隼人|日本史用語集
隼人の解説
国家体制が実現し、充実した力を持った中央政府は、支配領域の拡大に努めた。東北地方の蝦夷と呼ばれた人々に対しては、7世紀半ばに磐舟柵などを設けるとともに斉明天皇の時代に阿倍比羅夫を派遣して関係を結んだ。
8世紀になると日本海側に出羽国、太平洋側には多賀城を置いて、蝦夷対策の拠点とした。その支配拡大の一環として政府は南九州の隼人の支配に乗り出した。
南九州の隼人は大和政権にしばしば反抗していたが、ヤマト政権の支配下に組み込まれて律令制下には兵部省の隼人司に管理されるとともに、種子島・屋久島をはじめ薩南諸島の島々は朝廷と交易を行っていた。
服属後もしばしば反乱を起こし、713年大隅国が置かれた後、720年には隼人の反乱と呼ばれる大乱を起こした。大伴旅人によって翌721年に征討されたのち、完全に服従した。
793年には「隼人の調」を廃止して一般の公民と同じ調庸を徴収した。800年には班田収授法が初めて実施され、ここに隼人の完全な公民化が実現したとみなす学説もある。
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