センターで使う理科基礎、その概要をおさえる
センター試験の科目として新たに作られた「理科基礎」
「今年が受験なのに入試方法が変わるのか…」と思っている方も多いのではないだろうか?しかしながら、この国の教育を改革するための国の処置ですし、受験する受験生は皆同じで土俵です。入試の仕方が変わると言う事は他の教科とのバランスももちろん変わると言う事で、「理科と社会は高3から間に合う」と言っていた時代からは大きく変わると思います。
「どのように勉強すればいいか。どのように科目選択をすればいいか。」という問題は自分の得手不得手もあるだろうし、自分の志望大学によっても変わるので「入試のしくみについてしっかり学んで、自分で決断を下す」しかありません。しかしながら受験生にとって調べる時間は少ないと思います。少しでも支えになればと思い、まとめの記事を書かせて頂きました。ぜひ参考にして頂けたらと思います。
○新課程と旧課程との違いから知る
受験生にとっては旧課程と言われてもピンと来ず、予備校や高校の先生から「旧課程から変わって大変だけど頑張ろう」と言われても意味がわかりませんよね?まずはその点から考え、去年までの受験生よりなにが足りなく、なにが多いのかを知り受験計画を立てましょう。
2015年度のセンター試験から、理科の出題科目は「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」の全8科目となります。また、受験生は志望する大学の入試科目に応じて以下のような4パターンの中からいずれかを選択します。
Aパターン:基礎2科目受験(相当単位数4)
Bパターン:専門1科目受験(相当単位数4)
Cパターン:基礎2科目+専門1科目受験(相当単位数8)
Dパターン:専門2科目受験(相当単位数8)
相当単位数の数に応じて「国立文系」と「国立理系」に分かれると思います。
旧課程は「国立文系」が3単位。「国立理系」が6単位となっていて、比重が多くなっています。そのため、例年通りの勉強スタイルだけではなく他との勉強時間の配分を考えましょう!
※「理科基礎」は試験時間60分の中で選択した2つの科目を受験します。(生物と地学を受ける場合は30分と30分でも大丈夫ですし、早く生物が終わるのであれば20分と40分に分けるなど。2つの科目を60分間で解けばよいのです。)
○最後に
学校の選択肢にも縛られることはありますが、自分の好きな科目を勉強することがセンター試験高得点につながると思います。2015年度からの受験となりますが、残り日数と自分の受ける大学を考えて取捨選択を選択し、「本番まで最大限、何ができるのか」を考えて頂けたらと思います。
*この記事はセンター理科特集の記事です*
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