横浜国立大学への道① 成績不良だった私の国立合格の第一歩!共通テスト対策編
横浜国大合格体験記です。1年間の受験生活をかっこつけず、合格に向けての勉強法や点数も公開しながら、成功談も失敗談もそのまま綴っていきます。これを読んでみなさんに合格までの道のりを追体験してもらい、第一志望合格のイメージを掴んでください!私はセンター試験を受験しましたが、皆さんは共通テストのはずです。センターをそのまま共通テストと読み替えていただければと思います。
【高3 4月〜6月】
本格的な受験生がスタートしました。
このときの私の成績は、東進のセンター模試(2月)で、
- 英語 160
- 国語 108
- 数① 45
- 数② 38
- 日史 58
- 現社 37
- 理科 53
合計は499/900点、得点率は55%で、センター試験重視の横国を受けるにはなかなか厳しい点数でした。特に、私が志望していた教育人間科学部では二次試験で差がつきにくく、センター試験でほぼ勝負が決まります。このままではまずいと思い、本番では80%得点することを目標に設定しました。
点数を見てもらえばわかる通り、私は英語が得意科目でした。高2の時点で8割を得点できているので、本来ならば英語はほどほどにして苦手な国語、数学に時間を割くべきでしょう。
しかし私は、上手く点数が取れるようになってきた英語が楽しくなってしまい、他教科はほとんど勉強せず、英語の勉強ばかりしていたのです。その他の科目は学校の授業のみでした。
配点が高いのに点数が致命的な数学も、本気でやらないとやらないとという思いはあったものの、いつかできるようになる!!と前向きなのか現実逃避なのかよくわからないことを自分に言い聞かせてぼちぼち勉強する程度…。
国語に関しては、
現代文は日本語だし!漢文はすぐに上がるってネットでよく見るから今やらなくていいし!古文は学校の授業で十分!
と、これまた前向き(?)に考え、ほとんど勉強していませんでした。
勉強してて楽しくて仕方がない英語は、英単語や英文法、長文読解の演習を多くこなし、5月に入ってからはセンター試験の実践問題を毎日毎日解き、それはそれは
『あなたの受験科目は英語だけですか?』
と聞きたくなる勉強内容でした。
そんな日々を過ごして受けた6月の模試の結果がこちらです。
- 英語 187
- 国語 109
- 数① 44
- 数② 36
- 日史 66
- 現社 39
- 理科 38
見比べてもらうとわかると思いますが、英語だけが飛躍的に点数が伸びています。もちろん原因は、ほとんど英語しか勉強しなかったことです。
【高3 7月】
英語ばかり勉強をし、苦手な数学は多少の勉強量で『今はまだ潜伏期間だからきっといつかできるようになる!』と頑なに信じたまま成績は伸びずもう7月。
今、当時の自分に何か言えるとしたら迷わず、
『数学から逃げるな!!!』
と言いたいです。
しかし、勉強してないのではなく、勉強してもできないと思い込んでいる私は、数学を受験に使うことを諦めます。
つまり。
横浜国立大学の受験を諦めました。
文系3科目で受けられる私大に志望校を変更したのです。
そして、早稲田大学教育学部を第一志望に勉強をし始めました。
やっと数学からも解放です。やらなければならない科目も減り、3科目勉強すればいいのだと精神的にも楽になりました。これまで時間を割いてこなかった日本史が、まだ通史が終わっていない状態だったので、まず日本史に取りかかります。
しかし、このままいい調子で私大の勉強をしていくのかと思いきや…
科目が減ったことにより気が緩んだ私は集中力に欠け、結局7月下旬になっても日本史の通史は終わらず、国語の勉強も真面目にすることもなく時間だけが過ぎていっていました。
そんなとき、ふと思ったのです。
『やっぱり私が本当に行きたいのは早稲田じゃなくて横国なんじゃないか…?』
学校の先生になりたかった、大好きなおじいちゃんの母校だった、キャンパスの雰囲気がすき、いろいろな理由があって高校1年生のときから模試の第一志望に書き続けた横国は、やっぱり本当に行きたい大学だということに気がついたのです。
7月の終わりに、本気で本気の横国への勉強をスタートさせました。
【高3 8月】
通っていた予備校で私は、第一志望に合格するためには夏休み中にセンター試験の過去問は10年×3周は必須と言われていました。9月からは私大や二次の対策に入るため、8月末までにセンターを仕上げる計画です。
私は8月に入る時点で、英語を除いた7科目×10年分×3周が残っていました。これを1ヶ月でこなすのは、時間的にも厳しいものでした。
とりあえず、主要科目である国語、数学と、私大入試の科目の日本史を中心に計画を立て始めます。
残りの日数と、やるべき過去問数…
とにかく時間がなかったので、夏休みは朝7時すぎから勉強を始め、1日に3〜4科目分の過去問を解き、復習をしました。
ところが数学に関しては基礎が出来ていなかったので、過去問を解いても演習になりません。
そこで、『チャート式センター試験対策数学』いわゆる、緑チャートをはじめました。
参考:【共通テスト数学】大の苦手だった数学を8割まで導いてくれた緑チャートの使い方 - イクスタ
数学はこれ一冊と過去問に絞って勉強しました。これはもう何周したかわかりません。とにかく、センター試験の合計点数で数学が足を引っ張ることのないように30点台を脱しようと必死でした(笑)
理科や現社はあとで詰め込めばいい!と割り切り、数学に重きを置いて夏休みを過ごします…
その結果、8月末のセンター模試では
- 英語 179
- 国語 132
- 数① 63
- 数② 57
- 日史 81
- 現社 57
- 理科 56
必死で勉強すれば点数は上がるんですね…特に国語、数学、日本史!!
合計は627点、得点率は69%。合計点数は4月から128点伸びました。
いや〜これは嬉しかったですね。1ヶ月必死でがんばった甲斐がありました。ちなみに、前年の横浜国立大教育人間科学部学校教育課程のセンターのボーダーが654点です。
ボーダーには届きませんでしたが、このまま頑張れば合格できる!!という自信がつきました。
8月でセンターは仕上げる計画でしたが、横国の傾向でセンター比重が大きかったことと、成績が伸びかけているのに勉強を止めてしまうのはもったいないと思い、10月まではセンター対策もしっかりとやることにしました。
《高3 4月〜8月まとめ》
⚫︎苦手科目は早めに取りかかりましょう。先延ばしにしていていいことは何もありません。
⚫︎8月末までに共通テストレベルの基礎を固めておくべし!私大の過去問演習をしていく上で、基礎を固まっているのといないのでは効果が違ってくると思います。国立組は科目数が多いので、早めに共通テストが完成されていることは今後の精神的な負担軽減になります。
⚫︎共通テストは過去問演習で点数を大きく伸ばすことができます!!
《続編》