多様な学びが可能?!意外と知られていない文学部の実態!
こんにちは!
イクスタキャリアチームでは、> あなたが本当に行くべき大学はどこ?現役大学生が各学部系統のリアルと志望校の決め方を伝授します! - イクスタに関する連載をしています。
今回は「文学部」について説明していきます!
みなさん、文学部と聞いてどんな学部をおもいうかべますか?
私の高校時代のように、「日本文学や外国の文学について学ぶんだろうな〜」といったイメージを持っていませんか??
実は、文学部で学べる範囲は文学だけでなく、とても幅広いんです!
今日は以下の3つについてお話していきます!
①文学部ってどんな学部?
②文学部ってなにを勉強するの?
③文学部を出たら、どんな就職先があるの?
①文学部ってどんな学部?
そもそも文学部の「文」とは何を指しているのでしょうか?
文学部は人文学部ともいい、各大学がさまざまな言葉で定義をしています。
人文学部とは「人間、そしてその人間と人間の間で作られる文化を研究する」学問です。
つまり、人に関するあらゆることを学べる学部で大きく分けて主に3つの分野に分けられます。
1つめは、少子高齢化や地域活性化のような現代社会の問題について研究する社会学。
2つめは、考古学やアジア史など歴史から学ぶ史学、文学。
3つめは、心理・教育学です。
生活に密接した社会問題から世の中のこれまで知らなかった仕組みや構造を理解できたり、これから益々成長すると予測される東南アジアについて学ぶことができたり、人間や社会の問題を文化・心理・教育から考えることができます。普段の生活からマーケティング、教育分野など幅広く力を身につけることができます。
例えば、教育分野でいうならばフリーターやニートが増加していることについて、現状の仕組みや問題点を把握し、今後の課題について学んだり、史学の分野では外交政策について歴史上の事象を例にとって調査し、今後の展望を考えることができます。
②文学部ってなにを勉強するの?
文学部で勉強できることは幅広いとお話ししましたが、より明確に文学部のイメージをしてもらうためにもう少し具体的に時間割やカリキュラムなど掘り下げてみてみましょう。
幅広いからこそ、文学部の中に多くの学科が存在します。
英米文学科であれば、スピーキングやライティングなど語学の授業・シェイクスピアなどの英文学の授業・各国の文化など異文化コミュニケーションを学べる授業をとることができます。
社会学科であれば、現代社会や社会心理学・メディア論・語学。教育学科であれば、教育心理学・各教科の授業・国際教育などを学ぶことができます。
そのほかにアートや政治・歴史などの授業もあります。
専門的な分野を学びつつ、そのほか興味ある事柄の知識をインプットすることができます。
学びたいことがはっきりしている人は、専攻分野について深く学びながらもさまざまな分野に手を伸ばすことが可能です。学びたいことがまだ未定な人は、さまざまな分野を知る中で自分の興味ある事柄を深めていけるでしょう。
③文学部を出たら、どんな就職先があるの?
文学部は経済学部や法学部と違い、人間にフォーカスをしているためビジネスでの専門的知識がつくというわけではないことから就職には不利なのではないかといったうわさも聞くことがあります。
しかし一概にそうは言えません。
就職活動では、学部も考慮はされますが、日本ではどちらかというと大学名の方が重視される傾向があります。さらに学生生活4年間で何を学んだか、何に打ち込んだかが問われるため、医療系など特殊な分野でない限り学部で就職に強く影響してしまうことは無いと思われます。
ここまで文学部の特徴は幅広く学べることだとご説明してきました。実際に、就職先の分野を見ると偏りがなくバランスが良いです。
例えば、慶應大学の経済学部は卒業生の進路が金融・保険分野が3分の1を占めているのに対し、文学部は製造業・情報通信・金融それぞれ20%前後であり、教育分野や福祉、国家・地方公務員も一定数就職しています。
中央大学でもそれぞれ経済学部は金融・情報通信、法学部は公務が多い一方、文学部はどの分野もバランスよく15%弱ずつ就職しています。他学部よりも教育やサービス系への就職が多い特徴があります。
まとめ
各大学によって、文学部の中にある学科の種類や数は違います。
気になる大学のHPなどで何を学べるのかは要チェックです。
知識や感性の幅を広げたい人や、人間や社会について関心のある人は特に楽しく学べるのではないでしょうか。
あなたが本当に行くべき大学はどこ?現役大学生が各学部系統のリアルと志望校の決め方を伝授します!
各学部系統の紹介ではそれぞれの学部系統で学べることをご紹介しているので、進路選択や学部選びに迷っている人はもちろん、学びたいことがわからない人も興味の持てる分野や自分がやりたいことを見つけるヒントになるかもしれません。ぜひ参考にしてください。