計画の立て方~初級編~「誰でも簡単に計画を立てられるコツ」
みなさん、こんにちは。今回はそろそろ受験勉強を始めたいと思っているあなたや、受験勉強を始めたけどなかなか勉強がはかどらないあなたにオススメの「計画の立て方」を伝授します。
ただ、計画を立てることは意外に簡単にできるものです。難しいのはそれを実行することです。今回は、そうした計画倒れにならない秘訣も紹介しているのでぜひ一読をしてください。
●用意するもの
・A4かB4の白紙の紙
・手帳
●ステップ1「実力把握をする」
さて、早速計画を立てていきましょう。
そう思ったあなた。ちょっと待ってください。いきなり何の情報もなしに計画など立てられるでしょうか。例えば部活でみてください。自分の実力も知らずに、練習計画など立てられますか?それで実力はつきますか?
ということでまずは自分の現在地を知るべく、共通テストの過去問を解きましょう。いきなりそんな難しいものはできないよ、そう思うかもしれません。しかし、大事なことは「今はできなくていい」と割り切ることです。できたに越したことはありませんが、ほとんどの人は全然できなかったという感想を述べると思います。
それでも自分の実力を図るうえではこの上ないものです。もうすでに共通テスト模試を受けている人はその成績表を用意すれば大丈夫です。
共通テストの赤本など持っていない人は以下のページからダウンロードできるのでクリックしてみてください。
●ステップ2「現在地を知り、課題を明確にする」
さあ、過去問は解きましたね。次は、現時点での課題を明確にしましょう。ここで大事なのはできるだけ細かく課題を洗い出すことです。例えば英語であれば、大問ごとに分析を行いましょう。
とくに大問2の語彙・文法問題は受験英語の基礎部分にあたります。ここで8割以上の得点が取れていない人は基礎の勉強から見直しましょう。長文であれば、そもそも単語レベルで読めていないのか、単語はわかるけど文章の構造がつかめていないのか、単純にスピードが足らないのかといった具合に分析を進めましょう。
課題を明確にしたら、それをすべて白紙に書き出しましょう。いつでも見れるようにはっきり書くことが重要です。それを見ることによって今後自分が何をすべきかがいつでもわかる状態になります。
●ステップ3「まず直近1カ月のやることを決める」
全体の課題がわかったら、まずはこの1カ月やることを決めましょう。
英語であれば、優先順位は①単語・熟語、②文法、③長文読解の構造理解(いわゆる構文)、④長文読解の実践となります。(その他のことについては質問ページから質問してくれれば答えます)
そして具体的にどんなもの(参考書や問題集)をどこまでやるのか(何ページ進めるのか)を決めましょう。ここで意識すべきなのが、1カ月後にまた共通テスト過去問を解くことです。ここで何点取るのかを明確にしておけば、どのくらい勉強すればいいかがなんとなくつかめると思います。
●ステップ4「毎日朝起きたら、その日のやることを決める」
大体の人はステップ3までやって満足してしまいます。ここまでで満足すると大体1カ月後にはやるべきことの半分くらいしかやれていないのがオチです。
そうならないためにはこのステップ4が大事です。ステップ3で立てた1カ月の行動目標をもとに毎朝起きたら、手帳に今日のやるべきことを書くのです。この毎朝がかなりミソです。
毎朝、この時間をとることで必ず毎日自分のやるべきことを意識できます。昨日はどのくらいできたのか、目標を達成するためには今日どのくらい頑張ればいいのかなど、定期的に把握することで実行レベルまで落とすことができます。
いかがでしたか?今回は計画の立て方の初級編をお送りしました。この記事を読んで計画を立てていく中でわからないことがあったらいつでも質問してください。計画を立てる力は受験を制するためには必要不可欠なものです。次回はもう少し高度な計画法を伝授しますのでこうご期待ください。
東大や東工大、早稲田など受験で目標の結果を出した先輩の受験生活に関わる技術や知識・ノウハウをテーマに分けて整理しました。難しい概念もあるかもしれませんが、アイデアの方向性を知ることで自分の限界を広げることができます!ぜひ食らいついて努力の限界を高めてほしいです!
参考:目標を達成してきた大学生や社会人から学ぶ、結果を出すための大学受験の勉強法大全 - イクスタ