宅浪ながらも哲学的に自分と向き合い続けて名古屋工業大学に合格!Taichiくんの受験体験記
こんにちは、イクスタコーチの土井です。今回は、自宅で浪人しながら名古屋工業大学に合格したTaichiくんの受験体験記をお送りします。自宅で浪人する場合の勉強のリズムの作り方や、「現状と目的を言葉で明確にする」という大学受験での根源的な課題の重要性について伝えてくれていますので、特に理系で自宅で浪人する予定の人は参考にしてください!
進学予定の大学
名古屋工業大学 工学部 社会工学科 環境都市分野
他に合格した大学
中央大学 理工学部
芝浦工業大学
受験が終わった今、満足できるな、誇れるなと思えることは?
◯ 大学受験を通して謙虚になれたことです。自分のできること・できないことを把握できるという点で謙虚になることができました。謙虚になるには具体的な失敗がないと、「自分はできる」という可能性を捨てきれないままの状態が続いてしまいます。
大学受験でもっとも大変だったことはどんなことでしたか?それを克服するために自分で工夫したことはどんなことですか?
◯ もっと効率を高めることができたのではと、思い続けています。
◯ 努力して裏切られたと感じたことがありました。7月11日の模試で結果が出ず、4月から7月までで約1000時間勉強していたが、結果が期待したものにはなりませんでした。それまでは毎日13時間以上勉強できていましたが、落ち込んでしまって11時間くらいになってしまいました。ただ、秋くらいにへこたれている場合じゃないと思い直し、そこから勉強時間は増えました。
◯ 勉強量を積むだけではどうにもならないことがあることがあること。
◯ 勉強の方針を決めるのが大変だったこと。失敗を分析して、改善策を考えるのを何度も繰り返してもなかなか改善されない。
◯ 勉強法の記事や参考書に書かれている「ここが大事!」「これをやると良い!」という言葉が伝わりきれておらず、それを完全に活かすことができないこと。書いた人が大事さを痛感した具体的な失敗や、その気付きに至るまでのその人の背景が省かれているために、記事や参考書では大事な点を完全に伝えることができないこと。
◯ 勉強してもうまくいかないんじゃないかという不安を持ちながら勉強すること。
◯ 成績を伸ばすための方針が立たなかった科目や分野をどう勉強していくのか決めることが大変でした。今の段階でどこまでできているのかを言葉にして忘れないようにする。これがスタートで、ここからどう考えるかが大事です。
◯ 勉強法や参考書をどれにするかを決める上で、それぞれの根拠や背景が省かれていることがあること。勉強法や教材選びなども、こうした具体的な根拠や背景を理解した上で決断しないと、結果的に誤ることが多い。
1年間の自分の努力をどう評価しますか?受験前に予想していたことと比べて変わったことはありますか?
努力したことや量は評価できるのではと思います。勉強時間や努力量は予想よりもよかったかもしれないです。昨年の3月の段階では1年間も頑張れないのではないかという不安もありました。
お気に入り、おすすめの参考書、教材はありますか?あれば、おすすめポイントやおすすめの使い方を教えてください!
理系科目についてです
類題演習用の過去問(中堅大学など)
1冊の問題集の問題を解いているだけでは類題が解けるようにはならないので、類題を何問かといて、後で見比べて共通点は何かを考えるべきです。
志望校の過去問
無駄な勉強をゼロに近づけられるように、目標のレベルや問題の対策の違いを把握しておくべきです。
厳選理系数学262 河合塾
無駄が少ない参考書です。一対一対応は問題量が多すぎるし、全部揃えると値段が高いので、この参考書はちょうどいいです。使い方のポイントとして、この参考書は問題ごとにタイトルが振っていないので自分でタイトルを振った方がいいです。
受験で大事なこと
自分が気づいていないことに気づくのは結構難しいので、常に気づいていないことがないか疑う必要がありますね。
世の中にある記事や本は言葉を介して伝わるので、100%伝わらないです。
自分に起きた失敗から自分の頭で考えたことが一番その人にとって役に立ちます。
自分の人間的に未熟な部分を自覚するということが受験においても大事だと思いました。
イクスタコーチを始める前にはどんな問題があり、どんな問題を解決するためにイクスタコーチを始めましたか?どのように解決できましたか?
勉強量を毎日、満足できるレベルで確保できていませんでした。
→毎日discordで勉強の記録を送っていたので、予定の勉強量を継続できました。
イクスタコーチを始める前とあとで変わったことはありますか?逆に変わらなかったことはありますか?
Discordの記録に対してや、なんでもないときにメッセージをくれるので、宅浪だったけれどいつも人に見られているような感覚を持つことができました。
イクスタコーチを始める前の自分は受験生として何点くらいでしたか?イクスタコーチを初めて受験計画や習慣が整ったあとは受験生として何点くらいになりましたか?
始める前 0点
始めたあと 80点
今 70点
始める前は毎日きちんと勉強を継続することができませんでしたが、イクスタコーチを始めてからは毎日の習慣を整えることができました。勉強量では他の受験生と同じかそれ以上確保できたと思います。受験終盤になって人間として至らない点が少しわかってきたので今は70点としました。
イクスタコーチの面談時間は、自分の中でどんな時間だと思って面談に臨んでいましたか?
言葉で正確に表現するのが苦手なので、自分の頭の中に、確実にあるけど言葉にできないことを会話を通して明確にする時間だと思っていました。
イクスタコーチの土井はどんなことに困っている受験生におすすめできますか?
全受験生におすすめです。いきなり参考書や予備校の授業を始めるよりも、現状と目的を把握した上で方針決定していく方が良いと思います。
イクスタコーチの土井より
Taichiくん、改めて名工大の合格、おめでとう!!Taichiくんとは2021年3月31日から毎週面談を続けてきました。Taichiくんはほぼ毎日欠かさずに日記と散歩などの運動を続けることができたことが印象的です。また、各科目の進めるべき教材やペースについて、本来であれば私が作ったシートで進めていくのですが、それを上回る細かさのものを自分で作成して進めていました。
教材だけでなく、1日のスケジュールや勉強時間までシート上で計算して、勉強時間を確保できるようにしていましたね。
また毎週の面談時に僕から聞く今週の宣言達成チェックについても面談が始まる前に自分で言語化して、できたことできなかったことを言語化して、さらに次の週に自分でやるべきことを決めていましたね。
いずれの方法も大学受験における自分の予想外、想定外をいかに減らせるかという目的を達成するための取り組みだったように思います。後半は特に土井から特定の知識やノウハウを伝えるよりも、Taichiくんが自分で立てている計画に抜け漏れや破綻はないかを色々な角度からチェックする役割のつもりで毎週の面談を続けていました。
Taichiくんは各科目の成績や実力を伸ばす方法についても、志望校合格という目的を達成するために動いている1人の人間としても、様々な葛藤を抱えていたように見えました。それらを表にしてネガティブな雰囲気になるようなことはありませんでしたが、常に自分と向き合って「自分の行動や認知を改善し続けなければ」という気概があったように思います。
数学や物理をしっかりと伸ばさなければいけない中、本当によく頑張ったと思います。大学では、Taichiくんがずっと勉強したいと考えていた土木や橋について勉強できることになって良かったです。いち早く、その興味を極めて欲しいです!
イクスタコーチ受講生の受験の体験記
2022年度受験を終えたイクスタコーチ受講生全員の受験ストーリーです!どの受講生も昨年春の時点で余裕で合格できそうという人は一人もいなかったので、みんな本当によく伸びました。どんな困難をどう乗り越えていったのか、勉強法や大学受験への取り組みを参考にしてください!
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