早慶上智とMarchにおける入試問題の本質的な違いを知っておこう
第一志望校が私立大学の皆さん、私立大学にはどのようなイメージをお持ちですか?お金がかかる、3教科勉強すればよい、記述問題が出ない、等いろいろなイメージをお持ちかと思います。そこで、今日は皆さんが持つ私立大学入試についてのお話をします。
と言っても私立大学は、日本に星の数ほどある時代なので、今回は私立大学を代表して早慶上理と、MARCHこと明青立法中の入試について比較しながら話を進めていきます。
早慶上智と明青立法中の決定的な違い
違いと言えど、私立大学であればかかる学費や学部の系統など、基本的な概念はさほど変わらないように感じますが、両大学における決定的な違いは「問題の聞き方」です。MARCHの大学に関しては、知識の有無を問う問題が非常に多いです。英語で言えば、単語を書かせたり同じ意味の語句を選ばせたり、いかに多くの知識をインプットできるかが勝負になります。
それに対して早慶クラスの大学においては、ただ知識を知っているだけでは解けない問題が多いです。では、どのような聞かれ方をするかというと、「どこまで正確に理解できているか」という聞かれ方をします。なぜなら、このクラスの大学を受験する受験生は学力のレベルは非常に高く、普通に知識の有無を問うても差がつかないのです。だからこのような問題の出し方をしているのでしょう。
このようにMARCHと早慶では問題のタイプが異なることがわかっていただけたかと思います。
早慶上智と明青立法中の共通点
とはいえ、両大学には当然共通点もあります。それが、問題の構成です。これは私立に限らず全大学で共通ですが、入試問題は受験者の中で点数の差をしっかりつけるために「正解するのが困難な超難問」が2割「得点に差がつく良問」が3割「全員正解できる基礎問題」が5割出題されています。つまり、基礎問題を落とさずに差がつく良問である程度得点できれば合格を勝ち取ることができるのです。こうした良問は聞いていることはそれほど難しくないのに、難しい問題のように見えていることが多いです。
得点するためにはこうした問題を見抜く選球眼を身に着けることが大切です。この素質を伸ばすためには、こういった問題に何度も触れて感覚を養うことが重要です。
例えば早稲田の日本史対策についてはこちらを参考にしながら対策を進めていくと効果的に進められます。
難関大学といえど難問を解ける必要はない!?
多くの方がここで名前を挙げた大学を目指していると思いますが、差がつく良問を落とさないような勉強ができれば、受からない大学はありません。早期に基礎を固めて、こうした勉強をしっかり時間をかけて行いましょう!
*この記事は私立特集の記事です*
私立特集では私立入試の合格を勝ち取るために読んでほしい記事をまとめています!