大学入学共通テストと二次試験の違いってなに?大学受験の仕組みで取り落としなし!
大学の入学試験には様々な種類があります。ここではその中でも、共通テストと国公立二次試験および私大一般試験についてお話しします。
①大学入学共通テスト
大学入学共通テストは独立行政法人大学入試センターとこれを利用する大学が共同で実施する大学が共同で実施する大学入学者選抜試験です。国公私立大に入学を志願する者を対象に同じ日に同じ試験問題によって、高校における基礎的な学習の達成の程度を判定することを目的に実施されています。問題は全て記号選択問題でマークシート形式です。国公立大を目指す受験生には1次試験として大学入学共通テストの受験を課し、その結果は第一段階選抜、第二段階選抜に利用されています。私立大においても、多くの大学で定員の一部を募集するにあたり大学入学共通テストを利用しています。
受験科目は
- 国語
- 地理歴史(世界史A・B、日本史A・B、地理A・B)
- 公民 (現代社会、倫理、政治経済、『倫理、政治・経済』)
- 数学①(数学Ⅰ、『数学Ⅰ・数学A』)
- 数学②(数学Ⅱ、『数学Ⅱ・数学B』、『簿記・会計』、『情報関係基礎』)
- 理科①(物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎)
- 理科②(物理、化学、生物、地学)
- 外国語(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語)
の中から各大学が指定した教科、科目を受験することになります。
②国公立二次試験
2次試験(個別学力検査)は、大学入学共通テストのような全国一斉テストとは違い、大学ごとに個別に行われる試験です。内容はその大学・学部によって、様々ですが、一般的には大学入学共通テストのような「客観的で基礎的な問題」とは異なり、「記述・論述中心の難しい問題」が主流です。
また、主要五科目以外に、小論文や面接といった「特殊な入試科目」を課す大学・学部も増えてきています。
③私大一般入試
私立大の入試では、一部の2次試験(面接など)を課す大学を除き、1回の試験結果で合格者を選抜していますが、優秀な入学者を確保するために年々新しい入試制度を導入する大学が多く、国公立大に比べ受験チャンスが多く設定されています。私立大の入試科目は3科目(文系:英語・国語・地歴公民or数学、理系:英語・数学・理科)が主流ですが、2教科以下の大学も多くあります。また、募集人員を複数に分け、異なった複数の入試方式を実施する大学がほとんどとなっています。特徴的な私大入試のシステムの一例として、
傾斜配点…特定の科目の配点を他の科目の配点より高くする制度。配点が高くなる科目を受験生が選ぶことができる場合もある
大学入学共通テスト利用…共通テストの得点だけで合否を判定する入試
全学部入試…各学部の入試とは別日程で、全学部や文系全学部など学部を横断して統一の試験を実施する入試
などがあります。他にも様々な制度があるので、自分が志望する大学の学部・学科の入試制度にどのようなものがあるかは自分で調べておきましょう。受験生に有利な新しい入試制度は次々に導入されています。
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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