「自分は独学で伸びるのだろうか」独学に必要不可欠な4つの力
こんにちは、早稲田大学教育学部出身 イクスタ代表・イクスタコーチ/土井万智(どいまさと)です!
独学で成功できる受験生と失敗してしまう受験生がはっきりと分かれます。
数年前に比べて、独学で大学受験にチャレンジできる環境が急速に整ってきました。
新型コロナウィルスの感染拡大がきっかけでオンライン授業が増えてきましたし、学校の教材もオンラインになったものもありますよね。
数年前まで予備校に通うことは難関大学合格を目指すためには重要でしたが、授業や教材など受験勉強に関する様々なものがオンラインで扱えるようになってきたことで自宅で独学でも難関大学を目指せる環境が手に入るようになってきました。
独学で進める上で絶対に気をつけてほしいポイント
独学で受験勉強を始めたものの、あまり勉強できないなあと感じたこと、ありませんか?
勉強できれば効率がいいのは分かっているけど、いまいち出来ないという人、たくさんいると思います。
たくさんのオンライン授業や教材、ツールを使って独学で勉強を進めても、成績が伸びる感じがしないこと、あるのではないでしょうか。その感覚は正しくて、これは料理に例えることができます。
素晴らしい料理を作るためには、食材選び、調理器具選び、レシピ、下ごしらえなど数多くのステップが必要ですが、大学受験でも全く同じ構図です。
オンラインツールや教材をいかに多く揃えても、それは食材があるだけで、素晴らしい料理を作れるのとは全く次元が異なります。食材を準備してからも、様々な準備が必要です。独学で偏差値5以上伸ばして難関大学に合格するためには、数多くのステップがあります。それらを理解しないまま、教材を順番に勉強していっても成績は伸びません。
成功例として聞いたことがあるくらいに成績を伸ばして難関大学に合格するためには、膨大な受験知識と綿密な計画が必要不可欠です。
「半年で偏差値10伸びた」「まさかの早稲田に合格できた」など成功例を聞いたことがあると思いますが、受験生が自分で持っている知識だけで普通に勉強していてもまずこれほど成績を伸ばすことはできません。
独学で難関大学に合格するために必要なステップと条件をご説明します。
独学で進める上で必要不可欠な4つの能力
成績を大きく伸ばして早慶や旧帝大などの難関大学に合格するために必要不可欠な能力があるのは知っていますか?
大学受験で使う教材やアプリなどツールは時代とともに日々進化していますが、独学で難関大学に合格するための能力は不変です。
大学受験で難関大学に合格するのは難しいです。頑張って勉強しても、早慶や旧帝大などのいわゆる難関大学に合格できるのは15%程度。それほど難しい、言い換えれば普通では合格できないこれらの難関大学に、頑張っている人が少しでも報われてほしいと思い、独学で勉強するための準備方法をお伝えします。
「授業を受けて参考書を進める」ことしかやっていなかった受験生は、自分に必要な能力やステップを見直してください。
情報を扱う力
まず必要な力は、情報を扱う力です。
どの大学でどんなことが学べるのか、大学受験はどんな仕組みか、どんな教材を使えばいいのか、など、大学受験では大量の情報を扱うため、それらの情報を集める力が求められます。予備校であれば専門のスタッフが教えてくれるところもありますが(それでもそれほど丁寧ではないところも)、独学の場合には様々な情報源から自分で情報を集める必要があります。サイトや本、参考書など、ありとあらゆる情報源から自分にとって正しい情報を得る必要があります。
また、これらさまざまな情報を扱える器用さや記憶力も同時に必要になります。
ゴールを作る力
次に必要なのがゴール・目標を作る力です。
集めた大学受験に関する様々な情報や自分の希望を元に、将来の目標や志望校を決めます。
その大学・学部を目指すべき理由や、自分のやりたいこと・将来の夢、を明確に言葉にすることができる力が求められます。
自分のやりたいことや目標・ビジョンとともに、自分の今の成績や志望校のレベルを比べて、現実的に合格できるレベルの目標を作ります。
言葉にする力、決断力、判断力が求められます。
