日本で将来が有望な16の職種とは?「将来が有望な仕事、トップ21」 ビジネスインサイダー誌

こんにちは!イクスタキャリアチームです!

ビジネスインサイダーというWebメディアはご存知でしょうか。

元々はアメリカで「経済」「テクノロジー」「イノベーション」を扱うメディアとして発刊し、最近日本での運営も開始しました。若い世代のビジネスリーダーをメインターゲットに記事などのコンテンツを発信しています。

そのビジネスインサイダーで今回の記事が出ていました。

将来が有望な仕事、トップ21

元はアメリカ版で出た記事を日本語訳にしているので、日本のリアルとは若干異なる部分もありますが、将来の私たちの職業を考える上で参考にできる部分はたくさんあるのでご紹介しますね。


この記事を読み進めていただければわかると思いますが、将来的にも専門知識を必要とする職業はなくなりにくいことがわかります。

受験生の中には自分の将来の職業やキャリアのことを考慮して大学・学部選びをしている人も多いと思います。

常にこれらの情報にキャッチアップして、自身の将来について、できるだけ自分の望み通りの選択肢を得るために情報収集をして欲しいと思います。


それでは上記の記事から、現在高校生のみなさんが活かせそうな内容をそれぞれの職業と順位と共に簡単にご紹介していきますね。

元はアメリカの記事を翻訳しているので、21位「農場や牧場などのマネージャー」などもランクインしています。この職業は日本では今回の主旨にはあてはまらなそうですね。

ちなみにアメリカのお金持ちは「地方で広大な牧場を開くこと」を将来の目標にしている人が多いそうですよ。


今回はそれぞれの職業に就くためには高校生にとってどのような進路の可能性があるのかもご紹介していきます。

ぜひ参考にしてくださいね!


20位 システムアナリスト

システムアナリストになるためのもっとも王道の進路は理系情報系の学部を卒業または情報系の大学院を卒業し、IT系のコンサルティング会社に就職することです。

文系の学部卒でもシステムアナリストになれないわけではありませんが、多少の専門知識や実務を求められることがあります。

この後上位にもシステム関係の職種は登場しますが、システム関係はこれから数十年単位で需要が高まり続けることが予想されていると同時に、収入面でも高いレベルを維持しています。

19位 卸売業とメーカーの営業担当

簡単に言うと、お客さんに物を売る職業です。営業の仕事をするために特に資格は必要ありません。文系の大学を卒業した場合、どの業界・企業に行ってもだいたい7割以上の人が一度は営業を経験することになります。

特に資格を必要とせず誰でもなれる職業である反面、どれくらい売れるかという数字によってその人の成績や収入に影響があるため、販売数などの成績を出すことができないと会社からの評価が厳しくなる、また他人との競争が激しい職種でもあります。

他人との競争が好きだったりお客さんとのコミュニケーションを楽しめそうな人は適性があると思いますが、そうでない場合には専門知識をつけて専門職を目指した方がいいでしょう。

16位 ソフトウェア開発者

企業が社内で使うPCソフトなどを開発します。日本ではITエンジニアやプログラマーと言われることが多い職業です。専門知識を独学で学べば誰でもなれる職業ですが、情報系の大学や大学院を卒業して新卒でIT系開発会社に就職することが望ましいです。

ITエンジニア関連の職業はここからいくつか登場します。ITエンジニアはニーズが高い反面、技術を習得するのに適性が必要でもあるのでその点で注意が必要です。

15位 理学療法士

高齢者など、体が不自由、またはこれから不自由になると予想される方に治療や指導などを行います。

理学療法士は国家資格であるため、その国家資格を取ることができる大学で一定期間学び、国家試験を受験する必要があります。理学療法士になるための専門学校も存在するようです。

詳しくはこちら

http://www.japanpt.or.jp/general/aim/physicaltherapist/


12位 システムマネージャー

上記でご説明したシステムアナリストやソフトウェア開発者などをまとめ、そのプロジェクトの監督とも言える立場を務める職種です。IT系の開発における広範な知識と、経営層や発注主など外部とのコミュニケーションも求められます。

上記のような開発者としての開発経験をした後に就くことが多い職種です。

11位 高等教育機関の医療専門教師

医療分野の教育機関(医学部や歯学部、その他医療系の専門学校)で教師として務めるためにはそれらの分野で最低でも大学院を卒業している必要があります。アメリカと事情が似ているとは限りませんが、多くの先進国では医療分野のニーズが高まり続けることが予想されています。

この職業に就くには大学入学時点で日本でも有力な医療系の大学に入学する必要があります。

10位 医療・ヘルスサービスマネージャー

医療系機関の経営者です。病院や歯科以外でも老人ホームや介護施設などの経営者も含まれます。病院などは大学の時点で特定の学部に入学する必要がありますが、民間が運営している介護施設であれば就職の際に選択することができます。またその際に特別な資格などは必要ありません。一般的には十年から数十年ほど現場での経験を経てから施設の経営者に就くことになります。


9位 経営コンサルタント

一般企業や行政機関の一部のビジネス活動をサポートします。ビジネスに関する広範な知識が求められ、MBA(経営学修士)などビジネス分野の資格を持っていることが望ましいですが、必須の資格はありません。

文系・理系問わずに経営コンサルタントになることができますが、初めは大手のコンサルティング会社に就職して実務経験を積むことが重要です。大手のコンサルティング会社に就職するためには難関大学を卒業している必要があります。

経営コンサルタントなど企業活動に関わるコンサルタントはここ10年ほど、文系にとっては最も人気のある職種の一つです。収入面でも高いレベルであることも人気の理由かもしれません。

