一橋日本史の過去問を徹底分析し、合格した僕が教えるおすすめ参考書と勉強法
受験生のみなさんこんにちは!一橋大学経済学部の笠原です。
今回は一橋大学の日本史の対策法について詳しく説明していきたいと思います。
一橋の入試問題は難易度が高く、独学で勉強して合格するのは難易度が高いです。
そんな独学で一橋を目指す受験生の少しでも役に立つ情報を教えていきます。
僕は受験期、日本史はいろいろな勉強法を試してきました。今回は、僕の受験期を振り返って成績を伸ばすために意味のあった勉強法だけを紹介したいと思います。
おすすめの参考書から、勉強法、過去問の使い方、論述の書き方まで教えますので、ぜひ最後までお読みください。
日本史の論述の対策法はこちらでも紹介しています!
☞ 一橋日本史を対策するための勉強法やおすすめ参考書を現役一橋大生が紹介します
◇目次◇
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1.2 出題傾向がかなり偏っている
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2. 一橋日本史の勉強法/a>
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4.1 頻出の問題傾向は経済史と近現代
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4.2 論述問題の書き方を覚えよう
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一橋日本史の入試形式と入試傾向
まずは一橋日本史の入試形式から説明してきます。一橋の入試問題はすべての科目に言えることなんですが、入試傾向が偏っています。
そんな中でも特に偏っているのが日本史と数学です。日本史は特に入試形式も特殊でとても答えづらい形式になっています。そんな一橋日本史の入試について説明していきます。
400字×3の1200字の論述問題
一橋日本史の特徴として400×3の1200字の論述問題が出題されることです。大問は3題あり、大問に小問として問題が3~4問含まれている形です。ここで難しいのが小問ごとの字数配分がないことです。字数配分がないため、どの小問が配点が高い問題かを見極めて、自分で字数配分して解答する必要があります。
出題傾向がかなり偏っている
一橋日本史は出題傾向が偏っていることが有名で、特に出題されやすいのが近現代、範囲では経済史に出題傾向が偏っています。後述しますが、勉強が進んできたら一橋志望の人たちは近現代と経済史をまず優先的に固めることをお勧めします。
一橋日本史の勉強法
次に一橋日本史の勉強法について説明していきます。国公立大学の日本史は論述問題がメインの大学が多いので、私立大向けの暗記に偏った勉強していてもあまり意味がありません。
早慶の日本史の方が知識レベルだと難しい問題が出題されますが、国立はそれらの知識を使って答える思考力が試されます。一橋などの国公立大学を受験する受験生は受験期が近づいたら国立向けの勉強を始めましょう。
最初はひたすらインプット
しかし、いきなり国立向けの勉強は難易度が高いのです。まずは知識をインプットしましょう。まずは共通テストレベルで7割くらいの点数が取れるようになるまで教科書や参考書を使ってインプットを進めます。共通テスト・センター過去問や共通テストレベル模試で7割ぐらい取れるようになったら論述問題の練習に取り掛かりましょう。
インプットの注意点:流れを把握しながらインプットをする
知識をインプットするときの注意点として、流れを意識しながらインプットを行うことです。論述問題を対策するのに重要なのは歴史の前後関係です。
歴史は連続でつながっているので、前の時代起きた事象が次の事象に繋がってくるのです。後で紹介しますが、流れを掴みながらのインプットは教科書をお勧めします。
一橋日本史で頻出分野の知識を徹底的に固める
共通テスト・センター過去問で7割ぐらいの点数が取れるようになり、通史のインプットが終わったらさっそく一橋日本史で頻出の分野である近現代と経済史の知識を固めましょう。
一橋は二つの分野がかなりの確率で出題されるので、一橋大学への合格を目指すなら必ず近現代と経済史知識を固めてください。この二つの分野は早慶の日本史の問題でも答えられるレベルにしておきましょう。
論述問題を練習しよう!
頻出の分野である近現代と経済史をある程度勉強したら論述問題を練習しましょう。論述問題は歴史の流れを論理的に書けるかが点数をとれる鍵になります。
論述問題の勉強の仕方や点数の取れる論述の書き方などは以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
一橋日本史対策のおすすめ参考書
一橋の日本史を勉強する上で持っておいたほうがいい参考書を紹介していきます。
日本史の教科書
まず一橋日本史を勉強する上で絶対に必要な参考書は教科書です。教科書は必要最低限の知識しか書かれていないので、流れを意識しながらインプットをするときにとても便利です。
余計な知識が目に飛び込んでこないので、すんなりと知識が頭に入ってきます。特に僕がおすすめするのが山川出版の日本史の参考書です。
考える日本史論述
考える日本史論述は山川の教科書と一緒に使用すると効果が倍増します。考える日本史論述は歴史の時代ごとに大切な事象の論述問題が掲載されています。問題の量も申し分ないので、一橋日本史を対策する上でこの問題集一冊で大丈夫でしょう。
一橋日本史は過去問を研究しよう
一橋日本史は過去問を研究することが最も大切です。何度も言いますが、一橋日本史は傾向が偏っているので、過去問を研究した分だけ点数はとれます。しっかりと過去問をやりこんで、点数を取れるようになりましょう。
頻出の問題傾向は経済史と近現代
一橋日本史は経済史と近現代の問題がよく出題される傾向にあります。問題の三分の一はほぼ必ずこの二つの分野から出題されます。また、過去に出題された問題と似たような問題が出題されることもあります。
一橋日本史の過去問を勉強するときには、本番で同じ問題が出ると思って勉強しましょう。
論述問題の書き方を覚えよう
一橋日本史は解答用紙が特徴的です。400字×3の用紙が渡されるので、小問ごとに文字数制限がありません。先ほども言いましたが、自分で判断して文字数を判断して400字埋めなければいけません。
この書き方は一朝一夕でできるものではないので、過去問を解くときから意識して文字数をコントロールするしましょう。
一橋日本史は過去問をやりこもう
一橋日本史は過去問研究をどれだけするかで点数が変わります。傾向を掴み、いかに対策するかが一橋に合格できるかどうかを決めます。一橋に行きたい受験生は過去問をひたすら解きましょう!
一橋の受験科目は日本史だけではありません。
一橋の受験科目の受験科目の中でも、基本的にどの学部でも点数の高い英語と数学について以下の記事で対策法を解説しています。一橋志望の人はぜひ参考にしてみてください。
*この記事は一橋対策特集の記事です*
一橋対策特集では一橋の対策法を科目ごと紹介しています。