偏差値55の県立校、高3の夏から勉強をはじめて立命館大学理工学部に逆転合格できた理由
どうも皆さん、こんにちは!
立命館大学理工学部1回生のスミカワと申します。
3年生の夏休みまで定期テスト向けの最低限の勉強しかしていなかった私がどのようにして関関同立の一角である立命館大学に合格することができたのかお話させていただきたいと思います。
受験勉強を始めたきっかけ
私は滋賀県にある偏差値55程度の公立高校に通っていました。
自慢ではないのですが、昔から人より勉強が得意だったため受験もなんとかなるだろうと高校3年生の夏休みまで最低限の勉強しかしていませんでした(受験期間に入ってから勉強においての積み重ねの大切さを思い知ることになるのですが…)
そんな私が受験勉強を始めたきっかけは、友人との自分が覚えた英単語の問題を出し合う遊びでした。
そのクイズで、塾に通いながら英単語の勉強をすでに始めていた友人とほとんど何も覚えていない自分との差を思い知ったことにより「さすがにこのままではまずい・・・!」と思い受験勉強を始めました。当時は本当に焦っていました(笑)
このように私の受験勉強は遊びから始まったのです!
こなせる参考書の量を甘く見ていた夏休み
高3の夏に英単語から始める
夏休みに入って部活を引退し、私がまず手をつけた科目は英語でした。
元々英語が苦手でほとんど勉強もしたことがなかったため何から手をつけて良いか分からなかったのですが、とりあえず友人を真似て英単語を暗記することにしました。
しかし、ただでさえ苦手意識のある英単語を覚えるのにただ単語帳を繰り返し見るだけではキツいと感じた私は、つまらずに連続で意味を言える単語数を数えたり、アプリを使って英単語50個をランダムで選びすべての単語の意味を答えるのにかかる秒数を計ったりして、ゲーム感覚で暗記するようにしました。そのおかげか英単語に関しては割とスムーズに覚えることができました!おすすめの方法です。
私の周りにはシス単やターゲットなどの英単語帳を使っている人が多かったイメージです。ただ、どの英単語帳を使うかよりも一つの単語帳を完璧に覚えることのほうがはるかに重要です。
各科目、同時に進める参考書は一冊に絞るべき!
もちろん上手くいったことばかりではありませんでした・・・
私は国立志望だったため5教科7科目を勉強していたのですが、すべての科目で何冊も参考書を買って最初のころはすべての参考書をやりきるつもりでいました。しかしもちろん一ヶ月程度でそんな量を終わらせられる訳もなく、各科目を深く学ぶこともできずに中途半端な知識だけが残りました。
やはりどの科目も英単語と同じくまずは参考書や問題集を一冊完璧に仕上げることが重要だと思います。参考書一冊だけでは不安な気持ちも分かりますが、たかが数ヶ月という時間ではこなせる参考書の量は限られています。焦って量をこなすのではなく、落ち着いて確実に学力を上げていきましょう!
理科は9月から始めて一冊をやり込む
夏休みも終わり、夏休み前と比べるとかなり基礎力もついてきた頃。私は本格的に、物理・化学の理科の学習も開始しました。理科は数学や英語と違い、似たような問題が出題されることが多い印象だったので、基本的な公式や単語を覚えたら、すぐさま問題集を何度も繰り返し解くという勉強法にシフトしました。
やはり、ここでも1つの参考書や問題集をやりこむことの重要性を感じます。
1周目は、ほとんどの問題の解き方が分からず、本当にこのまま学習を続けて大丈夫なのか不安でしたが、2周3周と解いていくにつれて、解ける問題の数がどんどん増えていき、その解法を用いる理由を理解できることも多くなってきました。
物理のおすすめは重要問題集
この学習を続けた結果、立命館の一般入試の物理は、9割ほどの点数を取ることができました。
私はずっと「重要問題集」というシリーズの問題集を使用していました。これは、様々な大学の過去問から作られており、理解度を高めることの出来る良問ばかりが採用されているため、オススメです!
物理の問題集を迷っている場合には、イクスタで重要問題集の中身を紹介しています!参考にしてみてください!
高3秋の模試の結果は?
英語を中心に勉強し始めて数週間、学校で初めての記述模試を受けました。
結果は下のとおりです。
数学:110/200点
国語:71/200点
英語:87/200点
物理:58/100点
化学:53/100点
全体的に低いのですが、問題は英語です・・・。
「この数週間英語に多く時間を割いていたにも関わらず、この点数は・・・」と少し落ち込みました(笑)
しかし、自分でも良かったなと思うのは、この模試でのショックを引きずらなかったことです。
「まだ数週間だし、これからこれから!」と開き直ってました!!(笑)
模試の結果では落ち込まない。大事なのはいかに復習で穴を埋めるか
でも、こういう開き直りは本当に大切だと思います。模試はどこまでいっても模試でしかありません。出来なかったことを悔やむのではなく、開き直って、「出来ないことが早く分かってラッキー!」くらいに前向きに考えていきましょう!模試で一番大切なのは判定ではなく、復習です!
私はこの考え方で復習を毎回大切にしながら学習した結果、偏差値が徐々に上がっていきました。最終的に偏差値が65を越えた科目もありました。
11月からの共通テスト対策と入試本番まで
つまずきながらも徐々に学力が身についてきた高校3年の11月半ばに共通テストに向けた対策を始めていました。私はかなり遅くから始めましたが、余裕のある方はもう少し早くから少しずつでも始めておいたほうが良いと思います!
大量の問題を早く正確に解く能力や、時間配分の感覚を得るために、センター試験の過去問や共通テストの予想問題をたくさん解きました。本番の試験時間より10分短い時間で普段から問題を解いたり、自分に合った大問の解く順番を探してみるのは、思いのほか点数が大幅に上がったためオススメです!
私が受験した2022年度共通テストは全体的に難化し思うように点数が取れなかった科目もありましたが、普段から短い時間で問題を解いていたため、なんとか本番でも全ての科目を最後まで解くことができ、多くの科目で平均点よりも大幅に高い得点をとることができました。特に数学ⅠAに関しては平均38点に対して、71点を取ることができました!
一般入試も共通テストと同じように過去問中心の勉強で私大入試特有のくせに慣れるようにしました。一般入試では共通テストと違い難問もいくつか出ましたが、基礎を固めていたおかげで他の部分で点を稼ぐことができました。特に英語の文法やイディオムの選択問題では、夏休みからの暗記の積み重ねにより高得点が出すことができました。
そして、受験の結果は、、、
・立命館大学理工学部
・関西学院大学建築学部
で、一般入試、共通テスト利用の両方で合格することができました!
初めて本気で努力しそれが結果に結びついた経験は今も自信に繋がっています。
このようにして、私の受験は幕を閉じました。
強い決意と正しい努力があれば、いくらでも成長できます
私と同じように、夏休みあたりから受験勉強を始める方や、ほとんど勉強してこなかった方もいると思います。
確かにそのような状況の方たちは、受験においてかなり不利です。
しかし、合格するのが不可能という訳でもありません。私のような状況の人間が最終的には合格することができたように、受験は最後まで何が起こるか分からないからです。
目標を達成するという強い決意と正しい努力で、あなたはいくらでも成長できます。どうか自分の可能性に見切りをつけず、本気で努力してみてください。その経験はきっとあなたの人生を支える大きな財産になります。
つたない文章だったと思いますが最後まで読んでいただきありがとうございました。
受験生の皆さんの成功を祈っています!
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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