4年間学費全額免除も!?スカラシップ入試受験で特待生を狙おう!
大学受験の入試形態の一つである「スカラシップ特別入試」をご存知ですか? スカラシップは日本語で「奨学金」のことを指します。すなわち、「スカラシップ入試」に合格すると学費免除や補助といった待遇が受けられるのです。今回は、この入試制度についてご紹介していきます。
目次
*スカラシップ入試を知る
*スカラシップ入試を活用する
*「諦め知らず」の大学生になろう
*保護者の方へ
スカラシップ入試を知る――
まず、以下の例を見て見ましょう。
引用
スカラシップ特別入試【最長で4年間の授業料など428万円を免除】
- 入学試験における成績が優秀な人は「スカラシップ生」として合格となり、2年間授業料など214万円(2014年度実績)が免除されます。入学後も学業成績が一定の基準に達していれば、最長4年間免除が継続されます。
- スカラシップ生合格とならなかった場合でも、本学一般入試の合格水準を満たしていると認められた受験生は、一般入試を免除し入学を許可する特典(「一般入試免除合格」)が与えられます。
- 高校の成績や、現役・浪人にかかわらず誰でも出願が可能です。
- 専願ではないので、他の入試を受験することもできます。
- 試験会場は横浜会場(本学)、東京会場(六本木校地中高部校舎)のいずれかを選択できます。
これは東洋英和女子大学のスカラシップ特別入試の概要を引用したものです。
この入試で合格すると2年間の授業料等が免除、成績優秀者は4年生まで免除になります。また、スカラシップ生としての合格でなくても、入試の合格基準に達していれば入学が認められるといった待遇もあり、滑り止めの大学にしておけば早期合格を得られるので、女子大など受験日程の早い大学を第一志望とする人にとっては練習受験のかたちとして受けることも可能です。
スカラシップ入試を活用する――
では、スカラシップ入試を活用するメリットは何でしょうか。以下の3点があげられます。
①経済的支援
②入試の練習
③早期合格獲得
まずは経済的支援。これは大学進学を希望するみなさんにとっても、みなさんのご両親にとっても大きなことですね。
「給費生」「奨学金受給者」という言葉に対して、時々「貧乏だと思われるのでは……」と心配する親御さんの声を聞くこともありますが、決してマイナスなことではありません。奨学金による学費・授業料の免除は様々な学びに臨む学生を支える資金となります。
学費等の浮いたお金で家庭が安定すれば心のゆとりが生まれるでしょうし、参考書や本の購入費または留学費などに充てられれば、新たな知識を身につけたりや世界観を知るきっかけともなります。非常に大切なことだと思います。
大学生になるということは、「大変大きな額のお金を使うことである」ことは現実ですが、その理由だけで大学進学を諦める必要はありません。スカラシップ制度で経済的にも安心した大学進学を試みましょう。
次に、入試の練習になることもメリットの1つとしてご紹介します。
実は、先日19日に東洋英和女学院大学でスカラシップ入試が行われ、クリスマスイヴの24日に合格発表が行われました。また、同日に神奈川大学でも「給費生試験」との名称でスカラシップ入試が行われ、1月10日に合格発表が行われるとのことです。
このように、スカラシップ入試は12月中旬以降に行われることが多いため、センター試験よりも早い日程で大学入試の雰囲気を掴める良い機会となります。
特に国公立志望者のみなさんやセンター試験を受けない女子大志望者のみなさんは、センター試験の前に「受験のイメージ・雰囲気」を体感することは模試くらいでしかできないと思います。ですから、「本番」を体感したいと考える現高校1年生、2年生のみなさんには、ご自分の受験期に受けてみることをおすすめします。
最後に、早期合格の獲得もスカラシップ入試のメリットとなります。
上記でご紹介した例のように、センター試験よりも早く合格発表が行われることが多いうえ、「給費生・奨学生」として合格できなかった場合も、合格点を満たせば受験資格が与えられます。ですから一般的な受験生よりも早い段階で「大学進学へのチケット=合格通知」を得ることができます。
しかし、デメリットとして「入学手続きはしないといけない」場合が多いので、第一志望校がほかにある場合はお気をつけて!
東洋英和女学院大学や神奈川大学のように、スカラシップ入試を実施している大学が第一志望の場合や、とにかく進学する大学を求めている受験生さんは受験することをおすすめします。
諦め知らずの大学生になろう――
今回はスカラシップ入試についてお紹介してきましたが、ここまで読んでくださった皆さんは、「大学でかかるお金」に対して何らかの意識がある方たちなのではないかと思います。その意識は、非常に重要なことだと思います。
例えば、家庭に経済的余裕がない方もいるでしょうし、余裕はありそうだけれど親に迷惑をかけたくないと思っている方もいるでしょう。意識はそれぞれだと思いますが、「大学に行きたい」という気持ちはおそらく、共通なのではないかとも思います。その素直な気持ちも、とっても大切なことだと思います。
現実的な話を言えば、やはり大学進学にはお金がかかりますが、少しでも「大学に行きたい」という気持ちがあなたの心や頭の中にあるならば、決して諦めないでください。ご紹介したスカラシップ制度や、高校のうちから契約できる奨学金制度もありますから、そうしたものを上手に活用して「諦め知らず」な大学生になってほしいと思います。
そして、強い気持ちで入った大学では、さらに「諦め知らず」な学生になってほしいと思います! きっと、大学はあなた次第でなんでもできる環境のはずだからです。今回はぜひ、「方法はいろいろあるんだ」ということを覚えておいてください!みなさんを応援しています!
奨学金制度についてもっと知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください!
保護者のみなさまへ――
近年は様々な大学で、奨学金の充実やスカラシップ入試制度の導入を充実させる動きが見られます。学費免除などから、受験料の免除・割引など、様々な種類がありますので、ぜひお子様とご一緒にお調べいただくことをおすすめいたします。お子様の未知なる可能性と素晴らしいご活躍を心からお祈り申し上げます。
この記事で紹介した記事
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
> 論理的で抜け漏れのない受験計画の立て方が分かる イクスタコーチ