将来の夢をいきなり決めることは難しいですよね。普段から自分のやりたいことを感じてたり考えたりする習慣があると、より明確に鮮やかに目標を立てることができます。
計画を立てる力
ここから、本格的に受験勉強っぽくなっていきます。次に必要なのは計画を立てる力です。
前のステップで作ったゴールを達成するために、計画を立てます。
① 自分の成績
② ゴール
③ 使う教材
④ 残り時間
この4つを使って、合格するための勉強計画を立てます。
科目別に、基礎から応用、過去問レベルまで、着実に確実に成績が伸び、かつ現実的に実行できる計画を立てる必要があります。
大学受験では業界ならではの常識があるので、はじめての受験生が最初から正確な計画を立てるのは難しく、自分で数多くチャレンジするか、経験者に導いてもらいながら作るのが望ましいです。
例えば、いち早く演習に取り掛かりたいために基礎の定着や理解を先おいて演習を重視する受験生がいますが、それは難関大学を目指す上で逆効果です。
このように、成績を少しでも早く伸ばす様々なコツがあり、これをいかに多く知っているかで成績の伸びは大きく変わります。
計画を実行する力
最後に計画を実行する力です。良い計画を立ててもそれをちゃんと実行することは、とても難しいです。
「やる気はあるけど、いまいちやる気が出ない」ことを経験したことがある人もいるのではないでしょうか。
自分の「やる気」に頼るのは危険です。「やる気」が出た時だけ勉強するような状態では、まず難関大学には合格できません。
ずっとモチベーションを高く保って勉強するためには、勉強するための必然性が必要です。
例えば、「勉強を継続したらいいことが起こる」
「勉強をしなかったら悪いことが起こる」
こんな視点から、自分が勉強を続けていく意味を言葉にします。
不可欠な4つの要素
情報を扱う力、ゴールを作る力、計画を立てる力、実行する力があると述べてきました。これらは1から順番に揃っている必要があります。
成績を伸ばすために勉強を続けるのは実行する力、なのですが、この実行する力が最初から備わっている場合もあれば、そうでない場合もあり、最初から継続的に実行する力が備わっている受験生はほとんどいません。
そのため、実行する力を維持し勉強を続けるために、それまでの3つの力を使って受験の準備をします。
「たくさん勉強すればいいんでしょ?」と思っている受験生がいたら、それは間違いです。
たくさん勉強するためにはその前のステップまでに盤石な準備をする必要があります。
独学に必要不可欠な能力を自然と身につけていく方法
イクスタでは、独学の受験生のこれらの課題を解決し難関大学に合格してもらうためにこれまでイクスタで出してきた大学受験の知識やノウハウをまとめたパーフェクトガイドを作りました。
また、今回ご説明してきた受験生の問題を解決して、いち早く自分で全てのエンジンをコントロールして受験勉強できるようになってもらうために、個別指導を行なっています。
教材の使い方、勉強する順番、大学受験の常識、計画の立て方を徹底的に考えて、自分が志望校に合格するための、根拠のある明確な受験計画を立て、それを実行するための自己管理方法を学んでもらいます。
「良い先生に教えてもらう」のももちろんいいのですが、それよりも「自分で全てを管理して勉強し続ける」方が成績は断然早く伸びます。
一部、東京大学や京都大学の記述問題など最も難しい問題を解く力をつけるためには専門の先生に学んだ方が良いところもありますが、それ以外は自分で状況をコントロールできた方がより早く伸びます。
最短で4つの能力を身につけて自立した受験生になるための個別指導
イクスタでは、どいまんがイクスタコーチ として受験生を育てる個別指導を行なっています。
各参考書や志望校などの情報はもちろん、今回ご紹介してきた、「知るべき情報を全て知ってやるべきことを全て理解している受験生」になってもらうための個別指導です。1週間に1度のオンライン面談を通して、完全に自分の受験をコントロールできる受験生になってもらいます。
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
> 論理的で抜け漏れのない受験計画の立て方が分かる イクスタコーチ