E判定から約10ヶ月で明治に逆転合格、Marchほぼ全勝した自分が、これから受験英語を本気で始める人にすすめる参考書と勉強法
こんにちは〜
明治大学商学部のダイキです。
眠いです。今、明治大学和泉キャンパス内にある和泉図書館の勉強スペースでこの記事を書いているのですが、なかなか仮眠スペースの席が空きません。イライラしてきました。寝てる人たち叩き起こしたくなってきました。受験生の皆さんも、眠くなったら10分〜15分ほど仮眠を取るのもおすすめですよ。(寝すぎるのだけは厳禁ですよ)眠いまま勉強しても非効率なだけですからね。
自分は高校三年の時に文転し、5月から受験勉強を本格的に始めて、明治大学商学部・政治経済学部に合格する事ができました。受験勉強を始める前までは日本史や国語の高校での範囲はほぼ0からのスタートでした。高校もクラスの20%くらいしか一般受験しないので大学受験の知識もほぼなく、5月の駿台共通テスト模試で偏差値45くらいだった気がします。
そこから、秋に本格的に始めた過去問で、明治の商学部では安定して70%以上、一度85%を取ることができました。
今回はそんな自分が、受験英語の勉強法と参考書について紹介していきます。よろしくね。
高校3年の4月から受験勉強を始める設定で説明していきます。英語の受験勉強を高3の4月から始めるのは、実を言うとかなり遅いです。第一志望の早稲田大学に受からなかった僕でさえ、英語の勉強は高一の頃から少しずつ自分なりにしていました。難関大学を狙っている他のライバルたちは、英語に関して言えば高1や高2の頃からコツコツ勉強を積んできていることが大半です。
仮にこの時期以降から受験英語の勉強を始めるという人がいるのなら、その人は自分はかなり遅れていると言う自覚を持って勉強する必要があります。そういった人たちとの差を埋めるには、やはり勉強時間の確保が最優先です。
平日だと最低1日6時間(これは英語のみの勉強時間で、他教科も合わせれば最低10時間)、土日は最低8時間(これも英語のみの勉強時間で、他教科も合わせれば最低13時間)するくらいの気持ちでやりましょう。
7月ごろの日記
時間はいくらあっても足りないくらいです。できることならば、起きている間ずっと勉強しても良いくらいです。とにかくスキマ時間を無駄にすることなく勉強していきましょう。
⑴英単語・英熟語のおすすめ参考書と勉強法・使い方
受験英語でまず1番最初に勉強すべきは英単語です。当然ですが、単語がわかってないと文章を読むことなんてできませんよね。英文読解において基礎となる重要な部分なので、怠ることなくしっかりやるようにしましよう。
明治に合格するためのおすすめの英単語帳一冊目
○ターゲット1900
○システム英単語
上で紹介した二つの単語帳は、一冊目の単語帳としては王道ですね。模試の会場とか行ったら英語の時間の前は二人に一人はこのどちらかを使っていますし、一般受験を経験した自分の友達全員がこのどちらかを一冊目の単語帳にしてました。この二つの単語帳は入試頻出の英単語が多く載っているので強くおすすめしておきます。これから買いに行ってみようかなと思っている人は、本屋で見比べてみて、自分に合いそうな方を選んで使ってみてください。
とりあえず、まずは一冊目の単語帳を完璧にするようにしましょう。(単語帳を使う上での完璧の定義は、英単語を見てから、一秒もかからないうちに日本語に訳せるということです。試験本番では長文を読むことがほとんどなので、単語の翻訳にいちいち時間をかけていると時間が足りなくなってしまいます。)「この参考書自分に合わないわー」と言って同じような種類の参考書をホイホイ何度も買い替える人がいますが、金と時間の無駄です。一回くらいならまだわからないこともないですが…(高校時代そういう人がいたのですが、結局知識が中途半端になってしまっていました。内心、いつになったらこの人は自分に合うと満足できる参考書に巡り合えるんだろうと思っていました笑)
おすすめの時期
4月〜9月
おすすめの使い方
スキマ時間を徹底的に使い勉強することをお勧めします。自分は登校中や図書館へ行く途中などの移動時間は、常に単語帳を使っていました。自分はターゲット1900を使っていたのですが、三年間使い続けたらこんな感じになりました。
oh…
マジで汚いですね。見るに堪えません。
しかしその結果この単語帳をほぼ完璧にすることができたので、長文の問題を解く上で、基本的な単語で困ることはほぼなくなりました。また、声に出して覚えるのも有効だと思います。五感のうちのいくつかをできるだけ使うことで、暗記ものはより覚えやすくなります。
明治に合格するためのおすすめの英単語帳二冊目
○出る順パス単準一級 (なぜ英検用の単語帳を使うのかは二冊目単語帳の説明の最後に記しておきます。)
○速読英単語上級編
この二つの単語帳は難易度の高い単語が載っているため、二冊目に使うのをお勧めします。ただ、これは早慶や単語の難度が高い大学を受ける受験生が使うべきです。そうでない大学を受験する人にとっては入試にあまり出ない、または設問を解く上での関わりが薄い英単語の勉強に時間を費やしていることになるので、あまり意味がないです(口を酸っぱくして言いますが、使い始めるのは、英単語を見て一秒以内に日本語訳できるようになるくらい一冊目を完璧にしてからですよ。)。ちなみに、パス単準一級を使おうとしている人は4訂版を使うことを勧めます。5訂版でもそれなりに受験対策になる英単語が載っていますが、次のサイトに書いてあるように、
英検準1級でる順パス単の5訂版と4訂版を比較してみた wakaiojisan.hatenablog.com
