古すぎない?いやまだまだ王道です。ビジュアル英文解釈兄弟の特徴と使い方
こんにちは。イクスタ編集部です。
今回はビジュアル英文解釈について特徴や使い方など詳しく述べていきたいと思います。
実際に参考書を使用した経験のある人に聞いたので、ビジュアル英文解釈を買おうか迷っている受験生やビジュアル英文解釈の使い方を知りたい受験生はぜひ参考にしてみてください。
◇この記事の目次◇
ビジュアル英文解釈 Part1/Part2の基本情報
出版社
駿台文庫
値段
1300円
難易度
☆〜☆☆☆☆☆
ビジュアル英文解釈とは?
ビジュアル英文解釈とは英文構造や英文解釈が勉強できる参考書で、レベル別でPart1とPart2に分かれています。参考書自体はとてもシンプルで、この参考書自体に色が使われておらず、白黒のシンプルなデザインが特徴的です。
ビジュアル英文解釈の難易度
ビジュアル英文解釈Part1はかなり優しく、中学レベルの文法からはじまります。ビジュアル英文解釈Part2ではMARCHレベル〜の内容を取り扱います。
両方使う場合にはMARCH〜のレベルの大学を目指している受験生向けになります。志望校がMARCHまでの場合にはPart1をしっかりやり込んで標準レベルの問題集をやれば十分間に合います。
Part1とPart2にはレベルの差がある
Part1とPart2の間にはかなりのレベルの開きがあります。
英語の基礎固めとしてPart1だけを使う方法もありますが、英語が全くわからない人には白黒でとっつきやすいものでもないので、別の参考書を使ってもいいかもしれません。
逆に英語の基礎が出来ている人がPart2から使うのはおすすめです。
具体的には以下ほどの人が対象になるでしょう。
Part1 偏差値50前後程度
Part2 偏差値60以上
ビジュアル英文解釈Part2は東大などの難関国公立志望の受験生には特におすすめ
東大などの難関国公立志望の受験生はぜひビジュアル英文解釈で勉強しましょう。なぜかというと、東大などの難関国公立の入試には複雑な英文の和訳問題や内容説明問題があるので、しっかりと英語の構文を把握する英文解釈力が必要になってきます。
英文の構造を把握できずに適当に和訳したとしても、点数にはあまりつながりません。ビジュアル英文解釈Part2で英文解釈力をつけて、和訳や内容説明問題を乗り切りましょう!
まずは英語に慣れたいという受験生におすすめの参考書
まだ高校英語の勉強をし始めたばかりで、ビジュアル英文解釈は自分に合わなそうと思った受験生におすすめしたい参考書を紹介します。
英単語ターゲット1900
まず英語に慣れるためには英単語をおぼえなければなりません。英単語ターゲット1900は入試で頻出の基礎的な英単語しか載っていないので、まだ英語に慣れていない高1,2生でも十分勉強になります。まずはターゲット1900で英語に慣れてみましょう。
英単語ターゲットについて詳しく特徴や使い方を知りたい受験生は以下の記事を読んでみてください!
