【学部紹介】実は座学ばかり…?スポーツ系学部の特徴を徹底解剖!
こんにちは!早稲田大学国際教養学部1年のしゅーへいです!
今回は学部紹介ということで、「スポーツ系の学部」について説明していきます!
僕自身は、国際系の学部に通っているため、法政大学スポーツ健康学部に通っている友達のMさんに話を聞いてきました!
なので、今回はそれを参考にしつつ記事を書いていきます!
イクスタキャリアチームでは、正しい大学選びをするための大学紹介に関する連載をしています。
あなたが本当に行くべき大学はどこ?現役大学生が各学部系統のリアルと志望校の決め方を伝授します!- イクスタ
はじめに
リオオリンピックでのメダル獲得数世界7位となったり、2020年東京オリンピック開催が決定されるなど
日本におけるスポーツへの機運が年々高まっています。
日本の経済的な成長、技術の向上により日本人にとってスポーツというものが身近なものになり、レベルも上がってきました。
例えば、サッカーでは、昔はワールドカップに出ることが奇跡のように語られましたが、今では出て当然というように言われています。
そういう時代の中で、「スポーツが大好き、スポーツにもっと関わりたい、スポーツ関係の仕事がしたい。」
そんな人が男女問わず増えているように感じます。そして、それに伴って、スポーツ系の学部を新設する大学も増えてきました。
しかし、スポーツ系と大きく言っても、一体どういう勉強ができるのか、どういうキャリアが待っているのかを詳しくわかっていない受験生も多くいると感じます。
今日は、そんな受験生の手助けになるように、
①スポーツ系の学部の特徴ってなに?
②スポーツ系の学部ってなにを勉強するの?
③スポーツ系の学部ってどんなところがあるの?
④スポーツ系の学部に進む人のキャリアって?
といった4つの観点から、詳しくスポーツ系学部について説明をしていきます!
スポーツ系に興味がある人も、あまりない人もこの記事を参考に志望校選びに役立ててください!
スポーツ系の学部の特徴ってなに?
スポーツ系の学部の特徴は大きく分けて4つあります。
その1:スポーツ好きの人が多い
これは当然のことかもしれませんが、スポーツ系の学部には、スポーツ好きの人が多く集まります。
普通の学部だったら趣味の合う人を見つけるのは難しいかもしれませんが、
この学部ならほとんどの人が共通のスポーツという趣味を持っているので、すぐに意気投合できるのではないでしょうか!
自分のやっているスポーツだけではなく、体を動かすこと自体が好きだという人が多いと思うので、休みの日や休み時間にはみんなで体を動かす系のアクティブな遊びをしている人が多いのではないかと思います。
(実際にMさんもよく休日にはバッティングセンターなどに行っています笑)
その2:レポートや課題が少ない
大学生と言ったら、レポートや課題に追われているイメージがあるかもしれませんが、(実際に僕もそうです・・・笑)
Mさんによると、スポーツ系の学部ではレポートや課題が少ないそうです。
というのも、経済学や法学と異なり、文献を読み漁ってそれをまとめるような課題があまりないからかもしれません。
その代わりに、授業で行うレクの案を考えたりといったような課題が多いらしいです。
その3:教授にスポーツ関係の大物が沢山いる
スポーツ系の学部には、これまであるいは現在もスポーツに大きく関わってきた教授がかなりいるらしいです。
Mさんの通う大学には、よく野球の試合で解説をやっている山本浩さんなどが講師として在籍しているらしいです。
自分が将来やりたいと願うようなことを第一線でやって活躍してきた教授の授業を聞くことはすごくモチベーションになると思いますし、何より勉強になると思います!
その4:初めのうちは座学の授業が多い
スポーツ系の学部となると、毎日体育の授業があるイメージを持っている人も多いかもしれませんが、実は1年生のうちは座学の授業がほとんどらしいです。
2年次や3年次になってからは実技の授業が増えていくそうです!
入ってから自分の理想のイメージと異なるといったことがあるかもしれないので、
しっかり自分の行きたい大学のHPに行ってカリキュラムを確認していきましょう!!
スポーツ系の学部の学部ってなにを勉強するの?
先ほど、スポーツ系の学部では実は実技は少なく座学がほとんどという話をしました。
では、実際にどういったことを授業でやるのかという話をしていきます。
大きく分けて2種類の授業があります。
①理論を学ぶ
②実技を学ぶ
理論を学ぶというのは主に座学で、スポーツマーケティングやスポーツ心理学や筋肉のメカニズムなどを学びます。
実技では、優れた指導者になるために、実戦形式でスポーツ技能の向上や効果的なトレーニング法を学びます!