2022年6月現在販売されている出る順パス単準一級5訂版は、4訂版より全体的な単語の難易度が低く、一冊目の単語帳との単語被りが多くなってしまうおそれがあります。現在は本屋で売られていないので少し値段が高くなってしまうとは思いますが、Amazonやメルカリなどで買ってみてください。
「なんで英検用の単語帳を使うの?」と思う人も少なくないんじゃないでしょうか。自分も使い始める前はそう思ってました。しかし、実はパス単準一級で出る単語が早慶の過去問で出てくることが結構多いんです。また、立教大学の入試では英検のスコアが一般入試で使えるので、英検準一級の勉強にもなります。この難易度の単語一つや二つが読めるだけでも文章の理解度が変わったり、英検を入試に使おうとしている人の手助けにもなるので、早慶志望の人や立教を受けようとしている人などはぜひ二冊目に使ってみてください。
おすすめ時期
9月〜受験終わり
明治に合格するためのおすすめの英熟語帳
○ターゲット英熟語1000
○速読英熟語
○システム英熟語
○解体英熟語
単語の次は英熟語です。上の熟語帳の中から一冊選んで使うのがおすすめです。これは単語よりも覚えにくいという人が多いと思います。自分もそうでした。熟語帳を単語帳と同じように使うだけではキツいと感じる人は、熟語をイメージで捉えるのが良いと思います。これは僕が受験勉強で実際やっていた覚え方です。
簡単な例を出すと、hold upと言う熟語がありますが、受験の中では主に、1.持ち上げる2.遅れさせる3.強盗するという意味だと習うことが多いです。(他にもたくさんあるそうですが)自分はこれを絵でイメージして覚えてました。
わあ!上手に描けましたね。
開店前、店が強盗されてます。店主が強盗に持ち上げられている間に、店に強盗犯の仲間達が店内に無理やり入ってます。これじゃ開店時間が遅れてしまいますね。
…といったように、hold upの意味、1.持ち上げる2.遅れさせる3.強盗する
を一つの絵にまとめて頭の中でイメージすることで、より効率的に熟語を覚えられますよ。他にも語源で調べて覚えてみたり、ゴリ押しで覚えちゃうなどさまざまな覚え方があるので、自分に合ったやり方をしてくださいね。
おすすめの時期
通年
⑵英文法のおすすめ参考書と勉強法・使い方
単語・熟語の次は英文法ですね。もし全く英文法に触れていないと言う人がいるなら、その人はまずこれを読んでください。
おすすめ英文法参考書その一
○大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
本の題名の通り、受験の英文法学習で一番最初に勉強すべき参考書です。英文法について、基本的かつ大切なことがたくさんまとめられています。ここで基本がしっかり理解できないと次の参考書での理解が難しくなってしまうので、抜け漏れなく学習するように心がけましょう。僕も初めて取り組んだ受験の英文法参考書がこれでした。これのおかげでその後の英文法学習をスムーズに進められました。
おすすめの時期
何としても4月中に終わらせましょう
おすすめの使い方
各項目を読み終え次第、習った文法で例文を使ってみたり、セルフティーチングをしたりしてみると良いです。セルフティーチングとは、自分で自分に勉強した内容を説明する勉強法です。
例「関係副詞whyは、先行詞にthe reasonがくるね」とか…
能動的に口に出して自分自身に説明することで、理解力が格段に上がります。ぜひやってみてください。
おすすめ英文法参考書その二
○ネクステージ
○ヴィンテージ
○スクランブル
この三つの参考書のうちどれか一冊を、基本的な英文法が固まってから使いましょう。英文法学習の仕上げといった感じです。おそらく知らない用法なども出てくるので、一つ一つ確実に理解していきましょう。
おすすめの時期
4月〜6月
おすすめの使い方
問題を解くごとに、解けた問題には⭕️を、解けなかった問題には❌をつけていきましょう。それを繰り返し周回していくうちに、自分の苦手なところが浮き彫りになってくるので勉強を進めやすくなります。ただ、当然ですがなぜその答えになったのかを具体的に説明できるようにしましょう。全ての問題を正解できるようにして完成です。
○ 英頻1000
そこそこ難易度の高い英文法参考書です。早慶などコアな英文法の知識について出題してくるような大学を受ける人のみ、秋頃からこの英頻1000を使って知識を補強したり、英文法の最終確認をしたりすると良いかもしれません。ただそこまで優先順位が高いわけではないので、英語で点を徹底的に稼ぎたいと思っている人以外はやらなくていいでしょう。
おすすめの時期
9月〜直前期
⑶英文解釈のおすすめ参考書と勉強法・使い方
英文法の次に英文解釈です。
おすすめ英文解釈参考書その一
○基礎英文解釈の技術100
ネクステ等の基本的な英文法参考書をしっかりやりこんだ人なら、英文解釈の参考書はこれでちょうど良いでしょう。ただし英文解釈の勉強は、あくまでも長文読解をスムーズに進めるための訓練です。あまり時間をかけすぎないようにしましょう。手段と目的をすり替えてはいけませんよ。
おすすめの時期
7月〜8月など夏休み中
おすすめの使い方
CDが付属でついてくるので、それを使いながらシャドーイングなどをすると読解スピードをあげる訓練になりますし、リスニング練習にもなるでしょう。シャドーイングとは、流れてくる英文をを自分も真似して発声することです。何をいっているのか聞き取れるようになることで、英文読解の速度を早められるようになると言われてます。実際に自分がやってみてそうだったので、多分合ってるんでしょうね。
おすすめ英文解釈参考書その二
○ ポレポレ
つい最近不倫騒動のあった西きょうじ先生の著書です!