8位 マーケットリサーチアナリスト、マーケティングスペシャリスト

ある企業の売り上げを増大させるために、自社の商品の売れる仕組みを作る専門職です。市場の大きさを調査したり、自社の商品の強み分析したりすることで、ビジネスの拡大戦略を立て、実行します。マーケティング会社に就職するか、一般企業のマーケティング部でも同様の業務内容を行うことができます。

最適でも大学を卒業する必要があります。


7位 弁護士

みなさんに取って馴染み深いのは裁判を担当する弁護士です。刑事事件などの裁判において法律の知識を用いて被告を弁護します。弁護士の仕事は裁判だけではなく、裁判の起こらない民事事件の仲裁や、企業のビジネス活動における法務面でのサポートも行います。

例えば私たちの目に触れる範囲では、Webサービスやアプリなどの利用規約は弁護士が作成していることが多いです。

弁護士になるためには司法試験と言う国家試験を合格する必要があります。勉強を始めてから合格するまで平均で5~7ほどかかるようです。日本の国家資格で最難関の試験だと言っていいでしょう。

6位 会計士、監査役

企業において、売上や利益、支出など会計に関するデータをまとめる職種です。企業活動を評価するために会計データをまとめる他、株を一般人でも買うことができる上場企業では、株主が損をしないようにその企業の会計が正しく行われていることを証明する役割もあります。

AIなどのサービスによって置き換えられる可能性が高い職種とも言われていますが、相対的な需要は大きくは下がらないでしょう。

税理士や公認会計士は国家資格です。商学部などの学部に入るか、資格を取るための予備校に入って資格を取得する人が多いです。中には完全に独学で資格を取得する人もいますが、稀です。

公認会計士は平均して3~5年間、合格まで時間がかかります。


5位 専門医、外科医

いわゆるお医者さんです。高齢者の人口が増え続けるこれからの時代に、ニーズは高まり続けます。高収入が保証されているされている職業である一方で、激務でもあります。大学の医学部を卒業する必要があります。


4位 ファイナンシャルマネージャー

一般企業の中で、財務面での責任者を努めます。ここでいう財務面とは、売上や支出を管理することだけではなく、他社の株式取得や自社株式の発行による資金調達など、高度な金融取引で企業活動を支える業務も含みます。

公認会計士などで会計的な専門知識を持っていることも重要ですが、加えて証券会社などで勤務することで得られる株式市場の仕組みなど深い知識と実務経験が求められます。

日本でファイナンシャルマネージャーになるのはほとんどが40代以上です。


3位 ゼネラルマネージャー、オペレーションマネージャー

一般企業で社長やCEOの下で、そのプロジェクトの責任者を務めます。大企業のほとんどは自社で複数の事業を運営しています。社長やCEOはそれら複数の事業の責任者として指揮を取る権利を持っていますが、ゼネラルマネジャーやオペレーションマネージャーは各事業それぞれの責任者としてその事業を統括しています。

ビジネス面における広範な知識と経験が求められると共に、その事業に対する深い理解も必要です。入社して十年から数十年の経験を経るか、コンサルタントとして大きな実績をあげた後にヘッドハンティングされて一般企業のマネージャーに就任することもあります。


2位 アプリケーションエンジニア

スマホやWebサイトなどで私たちが目にするアプリやサービスを開発します。ここまでご紹介してきたエンジニア職と同様に、プログラムに関する広範な知識が求められます。一人でなんでもできるエンジニアになるには最低でも5年はかかると言われています。

ITエンジニア系の職業は、全世界の人口の増大やテクノロジーの発展によってますます需要が高まっている職業でもあります。特に日本でずっとエンジニア不足が続いており、技術さえあれば最低でも10年は安定した収入を見込むことができます。またIT系のエンジニアは英語さえある程度できれば世界中のどこでも仕事を見つけることができるのもメリットです。

ただ、エンジニアだからと言って安泰というわけではありません。エンジニアでもスキルが低ければ仕事はありませんし、ブラックな労働環境で働いているエンジニアもいるという現実があります。

エンジニアに関する問題に関しては、またどこかでさらに深掘りしてご紹介します。


1位 看護師

看護師に関してはみなさんご存知だと思いますが、病院や医療施設などで患者さんのケアをするお仕事です。看護学科のある大学もしくは専門学校で国家資格の取得を目指します。高齢化が進行する日本では看護に対するニーズは高いレベルで維持され続けるでしょう。

また看護師は国家資格であり、医療施設は全国にあるため日本国内であれば全国どこでも仕事に困らないと言う点も魅力的です。


高校生のみなさんは今であればほとんどどんな職業でも目指すことができます。例外として、医学部進学だけは、大手進学校や予備校などで万全の対策をして国公立医学部に入学するか、高額な学費が必要な私立の医学部に入学する必要があり、環境に恵まれている必要があります。

医学部は特別だとしてもそれ以外の進路は、奨学金などを活用すれば高校生のみなさんにとって実現することは不可能ではない職業ばかりです。


有望な職業の共通点

ここまで、日本で将来有望な職業を見てきましたが、いくつかの職業に共通点があるのに気が付いたでしょうか。

医療系とITエンジニア系の職種がランクインしているのがわかったと思います。

長寿化や高齢化が進む日本にとって医療分野の需要は高く、それにしたがって医療分野の仕事はあり続けると予想されています。

ITエンジニアに関しても、スマホの普及やテクノロジーの発展によって需要は高まり続けています。

イクスタのサービスを開発しているチームも実際にIT開発の現場にいますが、ITエンジニアが社会から必要とされていることを強く感じます。ITの開発をできるスキルを持っているエンジニアであれば引く手あまたで仕事に困ることはなさそうです。

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     記事更新日 2023.9.18
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