東大志望必見!東大を対策する上で必ず知っておきたい東大の勉強法を科目別で教えます。
こんにちは。イクスタ編集部です。
今回は日本最難関の大学である東大の対策法を科目別でまとめてみました。
東大志望の受験生はぜひ参考にしてみてください!
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1. 東大の偏差値に関して
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2. 東大の各科目対策に関して
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3. 東大の学部分けに関して
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東大の偏差値に関して
上記の偏差値表は全国 国公立大学 偏差値 ランキング 2018さんを引用しています。大学受験は偏差値よりも自分が合格点に届くかどうかの方が大事なので偏差値は参考程度にとどめておくことをおすすめします!
東大の各科目対策に関して
東大英語
全学部共通問題で、オールマイティにいろいろな力が試される問題です。他の大学にない出題形式があり、難易度を押し上げています。
単語・文法の難易度は、マニアックな単語や文法が出てくることない分、私立大学に比べると優しいですが、ハイレベルな範囲を確実に覚えていないと到底太刀打ちできないです。
東大英語のネックは、読解力とリスニング、そして時間とのたたかいです。読解力は論理的に読む力に加えて、小説を読むような想像力も必要になってきます。
リスニングは、試験中盤に約30分間行われます。最後の時間とのたたかいは、問題量が入試時間に対して少し多めなので、英語が苦手という人には大きな壁となりますね。
東大英語についてもっと詳しく対策法を知りたい受験生は以下の記事をチェック!
東大国語
東大の国語の特徴は、文章レベルはふつうくらいですが、解答レベルがとても高いということにあります。東大とは言えどとんでもないような難解な文章が出題されるわけではないので、いかに事前の対策しっかり行うことができるかが本番での点数を大きく左右します。
問題が全て記述問題ということで、文意が取れないと解答が厳しいですが、しっかり読み解ければあとは論理的に展開するだけなので対策をしっかりすれば十分合格点は取れるレベルだと思います。
出題は、問1が文理共通の現代文で、小問は前半4問が字数制限なしの記述、5問目が120字程度の記述、6問目に漢字の書き取り問題となっています。問4が文科のみの現代文です。小問は4題ほどです。
東大国語についてもっと詳しく対策法を知りたい受験生は以下の記事をチェック!
現代文に関しては、日ごろの勉強から筆者の言いたいことをまとめたり、現代文キーワードのような語彙の知識、記述の練習をしておくといいと思います。普段から量より質にこだわり丁寧に演習や復習をしていくとおのずと読解力や解答作成の能力があがると思うので焦らずに勉強していきましょう。文系の大問4はやや難解な随筆問題が出題される傾向にありますが、過去問をしっかりやることでカバーできると思います。
東大現代文についてもっと詳しく対策法を知りたい受験生は以下の記事をチェック!
東大の古文は毎年ほとんど同じ出題形式です。
傍線部の内容を平易な日本語に訳す問題が1〜2問、短いフレーズを正確に訳す問題が2〜3問、文章全体の内容把握を問う問題が1~2問、という形式になっています。東大古文を攻略する最大のコツは、やはり基礎の徹底にあります。助動詞や敬語などを正しく読み解き「正確な訳をつくること」が最も重視されるのでそこを適当にしないことが攻略のカギです。
東大古文についてもっと詳しく対策法を知りたい受験生は以下の記事をチェック!
東大の漢文も古文同様に出題傾向がかなり固定されています。
理系でも文系でも、傍線部を平易な現代語に訳す問題が1〜2問、行為の理由を問うものが1〜2問、「どういうことか」と問われるものが2〜3問という形式です。東大漢文を攻略するためには、句法の正確な知識が不可欠です。句法のみならず漢字の意味なども知っているかが重要なので早めに対策に取り掛かることをおすすめします。
東大漢文についてもっと詳しく対策法を知りたい受験生は以下の記事をチェック!
