【共通テスト英語】7割8割9割ごとの対策法と各大問の勉強法など完全まとめ
こんにちは。一橋大学経済学部の笠原です。いよいよ共通テストの直前となりましたね。ここから少しでも得点できるようなノウハウをお伝えしてきますよ。ぜひじっくり読み込んで本番を迎えてください!あと少しだ!頑張れ!
この記事はセンター試験対策を元に作成していますが、センター試験と共通テストで受験生に求められる勉強内容はほぼ変わらないため共通テスト対策の方法として参考にしてください。
新たに共通テストに求められるのは「思考力」です。この思考力を鍛えるためには「なぜ」を繰り返すことが必要です。思考力や考える力の鍛え方について深く説明している記事も参考にしてください。
> 共通テストとセンターの違いを明確に理解して高得点できるようになるたった一つの勉強法
受験生の皆さん、共通テスト英語の対策はちゃんと出来ていますか?
共通テスト英語は発音から文法、長文問題まで幅広い知識が求められます。基礎的な問題が多いですが、しっかりと対策しないと高得点は叩き出せません。
今回は共通テスト英語に関して、大問別の勉強法、過去問の使い方、おすすめ参考書など、国公立志望をはじめとして共通テストを使う受験生に役に立つであろうことで僕が伝えられることはすべて書きました。
また目標点ごとの勉強法も説明しているので、自分の目標点がある受験生は参考にしてぜひ目標点を取ってください!
僕は受験生時代、共通テストではなくセンター試験を受験しました。模試では平均して7割前後の点数しか取れていなかったのですが、直前の1ヵ月に大問別ごとにしっかりと対策したことによって、本番では180点以上の点数を取ることが出来ました。
ぜひ最後まで読んで、共通テスト英語で高得点を取ってくださいね!。
◇目次◇
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1. 共通テスト英語の勉強法
2. 共通テスト英語で満点を取るコツ
3. 共通テスト英語で8割~9割取るコツ
4. 共通テスト英語で7割~8割取るコツ
5. 共通テスト英語で6割~7割取るコツ
6. 共通テスト英語の過去問の使い方
7. 共通テスト英語でおすすめの参考書
8. 共通テスト英語の基本情報
9. 共通テスト英語の時間配分について
共通テスト英語の勉強法
まずは共通テスト英語で大問に関わらず基本となる勉強法について述べていきたいと思います。共通テスト英語を対策する上でもっとも意識すべき、身に着けるべきことを説明します!
共通テスト英語で高得点を取りたいなら速読を身に着けよう
まず共通テスト英語でもっとも重要な能力は「速読」です。共通テストはすべての科目で問題を解く早さが求められています。英語も同じで、問題を早く解く必要があります。共通テスト英語は基礎問題ばかりなので、速読を身に着けることができれば高得点を狙えます。
速読は二次試験の英語の問題でも必須のスキルになるので、英語を勉強するときには常に早く読む意識を持っておきましょう。速読は意識することが大切です。長文読解の問題はだらだらと解かずに時間を決めて演習することをおすすめします。
速読を身に付けるためにはとにかく音読をしよう!
速読を身に着けるにはとにかく音読をすることが大切です。長文読解の問題集をとにかく音読しましょう。音読は目と耳から英語を読むことができることで英語を早く読むことができます。
また音読をするときの注意点としては英文の構文を意識してください。修飾語や被修飾語、接続詞や特殊構文などを頭で認識しながら音読をすると構文も素早くとらえられるようになり、英語の文章を早く読むことが可能となります。また、構文を捉える練習にもなるので二次試験ででてくる和訳問題などの対策にもなります。
次は共通テスト英語の大問別に勉強法を説明していきますね。
大問1:発音・アクセントの勉強法
発音・アクセントの勉強法について説明していきます。センター試験では必要だった発音・アクセントですが、共通テストではほぼ出ないと思われます。万が一、心配な人は参考にしてください。
発音・アクセントは普段から練習しよう
発音・アクセントは普段から単語や文法、長文などを勉強しているときに意識して勉強をしましょう。そうすれば自然と問題が解けるようになります。発音・アクセントには法則性があるので直前になったらまとめて覚えてしまいましょう。覚える量は少ないので、共通テストの一か月前からで大丈夫です。
共通テストレベルの発音・アクセント問題について詳しく対策法について知りたい受験生は以下の記事を参考にしてください!
大問2~3:文法問題の勉強法
次は共通テストで特に差がつく文法問題の勉強法について説明していきます。共通テストに変わって、単純な知識量を求める文法問題は減っていくと予想されます。ただ、イディオムのような問題は一部出題されますし、正確に早く英文を読むためには盤石な文法力は欠かせません。
文法問題は問題集で勉強しよう!
