睡眠中のレミニセンスで勉強の効率を上げる
勉強する際、睡眠を気にしていますか?
多くの受験生は、”いかに睡眠時間を削って勉強をするか”と毎日工夫を凝らしています。
私の周りの受験生でも、
「3時間睡眠を目指す!」とか、
「今日は気づいたら机で寝ていた...」なんて言う人がいました。
しかし実は、勉強をしたあとは睡眠を取るのが一番効率的です。
人は寝ている間に、記憶を整理整頓して知識が定着するようになります。
脳科学では、「レミニセンス」と言われています。
たしかに、勉強すればその分知識が増えるので、記憶直後のテストでは良い点数が取れます。
しかし、睡眠時間を削って覚えた記憶は薄れやすいのです。大学受験の勉強は、少なくとも半年以上はかかる長期なものになります。勉強した内容を頭に定着させたいのであれば、その分睡眠を充分に取る必要があります。
さらに睡眠には、蓄えた知識を整理整頓して、より使える知識にする役割があります。ですので、充分な睡眠をとったあとには、充分な睡眠をとったあとには、”ひらめき”が起きやすいと実証されています。睡眠も勉強のうちなのです!
科学的な睡眠を取り入れる
では、具体的にどのように睡眠を工夫すれば良いのかを紹介します。
まず、睡眠時間は90分周期で取るようにしましょう。4時間半、6時間、7時間半、9時間....と睡眠時間を区切ると良いです。どうしてかというと、人は睡眠中、90分ごとにレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しているからです。
レム睡眠とノンレム睡眠の1セットが終わった後は、目覚めがとても良く、一日が快適に過ごせます。
レム睡眠は深い睡眠のことで、この時に夢を見て記憶を整理整頓しています。そのため勉強をする際は、レム睡眠をいかに多くとれるかが重要になってきます。
7時間半を過ぎるとレム睡眠の時間はだいぶ少なくなってきて、ノンレム睡眠が増えてきます。
また、人の睡眠時間は6時間までは削っても身心に異常をきたさないと言われています。
ちなみに私は6時間か7時間半の睡眠がおすすめです。
ちなみに、ノンレム睡眠はストレスを減退させる効果があります。勉強のストレスがたまっている場合は、7時間半、もしくは9時間寝るようにすると良いかもしれません。
最近は睡眠時間をコントロールするためのスマホアプリも出ています。「Sleep Better」というアプリは睡眠中のスマホの揺れを感知して熟睡度を測ってくれます。
思考系は朝に、暗記系は夜に
次に、暗記の勉強は夜に、思考力が問われる勉強は朝やるようにしましょう。
長期間記憶する必要があるものは就寝前に勉強し、十分な睡眠をとって記憶を定着させましょう。
朝の勉強は、国語や数学などの思考力が問われる科目にして、時間が余れば、就寝前に勉強した内容の復習をするようにしましょう。
さらに、起床の際は日光を浴びると良い目覚めが迎えられます。
私が受験生だったある一時、朝6時に就寝して午後1時半に起床する生活を繰り返していました。
高校3年生の冬休みのことです。
この生活を始めてから約2週間ほどで、慢性的な頭痛と肩こりに悩まされるようになりました。
病院行ったところ、自律神経失調症とのことでした。泣
その後、夜10時に就寝して朝5時半に起きる生活に修正したところ、頭痛はなくなり、肩こりも和らぐようになりました。
人は元来夜行生物ではありませんので、朝日を浴びれば体が活性化するようにできています。
夜寝る際は、窓のカーテンを開けて寝たりすると良いかもしれません。
お昼寝のマネジメント
最後に、勉強中に睡魔が襲ってきたら、15分~20分仮眠をとるようにしてください。
20分以内の仮眠であれば、夜の睡眠に支障はきたしません。
眠い中勉強しても成果は上がりませんし、仮眠は睡眠と同じ効果があるので、記憶が整理整頓されます。
仮眠をして眠気がなくなれば、勉強もはかどりますしね!
ちなみに、意識はあっても頭を働かせずぼーっとしていれば、頭の中では睡眠時と同じように、記憶の整理整頓が始まるそうです。
仮眠はそういった意味でも効果がありますし、夜になかなか眠れないときも、頑張って睡眠をとる必要はありませんので安心してください。
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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