東大世界史
東大世界史に出てくるワードの難易度は一般レベルです。ただし、大問1のように、的確に問題文を読み解き文章化する、という力があるかどうかで点数の伸びが変わってきます。国公立の中では一橋大学の次に難しく、知識量からすれば早稲田大学などの私立文系よりも簡単というところでしょう。
問題構成は、例年3題構成になっています。大問1は長文記述でテーマは様々です。10数行の問題文とそれに関連した指定語句10個ほどで解答の方向性を決めます。
大問2は2016年入試であれば「国家の経済制度・政策」というように、大きなテーマが定められ、それに沿った数行の記述が求められます。
大問3は2016年入試であれば「民衆」というように、大きなテーマが定められ、それに沿った簡単な語句問題が出されます。時代や分野に関係なく出ますが、奇問が出ることはめったにないです。
東大世界史についてもっと詳しく対策法を知りたい受験生は以下の記事をチェック!
東大日本史
東大日本史はすべて記述問題で出題され、他の入試とは違い字数指定はなく「〇行以内で述べなさい」のように行数指定で出題されるのが特徴的です。
対策法としてはまず教科書をひたすら読み込むことが大切です。教科書を読むことで記述問題では大切な歴史の流れを知ることができます。教科書を読むときの注意点としては5W1H+1Rを意識することです。
東大日本史についてもっと詳しく対策法を知りたい受験生は以下の記事をチェック!
東大地理
東大地理は大問3題構成になっており、図表や地図の読み取りをしてそれに沿った記述をする問題が出題されます。
対策法としては知識を関連付けしながら覚えていくことです。一つの単語をただ覚えるのではなく単語と単語との関連性を考えながら覚えていくと、記述問題に対応できるだけの知識を身に着けることが出来ます。
東大地理についてもっと詳しく対策法を知りたい受験生は以下の記事をチェック!
東大数学
国立大学では最難関レベルです。膨大な計算をさせる問題から奇抜な発想を求められる問題まで幅広くでます。例年易問1~2題、難問3~4題です。まずは1題解いて心を落ち着けましょう。微積分と確率は確実に出ます。次いで数列、整数問題、図形と方程式の分野が頻出です。ベクトルはあまりでません。ベクトルを使うよりも幾何学的発想で解かせる問題が多いです。
どの問題も共通テスト・センターレベルも基本的な数学の道具が正しく使えるか、ということが問われます。その上で東大数学ならではの計算量であったり発想力であったりが問われてきます。
東大数学では合格するために必要なのは40~60点であることをまず頭に入れておきましょう。150分という短い時間で6題全て解く必要はありません。2~3題完答できれば東大数学はクリアと言えます。つまり、大切なのは2~3題を完答する数学力を身に付けることが大切です。
勉強するときに、その問題にしか使えないようなマニアックな手法を覚えるのではなく、ほかの問題にはどのように応用できるか考えながら勉強しましょう。ケアレスミスは深く反省し、ケアレスミスをしない自分なりの工夫(5行回答ごとに軽く見直しなど)を身に付けておきましょう。
東大数学についてもっと詳しく対策法を知りたい受験生は以下の記事をチェック!
東大物理
東大物理は他大学に比べて、物理の本質を聞いてくる問題が多いです。そのため、ただ公式を覚えているでは対応が難しいと感じるかもしれません。それでも公式がどのように導出されるのかなど本質を理解していれば、全く解けないということはないと思います。
東大は毎年、大問3問が出題されます。頻出分野は、力学、波動、熱、電磁気の中から出題されることが多いですが、過去には原子物理が出題されたこともあります。東大の物理は、「この問題はこういう状況だからどの法則が使えて、解答に必要な法則はこれである」という本質的な理解ができていれば十分に合格点も狙えるのでそこを意識して勉強するといいです。
東大物理についてもっと詳しく対策法を知りたい受験生は以下の記事をチェック!