共通テストの文法問題は基礎問題が出題されます。定番の構文問題や文法問題ばかりなので一冊の文法書を徹底的に勉強すれば大丈夫です。
しかし、満点を狙いたい人は基礎的な問題が解けるようになっただけでは足りません。二次試験でも出題されるような難易度の高い文法問題も勉強することで万全の準備をしましょう。A問題が文法語法問題、B問題が会話を中心とした構文問題、C問題がハイレベルな並び替え問題となっています。
共通テスト英語の文法問題について詳しく対策法を知りたい受験生は以下の記事を参考にしてください。
大問4~6:長文問題の勉強法
次は共通テスト英語で一番配点の高い長文問題について説明していきます。
長文は基礎力と速読を身に着ける
共通テスト英語は速読が大切です。速読が最も必要になってくるが長文問題です。また、長文問題が共通テスト英語において最も配点が高くなっています。長文問題だけでも100-120点分ぐらいの配点があります。共通テスト英語の長文問題に対応するためには英単語・英熟語・英文法をマスターして一文読解の技術を高める必要があります。逆にこの3つをしっかりと対策をして速読ができればある程度安定した得点は期待できます。
この点を大幅に落としてしまうと共通テスト英語で高得点を狙うのは難しくなります。長文問題はしっかりと対策をして高い点数を狙いにいきましょう。
共通テスト英語で8割以上の高得点を狙うのであればこの長文問題では各大問1~2ミスに抑える必要があります。
詳しく共通テスト英語の長文問題対策について知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
共通テスト英語で満点を取るコツ
ここからは共通テスト英語で満点目指す人に向けて、満点を取る方法を伝授していきます。共通テスト英語で満点を取るためには当然、盤石な英語基礎力が必要になります。英単語・英熟語・文法はもちろん、速読力も必要になります。下の「共通テスト英語で6割〜7割取るコツ」「共通テスト英語で7割〜9割取るコツ」を完全に理解、実践できるようになった上で移ってください。
発音・アクセント、文法を徹底的に勉強しよう
センター英語で満点を取るためには大問1,2でいかに落とさないかが大切でした。共通テストはまだ参考例題しかなく、どのような問題が出るか分からない部分が多いです。満点を目指す人であれば、過去問を解く段階でも長文問題は常に満点でなければなりません。意外と点数を落としやすいのは大問1か大問2です。
実際のところ、共通テスト英語で満点を目指す必要のある場面はほとんどありませんが、どうしても満点を取りたい場合には、文法に力を入れて勉強しましょう。
共通テスト英語で8割~9割取るコツ
次に共通テスト英語で8割~9割目指す人に向けて、7割~9割を取る方法を伝授していきます。共通テスト英語で160点〜180点ですから、難関私大や難関国公立大学を目指している場合にはこの辺りを目標点においている受験生も多いでしょう。
長文問題で間違えないようにしよう
まず8割~9割を目指す上で大問3以降の長文問題は間違えてはいけません。実際のところ長文問題で1〜2問を間違えても8割~9割の点数は取れますが、過去問を解くときには全問正解を目指して勉強しましょう。なぜなら、本番は緊張しているので自然とミスが増えます。
日ごろから全問正解を目標にいておけば、本番でも1〜2問のミスに抑えることができます。仮に長文問題で2つ間違えると12点分なので、それだけで188点になってしまいます。
長文問題は早く正確に読めるようになろう
長文問題は速読がとても重要な要素です。共通テスト英語で高得点を狙う人にとっては英文を早く正確に読めるようにならなければいけません。仮に早く読んだとしてもしっかりと内容を理解していなければ点数にはつながりません。文脈をしっかりと理解しつつ、早く読む力を普段から練習する必要があります。本番では残り10分を見直しに使う時間にするために、遅くとも70分で解き終えることができるスピードを養いましょう。
文法を優先的に勉強しよう
共通テスト英語で8割~9割を目指している人は文法問題でいかに間違えないかが勝負です。文法問題で満点近い点数を取ることができたら、8割~9割は確実に取ることができます。文法問題で満点を目指すのはなかなか難しいですが、文法問題を優先的に勉強して、1,2問ぐらいのミスに抑えましょう。
例えば大問3以降で2問ミス、大問2で44点中36点、大問1で1つのミスをするとしたらこれで178点です。
大問3以降で1つミスが増えるたびに6点ずつ点数が下がっていきます。
共通テスト英語で7割~8割取るコツ
共通テスト英語で140点~160点を取るための方法です。レベルとしては上位私立大学、上位地方国公立大学レベルとなります。
共通テストレベルの英単語、英熟語、英文法をしっかり固めた上で文章を読むスピードを上げる必要があります。
参考書や教材で英単語、英熟語、英文法をしっかり固めたら、たくさん文章を読んで、長文読解に慣れましょう。内容一致や正誤問題など共通テスト英語で出題される型を知ることで、覚えた基礎力を文章を読む生きた英語力に変えます。
大問3以降の長文問題で各大問1〜2つのミスをするとそれだけで-36点になり164点になります。そこからさらに大問1と大問2のミスを引くと150点くらいまで点数が落ちてしまいます。
各大問でのミスはできれば1つ以内、絶対に2つまでに抑えるようにしてください。
共通テスト英語で6割~7割取るコツ
最後に共通テスト英語で6割~7割目指す受験生に向けて、確実にその点数がを取れるように方法を伝授していきます。素点だと120~140点です。
まずはとにかく単語熟語文法!
