国際〇〇学部ってグローバルな学部?近年流行りの国際〇〇学部を徹底解剖
こんにちは!早稲田大学国際教養学部1年のしゅーへいです!
イクスタキャリアチームでは、> あなたが本当に行くべき大学はどこ?現役大学生が各学部系統のリアルと志望校の決め方を伝授します! - イクスタに関する連載をしています。
今回は「国際系の学部」について説明していきます!
近年、「グローバル化」という言葉が囁かれています。特に日本では少子高齢化に伴う国内市場の縮小も相まって、英語力やコミュニケーション能力といったグローバルに活躍できる人材を求める傾向が強くなってきています。
そんな時代の流れからか、多くの国私立大学で「国際」と名のつく学部が新設されたり、「国際系の学部」に行きたいという受験生の数が増えているように感じます。
しかし同時に、そもそも「国際系の学部」とは何なのか、何をする学部なのか、どういった力が手に入るのかといったことを知らずに、ただ何となく国際系に行きたいという受験生が多くいるように感じます。
今日は、そんな受験生の手助けになるように、
①国際系の学部の特徴ってなに?
②国際系の学部ってなにを勉強するの?
③国際系の学部を出たら、どんな就職先があるの?
問いた3つの観点から、詳しく国際系学部について説明をしていきます!
国際系に興味がある人も、あまり興味がない人もこの記事を参考に志望校選びに役立ててください!
国際系の学部の特徴ってなに?
国際系の学部の特徴は大きく分けて3つあります。
⑴授業が幅広い
国際系の学部とは、一言で表すと文字通り、「国際的なこと学ぶ学部」です。
「国際的」という言葉は実に幅広いです。
地域だけ見ても、ヨーロッパやアジアなど、すべての地域が含まれます。
また、学問の分野としても、経済や文化などすべての学問分野が「国際的」という言葉に含まれていると言っても過言ではありません。
そのため、「国際系の学部」では、「経済学部」や「文学部」などとは異なり、より広い分野を勉強する傾向が強く、カリキュラムも自分の好きなように組めることが多いようです。
例えば、僕の場合ですが、春学期は通訳・ビジネス・芸術などを、秋学期は言語学・キリスト・北方領土問題などを勉強しています。自分が少しでも興味の持てる科目を取ってそのさわりを学ぶことができていて、今後自分の専攻を見つける上でとても役に立っています!!
⑵留学生が多い
「国際」と名のつく学部は海外の大学と提携を結んでいることが多いです。
そのため、各国から留学生がその学部に留学をするということがしばしばあります。
僕の通う早稲田大学の国際教養学部は学部生の実に30%が海外からの留学生となっています。
そのため、留学生の友達を作れれば、英語や海外の文化を身近で学ぶことができます。まさに「国際系」ですね(笑)
たとえば、僕がとっている英語のWritingのクラスでは半分以上が留学生で毎週刺激をもらっています!
また、留学生が多いことから学部内で英語が飛び交うことも少なくはなく、その大学内で異色の雰囲気を放っていると言われることもしばしばあるそうです。
⑶英語を使う場面が多い
先程言った通り、国際教養学部は留学生が多いのでその人と仲良くなれれば英語で会話をするなっていう機会も多くあります。
留学生だけではなく、外国からの講師も多いのが特徴の1つです。
英語で授業が行われることもしばしばありますし、英会話の授業が必修の場合もあります。
また、国際系の学部では留学が推奨されることが多いです。
提携を結んでいる海外の大学や機関が多いので、そこに学生を派遣する学部も多くあります。
留学がオプションの学部(希望制で成績次第)のところもあれば、留学が必須の学部もあります。
ちなみに、僕が通う国際教養学部は1年間の留学が必須です。
英語が好き・英語を使えるようになりたいという人にはオススメです!(もちろん、英語以外の言葉でもOKです)
国際系の学部ってなにを勉強するの?