難易度が高い参考書なので早慶レベルを志望する人が基礎100の次に使ってみるのが良いかもしれません。ただ、大方の受験生は基礎100のみでも十分だと思います。早慶志望の人でも「英文解釈に時間使わず過去問どんどん解きたいな」という人がいれば使わないでも良いでしょう。
おすすめの時期
7月〜8月など夏休み中
おすすめの使い方
西きょうじがYouTubeにポレポレの解説動画出してます。結構わかりやすいので、理解しにくい文章が出てきたらぜひ見てみましょう。
⑷英語長文のおすすめ参考書と勉強法・使い方
英文解釈の次は英語長文です。受験英語のメインなので、ガッツリやっていかなくてはいけませんね。
おすすめ英語長文参考書
○関正夫のThe Rules英語長文問題集1〜4
> 関正夫のThe Rules英語長文問題集1-4 - Amazon
正直なところ長文演習ができりゃ何でもいいのですが、この問題集はかなり解説が詳しくされており、かつ受験英語に有効な読み方を示してくれています。自分も去年の今頃同級生に勧められて買ったのですが、こんな詳しく解説を書いてくれている問題集があるのかとビックラこいた記憶があります。もちろん音声付きなのでシャドーイング練習もできますよ。英語長文問題集はこれらと過去問だけやっておけばいいと思います。
おすすめの時期
7月〜10月
おすすめの使い方
音読しましょう。自分は長文一つにつき大体7回ぐらい音読してました。それだけ長文の音読を繰り返していると、そのうち音声を聞いただけで意味が取れるようになってきます。英語を英語のまま理解するというやつですね。この力は音読を重ねることで培われていきます。最初の方はなかなかできず苦しいかもしれませんが、根気強くがんばりましょう。ちなみに僕は、7月に音読学習を始めてから7ヶ月後くらいに入試問題の英語を英語のまま理解できるようになった記憶があります。
⑸過去問
いよいよ最終関門の過去問です。
9月ごろから本格的に、合計105科目分の過去問をやり切りました
まず夏休み前あたりに第一志望の過去問を解いてみましょう。志望する大学の難易度が高ければ高いほど、自分の学力との差に愕然とするかもしれません。ただ、例えそうだったとしても問題ありません。僕含め、大体みんなそうです笑。途中で折れることなく、地道に根気強く勉強を続けていきましょう。
おすすめの時期
8月〜受験終わりまで
おすすめの使い方
過去問の解き始めの時期(9月ごろ)は、第二志望以下の大学の過去問を解き、そこからだんだんレベルアップしていくように過去問演習を進めていくといいでしょう。ちなみに、第一志望の大学の過去問は最低でも10年分、第二志望以下のところは3〜5年分解いておくと良いと思います。こちらの記事も参考にしてみてください。
(センターから共通テストになったものの、この記事どおりセンターの過去問を指標にして良いでしょう。共通テストは出題形式は私大過去問と比べてかなり違うので、あまり比較対象にならないです。)
> 9月以降に過去問を始めるタイミングと何年分解くのが正解?- イクスタ
過去問を解いて答え合わせをしたら、自分が間違えた部分がどこなのか確認しましょう。それが熟語等の意味の抜け漏れだったのか、それとも英文を間違えて解釈していたのかどうか、できていない範囲をその都度参考書に戻って復習するようにしましょう。これが過去問演習の王道です。
明治に合格するために届けたいこの想い
僕が明治に合格するまでに学んだ他のノウハウもぜひ参考にしてください!
> 【明治の国語】5月に文転した僕が明治の過去問で8割取れるようになった勉強法と参考書 - イクスタ
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
> 論理的で抜け漏れのない受験計画の立て方が分かる イクスタコーチ