6割~7割を目指す人はまずは単語熟語文法をインプットしましょう。共通テストレベルの英単語、英熟語、英文法を8割がたさえることができていれば、共通テスト英語は120点~130点を取れるようになります。
逆に言うと共通テスト英語で120点を取れていない場合にはまだ英単語、英熟語、英文法が固まっていない場合が多いです。これまで使ってきた参考書や教材で復習してください。
長文問題は共通テスト英語において全配点の中で占める割合がとても大きいです。6割~7割を目指す人は長文問題でいかに点数を取るかが大切になっていきます。長文問題で点数を稼ぐためには英単語、英熟語、英文法が重要なのです。
センター英語の過去問の使い方
次は共通テスト英語対策で最も重要な過去問の使い方について説明していきます。過去問演習は入試においてとても大切です。
センター英語の過去問をいつからやり始めればいいのか、どうやって復習するのかなど本番で1点でも多く点数を取るための準備に関して具体的に説明していきます。
センター英語の過去問は11月から始めよう!
まずセンター英語の過去問を始める時期ですが、11月くらいからで大丈夫です。
共通テスト英語はセンターの過去問をやりこんでも、点数が上がるものではありません。英語の参考書を使って文法や単語、長文読解を練習した方が近道でしょう。
なぜかというと、参考書の方が質の高い問題が多く、解説も丁寧に書かれているので、英語力がつきやすいのです。
11月からできない人は12月からでも間に合うので、慌てずに過去問演習に取り組みましょう。
過去問演習で大切なのは時間管理と解き方!
共通テスト英語の過去問演習で意識しなければいけないのは時間管理と解き方です。この二つを過去問演習で研究することが出来たら本番でもいい点数が取れます。以下で時間管理と解き方について説明していきます。
どこでどれだけ時間を使うか決める!
過去問演習をする中で、自分の得意不得意を把握し、どの大問にどれだけ時間を使うか計算しましょう。
自分で時間を決めておかないと本番では時間を使い過ぎてしまいます。しっかりと過去問演習の段階で時間配分を計算しておきましょう。本番では自分で決めた時間配分をできるだけ守るように心がけましょう。
解き方は自分で研究しよう!
共通テスト英語の解き方はいろいろあると思います。長文から解く人もいれば先頭の問題から問題を解く人もいるので、解き方は人それぞれで正解はありません。自分で色んな大問から解いてみて、自分に合った解き方を研究してみましょう
ちなみに僕は大問6から逆に解いていきました。頭が冴えている状況で長文問題を解いた方が正確に読めると感じたからです。知っているか知らないかで解ける最初の方の問題は頭が疲れていても解けるので最後に残します。
最低5年分はやろう!
センター英語の過去問は5年間分はやりましょう。5年間分やれば解き方や時間配分をある程度身に着けることができます。
時間がある人は10年分解きましょう。10年分以上やるのはおすすめしません。なぜかというとセンター英語の過去問演習は時間管理と解き方を学ぶこと以外の目的はありません。
共通テスト英語で点数を上げたいならば、他の参考書や問題集で勉強した方が効率がいいです。10年分解けば時間管理と自分なりの解き方は研究できると思うので、10年分解いたら参考書や問題集を使って勉強しましょう。
センター過去問はどの問題集を使う??
センター英語の過去問演習用の問題集はたくさんあります。どれを使っていいのかわからない人は以下の記事を参考にしてみてください!