国際系学部の特徴⑴でも言ったように、国際系の学部では「幅広い勉強」をすることが多いです。
では、その中でこの学部はなにを主に勉強するのかといったところは、学部の名前や学科によってわかることもあります。
例えば、国際経済学部は経済のしくみから貿易や商取引、国際的な法や多国籍企業について、などなど国際的な経済について勉強しますし、ヨーロッパ学科ではヨーロッパについて多角的に勉強します。
僕の通う国際教養学部では、分野・地域にとらわれず幅広い「教養」を身につけるための勉強をしています。
ただ、ほとんどの場合、学部の名前だけで判断するのは危険ですし、ひとえに「国際系の学部」といってもなにを勉強するのかは、学部によって大きく異なります。なので、しっかりとその学部のことを調べて、自分がなにを勉強したいのかをよく考えて学部選びをしてみてください!
その際、学部のHPを見ればカリキュラムや学部設立の理念が載っているので参考にしてみてください。
また、多くの「国際系の学部」に共通するのが外国語学習です。
英語はもちろん、その他の第2外国語を必修にしている学部も多いです。
英語の授業では、高校のような文法を学ぶのではなく、より実践的な会話形式の授業やプレゼンテーション・ディスカッションを中心とした授業形態のものが多いです。
こちらも各学部のHPで確認してみましょう!
国際系学部の紹介
国立大学
東京外国語大学国際社会学部
<基本情報>
・場所:東京都府中市
・東京外国語大学HP:http://www.tufs.ac.jp/education/ia/
<学部理念>
多言語と地域の教育を第一柱、人文・社会科学研究を第二の柱として、自らが選んだ地域に密着して、国際社会の現実を学び、国際社会に貢献し活躍するため人物に育成すること。
<授業内容>
入学後、最初は入学時に自らが選択した地域とその地域言語に関する基本的な知識や教養を学ぶ「世界教養プログラム」を学習する。
その後、3年次からに現代世界論コース・地域社会研究コース・国際関係コースに分かれ、専門的に学ぶ。
私立大学
明治大学国際日本学部
<基本情報>
・場所:東京都中野区(明治大学中野キャンパス)
・明治大学国際日本学部HP:https://www.meiji.ac.jp/nippon/
<学部理念>
日本を国際の視点から見直し、その魅力を再発見して日英両言語で世界に発信する力を養うこと。また、国としての違いだけではなく、文化の違いにも目を向け文化の違いがもたらす創造的なあっそうや活動を生みだすこと。
<授業内容>
1・2年次には、「英語」、「日本語」(留学生のみ)、「国際日本学講座」、「日本語表現(口頭表現)」、「日本語表現(文章表現)」、「ICTベーシックⅠ」を必修としますが、3・4年次には学生の多様な関心に応えるために必修科目は設置せず、国際日本学専門科目、総合教育科目等から幅広く履修できます。(HPより引用)
早稲田大学国際教養学部
<基本情報>
・場所:東京都新宿区
・早稲田大学国際教養学部HP:https://www.waseda.jp/fire/sils/
<学部紹介>
早稲田大学の国際教養学部についてももっと詳しく知りたい場合には僕が書いたこちらの記事を参考にしてください!
> 早稲田国際教養ってどんなところ?現役学部生が徹底解説! - イクスタ
ここで紹介した学部はほんの一部ですし、紹介した学部でも紹介しきれていないことも沢山あります。(ゼミなど)
なので、自分で気になる学部のHPに行って確認してみてください!
あなたが本当に行くべき大学はどこ?現役大学生が各学部系統のリアルと志望校の決め方を伝授します!
各学部系統の紹介ではそれぞれの学部系統で学べることをご紹介しているので、進路選択や学部選びに迷っている人はもちろん、学びたいことがわからない人も興味の持てる分野や自分がやりたいことを見つけるヒントになるかもしれません。ぜひ参考にしてください。