こんにちは。イクスタの土井です。今回は大学受験の漢字を特集します。

基本的に大学受験で漢字はメインとして扱われませんが、知っていれば必ず点数になるため、絶対落としたくない部分です。

入試の倍率が高ければ高いほど、１点の差がとてつもなく大きくなります。漢字ミスで２〜３点を落としてしまうようなケースを避けるためにも漢字は必ず触れましょう。

今回は入試で使える漢字の参考書を5冊紹介します。大学受験で出題される漢字のレベルは漢字検定2級程度なので、漢字検定の勉強をしてもいいと思います。

土井万智（どいまさと）イクスタコーチ 逆転合格したい受験生専用のコンサルタント

早稲田大学教育学部出身。2021年度は約500回、MARCH以上に逆転合格したい難関国公立私立志望の受験生の専属指導者として毎週面談を行い合格発表までサポートしてきました。受験日までに何をやるべきかを把握・整理し、臨機応変に対応できる受験生になることが目標達成のためには重要です。現在は横浜の事務所でWebサイトやYoutubeなどのメディア運営と、オンラインの面談で受験生の独学を支援。東京都や神奈川県、埼玉県、千葉県など首都圏を中心に、愛知県や兵庫県など、北海道から沖縄まで全国の受験生がイクスタコーチで志望校に合格。MARCH受験者の90%以上がMARCHを確保。

専門家の解説

共通テスト、個別試験の漢字は絶対に失点しないように対策してください。現代文では読解問題や記述問題は点数が安定しないので（特に共通テスト）、漢字の配点は絶対に満点を取れるように対策をしてほしいです。

対策にかかる時間と期待できる得点を比べると、漢字はお得です。

漢字は覚えるだけなので、対策は9月以降でOK！それまでは読解のための知識理解と、読解問題演習に時間を使うのがイクスタ式の伸ばすコツです！

◇目次◇

大学受験で漢字の勉強はやるべきか？やるならいつからやるか？

極論を言ってしまえば、やらなくても何とかなることもあります。共通テストでしか国語を使わない人は、たった10点分のために勉強時間を使うのはもったいないとも言えます。これは私の持論ですが、理系の人は漢字をやるくらいならほかの勉強をすべきだと思います。

ただし、文系なら漢字の対策はしっかりとやるべきだと思います。とくに日本史選択や難関大を受ける人は漢字のちょっとしたミスで不合格になる人はかなりいるのがリアルです。漢字のミスで自分に行きたい志望校に落ちたら悔やんでも悔やみきれませんよね。

そのため、漢字の勉強は高2のうちからやっておきましょう。大学受験のためというよりは漢字検定などを取るために勉強した方が資格も取れて一石二鳥なので、そちらをおすすめします。

高3で漢字が苦手な人は夏休みなどの長期休暇や通学時間などのスキマ時間で勉強することをおすすめします。1日15分くらい時間を取れば、数日で網羅できるレベルです。

大学受験でおすすめの漢字参考書

①入試漢字マスター1800+ (河合塾シリーズ)

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この漢字帳のいいところは、漢字の横に意味が書いてあることです。単なる漢字練習ではなく、現代文を読む際にも役に立つのです。一番オーソドックスな参考書だと思います。

収録内容
書き取りA 432題、B432題、C432題
読みA 192題 B192題
共通テスト対策 96題
四字熟語A 96題 B96題

②銀の漢字 必須編―大学入試

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短期集中で漢字をマスターしたいのであればこの1冊がおすすめ。収録語は1200なので先ほど紹介した入試漢字マスターよりは少なめですが、よほどの難関大学でない限りはこの1冊でも十分だと思います。デザインもきれいなので見やすいやりやすい1冊だと思います。

合わせておすすめな1冊

金の漢字 最強編―大学入試

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銀の漢字＋αという理解でいいと思います。早慶や難関国公立を受けるなら最初からこちらでもいいと思います。

③漢字一問一答―完全版 (東進ブックス 大学受験 高速マスター)

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入試問題を分析し、特に頻出の漢字を厳選して収録しており共通テストのカバー率は高い1冊です。問題はすべて「横書き」で出題されているので好みは分かれそう。スキマ時間でちゃちゃっと漢字を勉強したい受験生にはおすすめですが、しっかり漢字もやるならあまりおすすめできない1冊。

④頻出入試漢字コア2800―新版完全征服

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漢字を「書く」「読む」だけでなく、語の意味もしっかり学習できるように工夫されており、漢字の意味も覚えられるように、例文を活用した語の意味を簡潔に掲載しています。参考書には定評のある桐原から出版されているのでまず間違いなしの1冊です。掲載量も最高ボリュームの2800語なのでこれさえ完璧にすれば大学受験の漢字は網羅できると思います。

⑤生きる漢字・語彙力

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この参考書も漢字帳でありながら、語の意味も理解できるように工夫された参考書です。例文がユーモアで取っつきやすいのが特徴です。掲載量も2300語と多く、こちらもこの1冊で十分大学受験で対応できます。

大学受験における漢字の勉強法

①スキマ時間を活用する

英語の単語帳と同じようにスキマ時間を活用して勉強しましょう。ただ漢字は書いた方が覚えるので、例えば過去問を解いた後やほかの科目の勉強に飽きた時間でやるといいと思います。なるべく書いて覚えましょう。参考書などを使うときは、赤シートで隠して書けなかった単語だけ復習すればいいです。

②アプリを活用する

もう1つはスマホのアプリを活用するということですが、AndroidのGoogle Storeでも大学受験用の漢字アプリはほとんどありませんでした。個人的にも漢字をアプリでやるのはおすすめしませんが1つだけ紹介しておきます。アプリを使ってもいいですが、やはり漢字は書いて覚えるに尽きると思います。
おすすめアプリ①：『大学入試漢字クエスト１』

おすすめアプリ②：『大学入試過去問漢字』

まとめ

個人的には、漢字は受験の終盤に回さないほうがいい分野だと思います。受験における漢字の立ち位置はそれほど高いものではありません。たかが漢字ですが、されど漢字です。この１つの漢字で入試の合否が変わることもあるということを心にとめておいてください。

漢字と合わせて語彙の意味も勉強すると、現代文の読解にも役立ちます。自分にあった1冊を選んで、漢字を攻略してください

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土井万智（どいまさと）イクスタコーチ 逆転合格したい受験生専用のサポーター

Youflex株式会社代表取締役。早稲田大学教育学部出身。2014年早稲田大学教育学部社会学科在学中に「大学受験業界の情報格差」を解決するためのサイト、イクスタを創業。累計2000万アクセス。
IT系スタートアップ企業で法人営業、Webエンジニアなどを務めたのち、2018年からイクスタに復帰。
現在はWebサイトやYoutubeなどのメディア運営と、オンラインの面談で受験生の独学を支援。
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