共通テスト英語でおすすめの参考書
次は共通テスト英語でおすすめの参考書を説明していきます。ここでは文法の参考書と長文読解の参考書を2冊しか紹介しませんが、他にもおすすめの参考書はたくさんあります。もっと参考書を知りたい受験生は以下の記事を参考にしてみてください。
頻出 英文法・語法問題1000
圧倒的な問題数が特徴的な文法書。この一冊あれば共通テストだけでなく、二次試験も乗り越えられます。共通テスト対策でも使えるような基礎的な問題も勉強できるのでおすすめです。この一冊を完璧にすることが出来たら、共通テスト英語の文法部分はまず間違えることはないでしょう。
大問1,2,3を勉強する上で持っておきたい参考書です。
やっておきたい英語長文500
この参考書は共通テスト英語で出題される長文問題と同じくらいの難易度、文字数の問題が載っている参考書です。解説には全訳も付いているので、復習もしやすくなっています。
この参考書を共通テスト対策で使用するときは、共通テスト英語を解いてるつもりで速読を意識しましょう。そうすれば自ずと速読が身につくはずです。
大問4,5,6を勉強する上で持っておきたい参考書です。
共通テスト英語の基本情報
最後に、共通テスト英語の基本的な情報について教えていきます。気になる平均点や難易度を教えていきますよ!
平均点は100-120点前後と予想される
2016年度の平均点は112.43点、2015年度の平均点は116.17点とセンター英語の平均点は基本的に120点付近になっています。年によっては平均点が130点近い年もあったり、110点近い年もあるので年度によってまちまちです。
センター試験は基本的な知識を試す試験なので、平均点もその分高くなっていました。特に英語はみんなが対策する科目なので、平均点は他の科目と比べても高めです。
以下のサイトに年度ごとの平均点が載っているので参考にしてみてください。
共通テスト英語の難易度はどれくらい?
次は共通テスト英語の難易度です。共通テスト英語の難易度は大学受験全体のレベルからすると平均的になるでしょう。そもそも共通テストがほとんどの受験生が受験する入試として作られているので、難易度は全員がある程度解けるものになっています。
センター試験の時代は、大問別の難易度は大問4以降の長文問題がやや簡単で、文法問題がやや難しいと言えます。長文問題は大問ごとによって形式が全く違うため人によって得意、不得意があります。
共通テスト英語の時間配分について
続いて共通テスト英語の時間配分について説明していきます。共通テスト英語の入試時間は80分ありますが、どの大問にどれくらいの時間を費やせば最適なのでしょうか?
人によって違いがありますが、大体の目安について解説します!
60~70分で解く練習をしよう!
時間配分に慣れるためには日ごろから時間設定をして問題を解くことがとても重要です。
共通テスト英語の過去問を解くときは、80分ではなく、60~70分で解く練習をしましょう。昨年までのセンター試験より読解問題が増えているので、読解が得意な場合はもっと早く解ける人もいるかもしれません。普段の過去問演習から80分で解いていると、共通テスト英語の点数は上がっていきません。
試験当日は絶対に緊張するので、普段以上に時間がかかります。短い時間で自分の目標点に到達できるように問題演習をしていくことをオススメします。
60分から70分の間で解けるようになられば10分~20分は見直しの時間に使うことが出来るので、ミスも少なくなります。見直しのときに楽なように答えがはっきりと根拠をもってわからなかった問題にはチェックをつけておきましょう。
本番は75分を目安にしよう!
本番では75分を目安に問題を解いていきましょう。以下が大問ごとの時間配分の目安です。
大問1,2はできるだけ時間を使わないようにしましょう。発音・アクセント問題や文法問題は、悩んでも解ける問題ではありません。一問20秒前後で答えを決めて先に進みましょう。その分だけ長文問題にたっぷり時間を使ってください。
発音・アクセント問題や文法問題の分からなかった問題は長文を解いて余った時間で解くことをおすすめします。
大問別の時間配分
共通テストはまだ例題しか出題されていないため、正確な時間配分はお伝えできません。
大問別の配点
配点に関しても、正確なことはお伝えできないため、数年分の研究後お伝えします。
共通テスト英語は速読を身に着けて、いかに早く解けるかが重要
共通テスト英語で高得点を狙う上で最も大切なのは「早く解く」ということです。早く問題を解けるようになってしまえば、実際のところ時間配分などは意識しなくても自然と点数がついてきます。
発音・アクセント、文法問題では知識を頭の中に入れできるだけ早く答えを判断できるようにし、長文問題では速読を身につけて、高い点数を目指しましょう。
共通テスト英語は筆記問題以外にもリスニング問題がありますよね!共通テスト英語のリスニングについて知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
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