生きた熟語で記憶に残る速読英熟語。難関大の英熟語も万全にする使い方
今回は「速読英熟語」という参考書について、「速読英熟語」の特徴から難易度、使い方まで詳細に説明していきます。
◇目次◇
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1. 「速読英熟語」の基本情報
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2. 「速読英熟語」のレベル
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3. 「速読英熟語」の特徴
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5. 一緒に使いたい参考書
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6. まとめ
「速読英熟語」の基本情報
出版社
Z会出版
値段
¥972
難易度
★★★☆☆
「速読英熟語」とは?
速読英熟語は受験業界では誰でも聞いたことがあるでろうZ会が出版している参考書です。
また、姉妹書には有名な「速読英単語」がありますね!
主に熟語、構文に重点を置いた内容となっており、「速読英単語」シリーズと同じく、試験のような「生きた」熟語、構文を学べるのが何よりの魅力で、多くの受験生に愛用されています。
「速読英熟語」のレベル
すべての受験生が使えるレベルの参考書
主に英語を試験で使うのであればどの大学志望でもオススメできる内容となっています!
ただし、基礎的な文法、語法が身についていないのであれば効率が半減してしまいますので他の簡単な参考書を終えてから手を出すといいでしょう。
一般的な文法、語法が身についている受験生におすすめ!
一般的な文法、語法が身についているのであればどのレベルの受験生にもオススメです!
共通テスト形式の試験で言えば、6割以上取れているのなら問題なく始めることができます。
基礎固めをするのにおすすめの参考書
基礎固めから始めたい受験生には「英熟語ターゲット1000」がおすすめ!
基礎的な熟語から発展レベルの熟語まで載っている英熟語の参考書。基礎固めをするのであれば最初の方の熟語だけを覚えましょう!すべて覚えようとすると難しい熟語まで載っているので、とても効率が悪いです。ある程度ターゲット1000で勉強したら、速読英熟語に移るのがおすすめです。
英熟語ターゲット1000についてもっと詳しく特徴や使い方を知りたい受験生は以下の記事を読みましょう!
英文のレベルはどれくらい?
速読英熟語に出てくる例文は基本的には共通テストレベルなので英語があまり得意でない人も取っ付きやすいです。また、後半になるにつれ少しずつ難しくなっていくので無理なくレベルアップ出来ます。
「速読英熟語」の特徴
先ほども言いましたが速読英熟語は有名な「速読英単語」の姉妹書にあたり、その魅力を引き継いだ熟語版です。およそ200字前後の長文が50題あり、長文と一緒に熟語、構文を学べる構成となっています。
関連熟語を合わせると1500語以上の熟語が掲載!
長文を読みながら覚えてくため記憶に定着しやすく飽きにくい構成になっています。さらに50題の長文で解説しきれなかったものの大学受験では重要な熟語や構文をまとめたパートが10題あり、すべての熟語・構文数は関連したものも含めると1500にもなり、ボリュームにも事欠きません!
見開き2ページで英語長文と全訳が載っている!
見開き2ページで1題となっていて1ページ目には英語長文と全訳があります。
長文中で赤字になっているのは熟語表現、青字は構文表現で、対応した訳も赤字と青字になっているため一目で熟語と構文表現の訳され方が確認できます。また、check!!欄には単語の意味が、note欄には語法や文脈解釈の解説が載っています。2ページ目には熟語と構文だけが纏められており復習に最適です!
赤シートで隠せる!
熟語は意味を覚えるのが大事なので訳が赤字で記され、付属の赤シートで隠せます。対して構文は英語を隠せるようにと、細かいところまで「受験生にわかりやすいよう」配慮されています。
巻末のcheck&masterには文法事項が纏められているので文法が苦手な人はあらかじめここを復習しておくのもいいかもしれません。
「速読英熟語」の使い方や勉強法
最後に速読英熟語の使い方、勉強法を述べていきます。
「速読英熟語」の使い方
速読英熟語のおすすめの使い方としてまずは軽く長文や熟語、構文を軽く確認しつつサクッと1周することです。
この時に大事なのが「出来た気になる」ということ。もちろん軽く1周しただけでは穴だらけの覚え方でしょうが、「出来た気になる」ことでモチベーションも上がりますし、心に余裕が出来てきます。
1周だけでなく2,3周しよう!
だからといって1周で終わってはいけません。すぐに2周目、3周目と入ってください。この時は知識の穴を埋めるようにじっくりと考えながら進めましょう!また、長文を読むときはSVOCを意識しながら読むとより効果的です。
復習は何度しても足りることはありません。すべて覚えるつもりでたくさん復習してください!
ノートは取るべき?
基本的には取らなくていいですが、難しいスペルや熟語、構文は紙に何度も書いて体に染み込ませましょう。書き終えた紙は捨ててしまって問題ありません。
これは英語というより他の教科に多いのですが、ノートをきれいに取って満足してしまっている受験生がいます。それはやめましょう。それでは試験で答えが出て来づらく、または出てくるにしても時間がかかってしまいがちです。何度も書いて試験で即座にアウトプット出来るように練習しておきたいですね!
これだけで熟語表現は足りる?
共通テストレベルからmarch、地方国公立レベルであれば速読英熟語をしっかりとこなせば問題ありません!早慶や旧帝大学レベル志望の人でも基本的には速読英熟語で問題ないですが、時間があるのであれば「解体英熟語」の中で速読英熟語に載っていないものを中心に勉強するのもいいかもしれません!
別売りCDで効率的に!
速読英熟語には別売りCDがあります!長文が丸ごと吹き込まれてあり、移動時間などの隙間時間で手軽にリスニングの勉強ができます。音読のできる場所ではシャドーイングをするといいですね!しかし、この別売りCDは結構なお値段(2,160円)がします。「必須」という訳ではないのでお財布と相談してから購入するか検討しましょう!
ほかの参考書には終わるまで手を出さない!
受験が近づいて来ると不安になると思います。
すると今使っている参考書が終わっていないにも関わらず新しい参考書に目移りしてしまうかもしれません。それをグッと堪えて今使っている参考書を何回も復習しましょう!勉強で大事なのは復習です。新しい参考書は今使っているものを完璧にしてからにしてくださいね。
一緒に使いたい参考書
最後に速読英熟語と一緒に使いたい参考書を紹介していきます。
解体英熟語
先ほども言いましたが、速読英熟語で足りない範囲を解体英熟語でカバーしましょう。難関大を目指す受験生は持っておいた方がいいでしょう。二次対策に出てくる熟語をカバーできますよ。
解体英熟語についてもっと詳しい特徴や使い方を知りたい受験生は以下の記事を読みましょう。
まとめ
速読英熟語について説明していきましたが、どうだったでしょうか?
勉強は参考書によって勉強効率が変わってしまいます。しっかりと自分に合った参考書を選びましょう。
参考:難関大合格者50人がガチで選んだ!成績が伸びる英語の参考書おすすめランキング - イクスタ