秋田城|日本史用語集
秋田城の解説
秋田城は奈良時代から平安時代かけて東北地方の日本海側に置かれた行政機関で、政治・軍事・文化の中心であった。出羽国に設置された出羽柵が秋田に移されて秋田城と改名されたものである。
奈良時代には出羽国の政治の拠点として、国府が置かれた。
なお、秋田城は律令国家が蝦夷支配のために置いた古代城柵の一つであり、東日本に置かれた城柵としては他に越後、陸奥国に置かれたものがあったが、これらのうち、秋田城は最も北に位置していた。
主な役割としては、戸籍の作成や税の徴収、治安維持のための軍事拠点、渤海や蝦夷などの北方交易・交流の拠点としての役割があったとされる。特に、律令国家の支配外であった北海道の蝦夷に対する支配や交易に重要な役割を担っていた。なお、秋田城からは交易を裏付ける様々な遺構が出土している。
秋田城の司令官は出羽介が兼務し、秋田城介と呼ばれたが、10世紀後半に秋田城が古代城柵としての機能を失った後の鎌倉時代以降も秋田城介は北方を鎮護する役職名として残った。
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