあなたのやるべきことは全く違うの、あたりまえですよね。
情報過多の時代。ネットやYoutubeには受験情報が溢れています。そのはずなのに、大学受験全体のレベルは上がっていないし、難関大学に合格している身近な先輩は意外と少ない。
有名参考書をたくさん持っていても、予備校に通っていても第一志望には合格できていない受験生がほとんど。
それは、大学受験は足し算ではなくて引き算だからなんです。
「今の状態がどれくらいヤバいか」、「いつまでに何を終わらせなければいけないか」を客観的に教えてくれる存在がいないからです。学校でも予備校でも授業の進み具合や模試結果の簡単な確認で終わってしまいます。
先日もこのような受験生からのご相談をいただきました。
『予備校で厳しいスケジュールで毎週たくさん授業を受けるものの、いつまで経っても全然成績が伸びない。』
『参考書を頑張って進めているものの、本当にこれで合っているか不安が拭えない。』
本人は頑張っていないわけではないのです。自分なりにやるべきことは進めているつもりです。
では何が問題だったのでしょうか。
今の自分にとっての優先順位を整理しないまま、手当たり次第に勉強を始めてしまったのです。
どんな教材を進めるのか、どんな授業を受けるのかを決める前に、今の自分の状況と志望校に合格するために必要な力を徹底的に調査して整理し、今の自分の課題に合った時間の使い方をしなければならないのです。
時間をかけたのに、お金をかけたのに結果が出なかった、そんな悲しいことを一人でも減らしたいと感じています。
成績をぐっと伸ばして逆転できるポテンシャルをはかる5つの質問
難関大学合格に超!重要な考え方を5つの質問にしました。
あなたは以下の項目にあてはまりますか。もし、”いいえ”にあてはまる項目が多いようであれば急いで受験の取り組み方を変えないと、このまま成績が伸びずに志望校に合格できない可能性が高い状態です。ぜひチェックしてください。
◯ 勉強をやろうと思った時間の90%以上の時間、勉強できている。
◯ 今勉強している内容が何に繋がっているか明確に分かっている。1ヶ月後に勉強すべき内容を明確に分かっている。
◯ 入試日まで2ヵ月おきにどれくらいの点数を取れれば志望校に合格できるか分かっている。
◯ 基礎から演習、演習から過去問、それぞれどういうものか、始める正しいタイミングを知っている。
◯ 各科目でこれから成績が着実に上がっていくイメージを具体的に描けている
旧帝大や早慶などの難関大学に逆転合格できる受験生は、受験勉強の中でこれらの質問に「はい」と答えられるくらい明確に自分の受験勉強を確立しています。
大学受験で重要なのは参考書や勉強法の知識よりも、実はこのような全体を見渡せる戦略的な考え方。最近は動画授業や参考書がさらに充実してきているので、たとえ難関と言われる大学であっても、これらの教材を最適なタイミングで組み合わせることで十分に合格を狙うことが出来ます。
日頃、イクスタで受験生と触れていると、受験勉強を始めてからある程度時間が経っているのにも関わらず「この重要な情報も知らなかったの!」と心の中で呟いてしまうような受験生はたくさんいます。とても時間がもったいない計画なのは残念です。
受験生の9割以上は「今の自分がどれくらいヤバい状況か」を知る機会がなく、結果的にタイムオーバーで志望校に合格できません。
能力が足りないんじゃなくて、戦略不足、計画が甘い受験生が圧倒的に多い。
こんな課題感からイクスタコーチはアプローチします。
目標を点数と時間で常に把握する。
今の自分と志望校合った教材を使う。
本気で努力を継続できる環境を作る。
私が1対1で、受講生の進路が決まるまで支えます。