ビジュアル英文解釈の特徴
英文解釈系の参考書の王道とも言えるような参考書です。
いま出ている参考書でこの参考書の真似をして書かれているものもかなりあります。
1987年初版のかなり古い本なので、ハードカバーでめくりにくかったり白黒でレイアウトが単調だったりと弱い部分もあります。
他の言い方をすれば真面目な人向けと言えるかもしれません。英語力0の受験生がPart1からPart2最後までマスターするにはかなりの根気を必要とするでしょう。それが無理だと言う人は似たような参考書はたくさんあるのでビジュアル英文解釈に固執する必要はないと思います。
受験生目線で解説してくれる
この本の進め方としては、最初に要点をまとめてから架空の生徒と問題を解きながら最後にミスをしやすいところを見直すといった感じで進んでいきます。
このようにできない・わからない受験生の目線を重視しています。
実際に英語を理解するまでのプロセスを示し、そのプロセスに沿った訓練を積ませるというスタンスをとっています。
また、日本語を介さず、英語のままで読むという「直読直解」の理想に少しでも近づくための具体的な方法も示されています。
ビジュアル英文解釈のレベル
すべての受験生におすすめできる参考書
ビジュアル英文解釈はMARCH志望から東大志望まで一律にカバーできる参考書です。
古すぎるという声もありますが、良書なことには変わりないですし、毎年この参考書をつかって合格している人がたくさんいます。
ビジュアル英文解釈の使い方や勉強法
続いてビジュアル英文解釈の使い方や勉強法について解説していきます。
まずは1周してみる
まずは1周してみましょう。1周目では別に英文を全訳しなくてもいいと思います。解説を熟読しましょう。英語を直接理解する感覚を意識しながらやるといいでしょう。英語の初心者でもPart1の半分くらいまではすらすら進めると思います。
また、前記のようにPart1とPart2の間には結構開きがあります。うまく移行できない場合には間に一冊挟んでもいいかもしれません。
なのでPart1から初めた人はPart1が終わったらすぐにPart2に行かずにPart1をもう一回復習して完璧にしてからPart2に行きましょう
Part1→1→2→1→2→1→2→2
何周もするならこんな感じでしょう。
2周目からは全訳しよう!
2周目からは全文訳しましょう。ノートを取りながら、その英文を自分はどう考えどう解釈し、どこでどう間違えたのかというとこを目でみて後から確認できるようにしておきましょう。
3周目は同じ間違いをしていないかチェック!
3周目では流しで訳しながら、2周目のときの自分と同じ間違いをしていないかというところをチェックしながら進めましょう。つっかかったところは解説をもう一回しっかり読み直しましょう。
復習するときは音読しましよう
問題を一度解いたら音読を1回はしましょう。ビジュアル英文解釈は英文の構造を学ぶことのできる参考書で、構文を定着させるには構文を意識しながら、読むことが大切です。
読むときに音読をすることによって、目と耳から英文を確認することが出来るので、黙読するよりも効果があります。どの節がどの節に修飾されているのか、主語や述語はどの単語かなど解説で学んだ構文を意識しながらしっかり音読をしましょう。
いつからビジュアル英文解釈を始めればいいの?
Part1から始めるという前提では早い段階で初めて良いでしょう。さすがに基礎的な単語や中学レベルの英文もわからない状態でやるとちんぷんかんぷんだと思うので、そこらへんが出来ていない場合はそれをこなしてからやりましょう。
受験学年の夏までにはおわらせたいところですね。
ビジュアル英文解釈と一緒に使いたい参考書
最後にビジュアル英文解釈と一緒に使えば英語が効率よく勉強できる参考書を紹介します。
速読英単語(必修編)
英文の中で英単語を覚えることが出来る参考書。多くの受験生に愛用されている参考書で、単語を覚えると同時に英語を読む上でとても大切な速読を身に着けることもできます。
ビジュアル英文解釈で英文解釈の力を上げながら、速読英単語では地道に単語を並行して覚えていきましょう。
速読英単語について詳しく特徴や使い方を知りたい受験生は以下の記事を読んでみてください!
解体英熟語
早慶などの難関大を受験する受験生は持っておきたい参考書。英熟語を入試の問題を解きながら覚えることができるので、ただ暗記をするよりも定着しやすいです!
少し難易度は高いので、英熟語の基礎が固まっている受験生におすすめ!ビジュアル英文解釈のpart2と一緒に使うといいですよ!
解体英熟語についてもっと詳しく特徴や使い方を知りたい受験生は以下の記事を読んでみてください!
Nextstage
ビジュアル英文解釈はあくまでも、英文解釈の参考書なので文法についてはあまりカバー出来ませんので、並行してネクストステージなどの英文法の参考書も進めるのをおすすめします。Nextstageは色んな文法問題が載っているので、どんな受験生にもおすすめです。
Nextstageについて詳しく特徴や使い方を知りたい受験生は以下の記事を読んでみてください!
まとめ
ビジュアル英文解釈について詳しく述べていきましたが、どうだったでしょうか?
ビジュアル英文解釈は長い間受験生に使われ続けている参考書です。ぜひビジュアル英文解釈で勉強して、合格を勝ち取りましょう。