東大化学
東大の化学は、マニアックな問題はそこまで出ませんが難易度は高いです。さすが東大といったところでしょうか。幅広い知識量と正確な計算力が問われます。
毎年理論分野、理論&無機分野、有機分野の3題が出ます。この3題の大問が大きく二つに分かれており、それぞれ関連していないので感覚的には6題あるイメージです。
東大の化学は難解な超難問は少ないので時間さえあれば全て解けるレベルです。ですがとにかく問題数が多いです。東大の特徴として、後半に進むにつれ難しくなるわけではなく、前半に難問が置かれることもあるので注意しましょう。逆に言えば問題が多いだけに実力さえあれば確実に点数を積み重ねられると言えます。
東大化学についてもっと詳しく対策法を知りたい受験生は以下の記事をチェック!
東大を目指す高1,2年生へ
以下では東大を目指して勉強している高1,2年生に対して勉強法を教えていきたいと思います。
東大を目指す高校1年生の勉強法
まず高1の段階ではどの科目でも基礎を徹底的に勉強しておくことが大切です。特に英語や数学は直前から慌てて勉強をしてもなかなか成績が上がりずらい科目なので、高1の段階からしっかり勉強しておくことが大切です。
全科目バランスよく勉強をする
また、高1の段階だとまだ理系か文系かを選択していない学生が多いと思います。高1の段階ではまず自分がどの科目が得意なのか、不得意なのかを考えずにバランスよく勉強しておきましょう。
大学受験は全科目の総合点で合否が決まります。特に東大などの難関国公立はすべての科目バランスよく点数が取れないとなかなか合格が難しいです。
高1の時はすべての科目をバランスよく勉強しておきましょう。苦手な科目も逃げずに頑張ってくださいね。
英語には毎日少しづつ触れておこう
受験科目の中でもっとも大切な科目は英語です。英語が得意科目であることは受験でかなり有利に働きます。英語を得意科目にするためにも高1の段階から毎日少しの時間でいいので、英語に触れることが大切です。
先ほども言いましたが、英語はなかなか成績が伸びずらい科目です。日々の積み重ねが点数につながる科目だからです。英語は定期的に勉強しておかないと成績が下がりやすい科目なのです。逆に毎日勉強していたら、ほぼ点数は伸びていきます。
1日10分、20分でいいので英語に触れましょう。
東大を目指す高校2年生の勉強法
高2になったらそろそろ受験を意識すると思います。成績が伸びなくて悩む学生も出てくるでしょう。
このときに大切なのが無理な勉強をしないことです。自分のレベルに合わない参考書を使ったりするとさらに成績は伸びなくなります。高2の時には今の自分の学力を客観的に見ることが大切です。東大を目指していて全然思うように成績が伸びなくても、まだ受験まで1年以上あります。
自分にあったレベルの勉強をしてください。基本的には高1の時と同じように英語や数学の基礎を固めましょう。
東大の学部分けに関して(進振り)
東大入学後、気になるのは3年次からの学部分け通称「進振り」ですよね。今回は東大に通う2年生のS君に学部分けについて聞いてきました。
東大に入学すると2年生まで全員教養学部に所属しています。いわゆる文科◯類みたいな括りです。
そこからどうやって各学部に分かれるかというと、2年前期までの100点満点の成績をもとに志望学部を希望し、成績の良い人から希望学部に入れる方式です。それが2年の夏休み末くらいに決定します。
基本的にはどの学部を志望することができますが、何科何類にいたかでそれぞれの学部への進学し易さが異なります。例えば文Ⅰ→法学部は50点でいけますが、それ以外の類からは80点くらい必要です。他にも理Ⅲ→医学部は60点がボーダーですが、それ以外の類からは90点必要です。
今回は、東大の入試対策に関して特集をしました。日本最難関の東大ですが、入試問題自体は落ち着いて解けばできる問題ばかりです。しっかりと対策をして入試に臨みましょう。
最近少し気になった記事を紹介しておきます。日本の大学が世界で通用するようになる時代は来るのでしょうか。今後大きな課題を抱えることになりそうな問題ですね。