【数学】共通テスト2023を終えて…得点率7割を安定させるためにやるべきこと3つ
こんにちは!初代共通テストを受験し、衝撃を受けたNodokaです!
今回はそんな共通テストについて、数学に注目しながら、今年の傾向、どんな対策をしたらいいかまでたくさん紹介していきたいと思います!!
目次
・共通テスト2023の概要
・共通テスト2023は今までとどう変わった?
・共通テストと二次試験の違いは?
・共通テストで7割安定して得点するためには?
・共通テスト対策はいつから始める?
共通テスト2023の概要
大学入学共通テストは、この試験を利用する各大学が大学入試センターと協力して同一の期日に同一の試験問題により、共同して実施される試験です。
令和2年の試験からこれまでの大学入試センター試験に代わり、大学入学共通テストになりました。
◎2023年度大学入試共通テスト 平均点
昨年と比べて、数学は平均点が大きく上がっています。これは、昨年の平均点が大きく下がったからであるので、数学はこの難易度で出題されていくと思います。
出題範囲や形式は、昨年までと大きく変わらず、しっかり文章を読ませて思考力を試す問題があります。
共通テスト2023は今までとどう変わった?
2021、2022、2023とこれまで3回の共通テストが実施されてきました。特に今年の共通テストで変わったことを紹介したいと思います!
〇分量が増えた
2021、2022の共通テストに比べ、2023は分量が増えました。2022よりも問題の難易度自体は易化したといえますが、ページ数が増え、読む量が多くなったことで読解力が試される問題になっています。計算力や公式・解法の暗記などの数学力だけでなく、読むスピード、情報の取捨選択も重要になってきます。
〇問題の順番が分かりやすくなった
2023の共通テストは小問が進むごとに問題の難易度が上がるような順番になっています。2022は順番に関係のない難易度になっている大問もあったため、得点に結びつきにくくなっていました。2023は順番に並んでいたため、最後の問題は難しくなっていました。問題が解けないときに「まわりの生徒も解けないはず」と割り切って、ほかの問題をしっかり解くことも大切ですね。
共通テスト2023ならではの特徴がいくつかありました!ここからは、そんな共通テスト対策として何をすべきか、紹介していきます。
共通テストと二次試験の違いは?
共通テストの数学と各大学の二次試験の数学には違いがたくさんあります。大きく異なるのは、問題形式です。共通テストはマーク式。二次試験はほとんどが記述式になります。なので重要な部分が変わってきます。
・共通テスト(マーク式)・・・解法の誘導がある。誘導に乗れば解きやすい。しかし、この解法が思い浮かばなければ手も足も出なくなる。時間が短いので、一つの問題にあまり時間をかけることができない。
・二次試験(記述式)・・・誘導は少ない。解法を試行錯誤することができる。答えが間違っていても、部分点をもらえるが、正解していても記述の部分で減点されることもある。一つの大問にしっかり時間をかけることができる。
このように、同じ数学の問題でも解き方が異なります。共通テストは記述の穴を埋めていくイメージなので、解法が浮かべば解きやすいです。しかし、問題数に対する時間が短いので、そのスピード力が大事になってきます。
共通テストで7割安定して得点するためには?
過去問が少ない共通テストで、安定して得点する力をつけるのは簡単ではありません。しかし、効率よく最短距離での対策ができればその力をつけることができます。なにを重視しながら対策すべきかを知ることでテスト対策へのモチベーションにもつながります。
重視してほしいのは次の3つです!
①基礎力
②スピード
③実践対策
次から詳しく説明していきます!!
◎基礎力を早めにつける!!
共通テストは思考力を問われる問題だとよく言われていますが、どんな問題でも重要になってくるのは基礎力です。基礎力がしっかりついてから思考力や応用力が試されるようになります。まずは基礎力をつけることを第一優先にしましょう。教科書やチャートの基本問題を繰り返し解いて、基礎知識をしっかり身につけましょう。具体的な目標としては、青チャートのコンパス3までが解けるようになるといいですね!この基礎知識を早めに定着させることで、共通テスト対策が進めやすくなります。
◎解くスピードを上げる!!
基礎力が身についてくると、解くスピードが上がります。公式や解法がすぐに頭に浮かんで、迷うことなく解き進められるようになるからです。さらに解くスピードを上げるために、同じ問題でもより早く解ける解法を覚えるようにしましょう。日頃の練習問題を解くときから、”より早く解ける解法”を意識しながら解いていくと、共通テスト対策で時間に追われることが少なくなります。
◎実戦対策の分析をしっかりする!!
12月頃、共通テスト直前になってくると、各社の実戦問題集を解き始めると思います。そこでやって欲しいのが、解いた後の分析です!模試以上に1回1回ごとにしっかり分析をしましょう。具体的に見てほしいポイントは2つです。1つは間違えた原因は勉強不足か、試験慣れ不足か。もう1つは解く前に意識すべきことは何か。この2つをしっかり考えて分析をしましょう。
1つ目は間違えた原因をしっかり分けるということです。ミスをしたときにただ解説を見てわかった気にならないようにしましょう。解法が思い浮かばなかった、公式を間違っていたなど、知識が不足していて間違っていた問題は勉強不足。その周辺の分野の復習が必要です。ケアレスミスや時間が足りなかったなど、試験特有の失点であれば、試験慣れ不足。これは同じようなミスが二度と起こらないように、対策を考えなければいけません。見直しの方法を自分で決める、おおよその時間配分をあらかじめ決めておくなど、具体的な対策を考えましょう。
2つ目はその分析を踏まえて、試験に臨む前に意識すべきことは何か決めておくことです。間違えた原因がしっかり分析できたら、そこへの的確な対策をすることができます。より意識づけるために対策メモを作って、試験前や問題を解く前に見るようにしましょう。同じようなミスをしないように、問題を解きながら意識することができます。
共通テスト対策はいつから始める?
二次試験でも数学を受ける場合、共通テスト対策と二次試験対策のバランスが難しくなってくると思います。ここでは、夏~二次試験本番までの数学対策の一例を紹介します!旧帝大を志望校にしている人は、参考にしてもらいたいです!
これは一例なので、ほかの教科とのバランスも考えながら自分なりの教科配分を探してみてください!
この記事を書いたNodokaが教える、「Nodokaの数学ルーム」!オンラインで数学を教えるプログラムになります。マンツーマンで対応するので、自分のペースでしっかり進めることができます。
Nodokaが書く数学記事!
Nodokaはこのほかにもたくさんの数学記事を書いています!レベル別や参考書別など、幅広く記事を書いているので、ぜひ下の一覧から気になるものを見てみてください!
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イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
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