Withコロナで広がるオンラインでの大学入試
これまでもコロナウィルスの感染拡大により各大学はオープンキャンパスや大学説明会などをオンラインで実施していましたが、大学入試もオンラインで完結する取り組みがはじまりました。
コロナウィルスによる感染症が日本でも本格的に流行を始め、政府による緊急事態宣言が発出された2020年3月以降、受験生を対象とした大学のオープンキャンパスや大学説明会はほとんどが中止され、オンライン上で代替実施されるところも増えてきました。実施の時期に違いはあるものの、有名な大学のほとんどでオープンキャンパスや大学説明会に変わるいずれかのイベントが開催されています。
受験生のみなさんの中にはすでにそうしたイベントに参加したことのある方もいるのではないでしょうか。
本来オープンキャンパスは夏休みの時期に実施するものが多く、例年高3生にとっては大事な夏休みの1日をオープンキャンパスに使うかという悩みがありました。
その一方で、オープンキャンパスがオンラインで実施されることで大学のキャンパスへの移動に掛かる時間は必要なくなったため、今までよりも手軽に気になっている大学のことを知る機会ができた人もいることでしょう。
実際に大学のキャンパスに足を運べないことであまり大学構内を雰囲気を知ることはできないという問題はあるものの、大学の取り組みや施策などはオンラインでも十分に入手できるので、ぜひ有効活用することをおすすめします。
オープンキャンパスに始まり、ついに入試まで...?
これまで実施されてきたキャンパス内で行うオフラインのオープンキャンパスでは、大学の遠くに住んでいる場合など、オープンキャンパスには参加できず、結果としてその大学のことを知る機会があまりないという状態が続いてきましたが、今回のコロナ下において各大学がオンラインでも大学のことを十分に知ることができるような取り組みを本格的に始めたことで、本来オープンキャンパスに行けないはずだった受験生にとっても志望校を決める上で欲しかった情報がオンライン上で手に入るようになりました。
オンラインでの個別相談会も実施しているところが多いため、小さな疑問や質問事項でも大学の担当者に相談できるのはとても便利です。ぜひ遠慮せずに様々なことを聞いてください。
大学入試に関わる様々な取り組みがオンラインに移行する中、オープンキャンパスや個別相談会のオンライン化と、入学試験のオンライン化ではその重要性が大きく異なります。
入学試験では受験生のなりすましやカンニングを防ぐために数多くの取り組みが行われてきました。その入学試験をオンライン化するということは不正行為の防止策も同時に実施する必要があるため、大学の評判や信頼を落とさないためにも慎重な運用が求められます。
そういったリスクを最小限に抑えることができれば、より多くの受験生を集めることができ、より優秀な学生の入学に繋げることができれば、大学としても有効な施策として機能することになるでしょう。
また、受験生にとっても、自宅からだと負担の大きかった受験会場への移動や、感染拡大による不安な中での外出といったリスクを避けることができるため、受験生にとっては基本的には便利になる側面がほとんどだということが出来ます。
それではどういった入学試験がオンラインに対応しているのでしょうか。
オンラインの入学試験に対応している大学や入試方法
それではここからは、オンラインの入学試験に対応している大学や入学試験の方法をご紹介していきます。
現在分かっているところだと、いわゆるAOや自己推薦など推薦型の入学試験の面接試験のみがオンラインの入試に対応しています。
文部科学省から全国の大学に向けて、推薦型の入試に関してオンライン化などの工夫を求めているため、現在オンラインによる面接を発表している大学以外にもこれから面接のオンライン化を発表する大学は増えてくる可能性が高いです。もし推薦型の入試を検討している場合には志望校の公式ホームページを定期的にチェックすることをお忘れなく。
筆記試験や実技試験は現状だとオンラインに対応しておらず、いわゆる推薦型のみが対象となります。注意してください。
現在オンラインでの入学試験を発表している大学
国際教養大学
https://web.aiu.ac.jp/adm_news/47223/
(随時追加予定)
面接型の試験では受験人数が少ない上、面接官と受験者が常にWeb上で会話をしている状況であるため不正などをしにくい状態ですが、一方で一般の筆記試験だと受験人数も多く全ての受験者をチェックできるような状態でないとオンラインでの試験実施は難しいと考えられます。
少なくとも当面の間は、大学入試の筆記試験においては全面的なオンライン化はある程度先になりそうです。
推薦型入試のオンライン化、地方に住んでいたり志望校が自宅から遠い場合など負担になっていた受験生にとっては様々な大学を受験する機会が増えたことでしょう。
今年は特に部活などの課外活動がほとんどできなくなってしまったので、推薦に必要な実績を作ることが難しくなってしまいました。そのため、これまでの先輩の経験や実績を元にして出願すること自体が難しくなってしまいましたが、その中でも自分に合う方法を探して、もし利用できるようであれば積極的にオンラインの入試を利用していきましょう。
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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