高校の偏差値と大学の偏差値の関係は?高校の偏差値と同じ偏差値の大学に行ける?
『自分の高校だったらこれくらいの大学には行けるはず』
高校の友人と話していたりすると、なんとなくのイメージがありますよね。
もう15年ほど、受験生や保護者の方とお話しし続けていますが、都道府県のトップ校や関東の中堅以上の高校に在籍していると、大学受験を始める段階では、
「ちょっと頑張れば有名大学には行けるはず」
「無名の大学に行くようなことにはならないだろう」
と想像している方が多いです。
高校の偏差値と進学する大学の偏差値にはどのような関係があるのでしょうか。
・高校偏差値70以上(都道府県内のトップ1〜2校)
・高校偏差値65〜70(都道府県内のトップ〜10校程度)
・高校偏差値60〜65
・高校偏差値55〜60
・高校偏差値55以下
それぞれの高校偏差値に合わせて進学大学の目安があります。
統計的に計算すると自分の高校の偏差値から4〜5引いた偏差値が、進学する大学の妥当な偏差値となります。
高校の中でどれくらいの順位にいれば、どれくらいの偏差値の大学に進学するのが妥当なのでしょうか。
統計を使用した偏差値換算に予備校やイクスタコーチで受験生の受験結果を加味したイメージを作成しました。
高校偏差値70以上
高校偏差値70以上の高校は、各都道府県でトップ1〜2校にあたるトップレベルの高校です。
これらの高校では、
・学年上位30%の生徒は、東大、京大、東工大、一橋大、国公立医学部が妥当な進学先の偏差値。
・学年上位50%の生徒は、旧帝大、早慶以上が妥当な進学先の偏差値。
・学年上位75%の生徒は、中堅国公立、MARCH、関関同立以上が妥当な進学先の偏差値。
・学年下位25%の生徒は、それ以下の偏差値の大学が妥当な進学先の偏差値。
高校偏差値65〜70
高校偏差値65〜70の高校は、都道府県内トップ10校程度の高校です。
これらの高校では、
・学年上位10%の生徒は東大、京大、東工大、一橋大、国公立医学部が妥当な進学先の偏差値。
・学年上位30%の生徒は、旧帝大、早慶以上が妥当な進学先の偏差値。
・学年上位50%の生徒は、中堅国公立、MARCH、関関同立以上が妥当な進学先の偏差値。
高校偏差値60〜65
高校偏差値60〜65の高校では、
・学年上位10%の生徒は、旧帝大、早慶以上が妥当な進学先の偏差値。
・学年上位30%の生徒は、中堅国公立、MARCH、関関同立以上が妥当な進学先の偏差値。
・学年上位50%の生徒は、その他の国公立大学、有名私立大学が妥当な進学先の偏差値。
・学年下位50%の生徒は、その他の私立大学が妥当な進学先の偏差値。
高校偏差値55〜60
高校偏差値55〜60の高校では、
・学年上位10%の生徒は、中堅国公立、MARCH、関関同立以上が妥当な進学先の偏差値。
・学年上位30%の生徒は、その他の国公立大学、有名私立大学が妥当な進学先の偏差値。
・学年下位70%の生徒は、その他の私立大学が妥当な進学先の偏差値。
高校偏差値55以下
高校偏差値55以下の高校では、
・学年上位10%の生徒は、その他の国公立大学、有名私立大学が妥当な進学先の偏差値。
・学年下位90%の生徒は、その他の私立大学が妥当な進学先の偏差値。
まとめ
私が毎年受験生やその保護者の方と話していて危機感を感じるのは、
偏差値65〜70の高校に在籍していると、春の時点では
「MARCHは余裕。MARCH以下の進学するのはあり得ない。」
偏差値60〜65の高校に在籍していると春の時点で、
「ちょっとだけ頑張ればMARCHには行けるはず」
こんなイメージをお持ちの方が多いです。
一方で統計的な偏差値換算や、進学実績からすると、
・偏差値65〜70の高校に在籍していると旧帝大・早慶以上に進学できるのは学年の上位30%。
・偏差値60〜65の高校に在籍しているとMARCH・関関同立以上に進学できるのは学年の上位30%です。
毎年冬に受験が終わった受験生とお話しすると
「MARCHに合格するのがこんなにハードルが高いとは思わなかった」と非常に多くの受験生が感想を持ちます。
特に首都圏の高校に在籍している受験生に顕著です。
私も首都圏のそこそこの偏差値の高校に在籍していたので、MARCHに対する高校生の感覚はよくわかります。そして卒業式で自分の学年の進学大学を聞くと、意外とMARCHに合格できない人の多さに驚いたことをよく覚えています。
目標は高ければ高いほど良いですが、大学受験を始める時点で今の自分の妥当なレベルはどの程度なのか、
自分の目標の大学に合格するためには今の高校のどの程度の順位にはいなければならないのかを把握して、そのレベルに到達するための適切な努力量を確保したいです。
「ちょっと頑張れば行けるでしょ」
油断していると裏切られることになります。
学校の実力テストで上位にいない場合、MARCHに合格するには、私は最低でも1500時間程度の勉強時間が必要だと見積もっています。
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