長文リスニング対策は問題の先読みとシャドーイングで攻略
前回に続いて、今回は長文リスニングのテクニックついてです。長文リスニングはセンター試験で言うと大問3以降の問題です。長い文章をリスニングするため体力も気力も必要になります。一瞬でもぼーっとするとすぐに聞き流してしまうため、短文リスニングよりも大変かと思います。
しかし、長文リスニングに関してはそもそもすべてを完璧に聞き取る必要はないので、ここで大事になるのは、①問題の先読みと②シャドーイングです。
①問題の先読み
まず①問題の先読みですが、テストでは長文のリスニングを聞いた後に問題に答えるわけです。音声を聞いたあといざ設問に答えるとなった時に、おそらく聞いた音声はほとんど頭に残っていないことだと思います。その対策法として、どんなことが問われるのか、を事前に見ておけばよいのです。そうすれば問題で聞かれている情報のみにフォーカスを当てて聞けばよいので、不必要な情報を聞かずに済みます。その結果リスニングで必要とされる労力の半分以下で正解を導くことができるのです。
では、先読みはいつ行うのでしょうか。それは、問題の説明をしている時です。問題が切り替わるときに、問題の説明が放送されていると思います。はっきり言えば、一瞬問題と解答用紙を見ればこれから何が問われるのかは大体わかるはずなので、そのパートは聞かなくても問題ないので、有効活用して設問を読むのです。この時間に、手を止めているようでは長文リスニングで高得点を取ることは不可能でしょう。絶対この時間内で設問を理解するようにしましょう。
また、最初は設問だけで問題ありませんが、慣れてきたら選択肢にも目を配れるようにしましょう。そこまで目が配れるようになると、聞く前から文章のテーマがなんとなく把握できるので、さらにリスニングの負荷が減らせるのです。しかし、慣れるまでは大変だと思いますので、最初の内は設問先読みのみで大丈夫でしょう。
②シャドーイング
さて、次にシャドーイングですが、これは流れている音声に続いて自分も復唱する勉強法です。リピーティングとは違い、すべて聞き終えてから繰り返すのではなく、音声についていきながら読むのです。長文リスニングにおいてはキーワード周辺の情報の聞き取りが非常に重要になりますが、慣れていないとそれ以外の情報を聞きながすことは難しいです。このシャドーイングは流れている音声の中から、特定の情報のみにフォーカスを当てて聞く力を養うのには最高の方法でしょう。これもリピーティングと合わせて15分ほど毎日行うことが大切です。
その具体的な方法は
①シャドーイングに使えそうな音源を手に入れる。
②何も見ずに音声を聞きながら聞いた通りに復唱して音声についていく
③2,3回繰り返したらテキストを見て聞き取れなかった箇所をわかるようにしておく。
④テキストを見ながら数回繰り返す。
⑤もう一度何も見ずにシャドーイングを行う。
この5つのステップを1日1,2長文行うことで長文リスニングのスキルはかなり向上します。
これからの時代を生き抜いていくために、長文リスニングは非常に大切なスキルになります。是非、以上の2点に取り組み、リスニングスキルを高めていきましょう。
シャドーイングの際にはこう言った教材がおすすめです。
*この記事はセンター直前特集の記事です*
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