「流れと枠組みを整理」日本史、こんな参考書が欲しかった!共テ〜最難関までおすすめ
こんにちは、イクスタコーチの土井です。
今日はひさびさに日本史の参考書を見てテンションが上がった「歴史総合、日本史探求 流れと枠組みを整理して整理する」をご紹介します!
大学受験で日本史を使う全受験生におすすめの参考書が2023年の9月に出版されました。大学受験の参考書は10年選手もざらな業界の中では、この参考書はとても新しい参考書。
私自身早稲田に日本史で合格しましたし、市販されている山のような有名な日本史の参考書はほぼ全てに目を通していますが、その中でも「こんな参考書が欲しかった!」と久々に感じることができる一冊です。
市販の参考書はあまたありますが、どれも「いかにたくさん効率的に覚えるか」という視点なんですが、この参考書はちょっと違います。
共通テストで日本史を使う受験生から、早稲田や一橋で日本史を使う最難関レベルまで、全員に十分におすすめできる参考書です。実際にイクスタコーチ受講生の一橋大学志望の受験生も使っています。
分量・形式
248ページ
50の問いと2ページの説明
どんな点がおすすめなのか
Q&Aで各時代、分野ごとの最重要な歴史的変化だけに集中して深掘りできる参考書です。
日本史の教材は教科書や参考書など説明や講義形式では、日本史の中の何が重要なのかが分かりにくく「どこまで覚えればいいの?」「たくさん書いてあるけど、結局何が重要なの?なんで重要なの?」を自分ではまとめにくい教材がほとんどで、「書いてあることを全部覚えればいいんだろうけど、重要度が分かりにくくて効率が下がりがち」となる教材が多いんですね。その中でもこの「流れと枠組みを整理して」は大きな問いを立てることで、それに答える形で最重要なところを再確認できるので、日本史を勉強していると単調になりがちなところを「そもそもなんで重要なんだっけ」を認識しながら進めることができます。
Q.17 「室町幕府は、鎌倉幕府とどう違うのですか?」
Q.28 「どうして享保の改革が必要だったのですか」
こんな角度から、日本史の内容を問い直す参考書です。この問いの立て方が絶妙です。決して難しい問いでは無いのですが、難関大学の日本史で合格点を取るためにも決定的に重要なポイントを押さえています。
どんな点が他の参考書と違うのか
全編Q&Aで日本史を「なぜ」という視点で問い直すことができるので、教科書や参考書でインプットしたことがどう重要なのかを整理し直すことができます。
教科書や有名な通史の参考書だと、重要なこととそうでないことの書き分けが無いので、メリハリを付けづらいのですが、この「流れと枠組みを整理して」を使って、その時代・分野ごとに絶対に押さえなければならない変化や背景を理解しておくことができます。
どのような使い方をするか
教科書や通史の参考書と併用します。教科書や通史の参考書で新しい時代や分野を読み始める前に、この「流れと枠組みを整理して」の該当部分を読みます。こちらを読むことで最重要な部分を確認することができるので、通史の教材を読む際に定着の効率を上げることができます。
通史の参考書を何度もインプットしながら「流れと枠組みを整理して」も繰り返すことで最重要な部分を理解することができます。
この「流れと枠組みを整理して」での問いは決して簡単なレベルではありませんが、最重要なポイントでもあるので、即答できるくらいまで理解をしておいて欲しいです。
どんなスケジュールで使うか
大学受験勉強を本格的に始めるタイミングですぐに使い始めましょう。
日本史の受験勉強を始める際には教科書か通史の参考書を読み始めます。それらの教材と一緒に始めます。
日本史は大きく4部に分かれていますね。
①原始・古代 ②中世 ③近世 ④近現代
それぞれを1.5ヶ月〜2ヶ月で3-4周して次の時代に進むことになりますが、この流れに沿ってこの「流れと枠組みを整理して」も繰り返して内容を定着させます。
気をつけるべきところ
この1冊だけで完結するレベルでは無いので、必ず他の教材と組み合わせます。自転車に乗る時の補助輪のようなイメージですね。
まとめ
「流れと枠組みを整理して」はイクスタコーチの受講生全員にもこれからおすすめする予定です。世界史版も同じコンセプトで、とても良い参考書です。
この参考書を使用するかどうか迷っている場合には、ぜひ迷わず使って良いでしょう!
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
> 論理的で抜け漏れのない受験計画の立て方が分かる イクスタコーチ