学ぶことは大学によってまちまちなのでしっかり各大学のHPに行って確かめましょう!!
スポーツ系学部ってどんなところがあるの?
【国立編】筑波大学体育専門学群
<基本情報>
・場所:茨城県つくば市
・HP:http://www.taiiku.tsukuba.ac.jp/gakugun/index.html
<学部理念>
体育・スポーツ・健康に関する最新の科学的研究成果を活かしながら指導力と活力に富む豊かな人間性を持った指導者を育成すること。(HPより一部引用)
<授業内容>
1・2年次には、すべての学生に共通して必要なスポーツ科学の基礎を専門基礎科目として履修をする。
そこではスポーツ心理学やスポーツ経営学といった基礎的知識や実辞を通して基礎的な技能を身につける。
その後、3・4年生では「キャリア支援科目」「分野別専門科目」「卒業研究領域科目」「実技系科目」の4つの科目群に分かれ、より専門的学びを深めていく。
その他に、語学や情報科目といった基礎科目を並行して学習していく。
【私立編】早稲田大学スポーツ科学部
<基本情報>
・場所:埼玉県(早稲田大学所沢キャンパス)
・HP: https://www.waseda.jp/fsps/sps/
<学部理念>
健康増進の観点からの中高年齢者へのスポーツ振興やスポーツ関連ビジネスをマネジメントできる人材の育成、スポーツ教育カリキュラムの開発ならびに高度な知識と実践力を有した教員の養成といった≪社会的なニーズ≫に応えるとともに、国際競技力向上のための方策の開発と教育、競技スポーツや生涯スポーツのあらゆる場面で障害の管理やコンディショニングの指導ができる人材の育成といった≪ス ポーツニーズ≫、またスポーツに関わる諸科学を研鑚して、変動する時代におけるスポーツのあり方を適切に提言できる研究者の育成という≪アカデミックニーズ≫に応えることができる人材を養成する。(HPより一部引用)
<授業内容>
1年次には英語や情報処理などを含めた基礎科目を学習し、2年次に専門コースをスポーツ医科学コース、健康スポーツコース、トレーナーコース、スポーツコーチングコース、スポーツ教育コース、スポーツビジネスコース、スポーツ文化コースの中から選択する。
2年後期からゼミを開始したり、必修科目を最低限に抑えているため、自分のやりたいことを専門的に学習することができる。
また、英語科目にも力を入れており、生徒4人ネイティブ教師1人という超少数語学授業であるGeneral Tutorial Englishを必修としている。
【私立編2】法政大学スポーツ健康学部
<基本情報>
・場所:東京都町田市(法政大学多摩キャンパス)
・HP:https://www.hosei.ac.jp/sports/
<学部理念>
「スポーツ健康学」の体系的な教育と研究を通じて、健康の維持・増進とスポーツの発展に関わる多様な領域で社会に寄与し、公共の福祉に貢献する人材を育成すること。(HPより一部引用)
<授業内容>
学習姿勢や学ぶことの必要性を学ぶ「視野形成科目」や、専門的に学ぶ「専門基礎科目」「専門基幹科目」「専門科目」「専門演習」を学んでいき、4年間を通して段階的かつ一貫した学習ができる。
特に演習科目では、少人数科目を徹底していて2年次より「専門演習」を通して専門的に学習をしていく。
ここで紹介した学部はほんの一部ですし、紹介した学部でも紹介しきれていないことも沢山あります。(ゼミなど)
なので、詳しくは自分の気になる学部のHPに行って確認してみてください!
スポーツ系の学部に進む人のキャリアって?
スポーツ系の学部に進んだからといって必ずしもスポーツ関係の仕事に就くとは限りません。
例えば、早稲田大学スポーツ科学部のHPによると、同学部卒業生の約56%がスポーツに関連して”いない”仕事についているそうです。
では、一体どのような職に就く人が多いのでしょうか?
早稲田大学スポーツ学部の卒業生の中で最も割合を占めているのが製造業で次にサービス業でした。(大学院進学・留学等を除く)
ここからも分かる通り、必ずしもスポーツ系に進むだけがスポーツ系の学部ではないということがわかると思います。
自分がしたいことは何なのか、自分が行きたい大学でそれができるのか、しっかり考えてみて、HPを覗くなどしてください!
あなたが本当に行くべき大学はどこ?現役大学生が各学部系統のリアルと志望校の決め方を伝授します!
各学部系統の紹介ではそれぞれの学部系統で学べることをご紹介しているので、進路選択や学部選びに迷っている人はもちろん、学びたいことがわからない人も興味の持てる分野や自分がやりたいことを見つけるヒントになるかもしれません。ぜひ参考にしてください。