青山学院大学総合文化政策学部って何を学べる?どんな人が目指すべき?現役生がお伝えします!
こんにちは!青山学院大学総合文化政策学部のmireiです。今回は私が通う青山学院大学 総合文化政策学部のリアルをご紹介していきます。
◇目次◇
青山学院大学 総合文化政策学部ってどんなコンセプト?
1年生として通ってみて、また学部のガイドとともに、自分の中で捉えられたコンセプトは「文化を対象に研究するのではなくその文化から新たな価値を見出すこと」です!クリエイティブで実践的なイメージです。
ラボ授業で使う総文独自のスタジオがあることも、立地を活かした文化・芸術の最前線で活動するという総文ならではの特徴ですね。渋谷ー表参道エリアという日本の多様な文化が集まる地だからこその出会いがあることに期待しています。
本学部では「ラボ」と通称される演習授業があります。正式名を「ラボ・アトリエ実習」と言い、他大学・他学部にはない、本学部独自の授業形態です。本学部の附置研究所である「青山コミュニティラボ(ACL)」を拠点に、ときにはキャンパスを出て、地域のコミュニティ、企業や官公庁など外部の機関と連携して活動する、インターンシップ型・不定期の演習授業です。通常の演習とは異なり、学生でありながら企業の「仕事の現場」に参加することができます。(引用:総合文化政策学部 公式HP)
総合文化政策学部では何を学べる?
総合文化政策を第1志望にしたきっかけ
日本文化を学ぶ
伝統工芸品やお祭りなど、日本には各地域に素敵な文化が数多くありますが、それらが環境被害や過疎化によって廃れていくかもしれないという危機感を持っていたからです。
「全分野大事じゃん!」と気づく
高校生の頃までは、難しい計算などを解いているとき私はよく「将来別に自分使わないし…」と不満を感じながら、まさにやらされている感で勉強をしていました。日常生活で使うことがないからですよね。けれど、日課のネットの情報収集から、先述したような文化の危機的な情報を得ていくと「ああ、だから数学が必要なのか」「物理の知識ってここで使うのか」と思う機会に出会うことが重なりました。ここで「勉強しなくていい科目ってないんだな」(笑)、「だから勉強って必要なんだ」という当然のことを初めて本質的に理解しました。
ちなみに…勉強知識(一般教養)は社会人まで待たずとも大学でもレポートを書くときは論文を参照します。例えば、教養科目は科学や歴史など、自分の専門分野とは離れた分野も学ぶことがあるので、今はつまらなくても少し先の未来では使わざるを得ないかもしれません。(塾講師のバイトとかもあるし!) 赤本で読んだ現代文の内容が印象に残っていて、そういうのも授業感想を書く際に役立ったり、確実に自分の引き出しが増えていることに気づくはずです。今は勉強で目の前にあることを暗中模索しているかもしれませんが、「今後、この知識が必要になるから今私は勉強しているんだ」、「受験勉強は受験だけの手段ではなく一生のものになるんだ」と考えると状況を俯瞰できて少し見方が楽になるかもしれません。
幅広い世界の見方を手に入れたかった
話が少々脱線しましたが、(汗) 専門学部に絞るのが惜しいし、知っている分だけ世界やアイデアが広がるだろうと感じたから、というのがもう一つの理由です。
こんな訳で、文化に興味があるということ・専門に限らず総合的な視野がほしい!・自分の学力的にも目指しがいがあるといった条件が揃って、まさに名の通り総合文化政策学部がピッタリだと思い、志望校として決めました。
併願校
第一志望校は青山学院大学総合文化政策学部でしたが、他にも明治大学の文学部や成城大学の社会イノベーション学部も受験し、両方とも合格をいただきました。
総合文化政策学部1年生の前期まで学んでみて
第二言語(週2)と英語(週6)と基礎教養科目(抽選なので週0〜4?)でほぼ構成されてる!総文ならではの科目は、後期でもっと増える予定だけれど、前期は2つでした。特に英語の週6に驚かれるかもしれません。その代わり定期テストは難しく捉えなくても大丈夫そうでした。(勉強してない人の方が多かった気が…)
抽選科目は運です。全落ちする人も結構いるこのシステム…(泣)
大学生活は忙しい?
1年生だからかもしれませんが、日々、課題に追われています… 2つのうち片方の総文独自の科目は特に量が凄く、映画8本観る課題は大変だった…。計画の重要性を実感しました。抽選科目はテストの無いものを選びましたが、それはそれでレポートが大変だったりするので一長一短ですね!
総合文化政策学部生はどんなことに興味を持っている学生が多い?
音楽・漫画アニメ・アイドル…といった文化系で他学部もあまり変わらなさそうかな?でも、数ある軽音を統括する軽音委員会は総文の学生が一番多い!サークルとはいえ面接があるようで、本気の人が集まって活動しているみたいです。実際、音楽に拘りがなくても運営自体に関心があって入った子もいます。
渋谷を発展させた張本人による授業も
「総合文化政策学入門」です。毎回先生が変わるので、建築、生命、経済…と分野も様々。特に面白かったのは文化・都市構想の井口先生の授業です。実際に青学周辺の見通しをよくするため歩道橋を撤退させたり、商業施設を建設したりと発展させ、ついには総合文化政策という学部自体を創ったなど、数々の業績に目を丸くすることばかりでした。先生自身のユーモアも溢れる楽しい時間でした。
総合文化政策学部の入試方法で分かりにくいところ
個別受験問題がややこしいですね。A方式とB方式があります。B方式は小論文が必要で、周りの友達もこちらを受けたという人が多かった印象です。
小論文も大変そうですが、問題なのはA方式です…
A方式の入試科目・配点
【共通テスト】
▶英語:英検(英語外部試験)の代わりに英語は採点に入れない(結局併願するので受けたけど)
▶日本史:普通に全部やる
▶︎国語:「近代以降の文章」ということで評論文と小説のみ=古文・漢文は採点に入れない←ココもややこしい!
【独自問題】
▶現代文、日本史、世界史、倫理、政治、経済の総合問題と範囲を見ただけで恐ろしい。
総合問題の対策法
総合問題のことばかり気を取られて共通テスト国語の範囲を勘違いしたまま受けた人がここにいます(私)(*゚▽゚)ノ
今の入試方式になりまだ年が浅く、毎年科目の割合に偏りがある様子でまだ傾向が掴めないのが私的に正直なところです。
当初は現代文、日本史、世界史、倫理、政治、経済の中からどう出るか分からないなら範囲と科目を万遍なくやりたいと、共通テスト科目と同じくらい対策を早めにしようと考えていました。しかし、思うように主要科目の成績に余裕が出ず、結局共通テストの日が終わるまで始められませんでした。
そんな私がどう対策したのかというと、最低2科目は自信のある科目にすることです。日本史は共通テストでも使うため当然落とすわけにはいきませんでした。一方、あと半月ほどでその他の科目を仕上げられるとは思えなかったので、政治経済は高2の授業で習った現代社会の問題を少し見返し(教材捨てなくてよかった…)、世界史は捨てるとして(笑)、最も未知だった倫理を勉強することにしました。
もちろん他大学の勉強も兼ねて、試験日まで毎日のように倫理の薄めの教材1冊を繰り返しました。実際の試験では何が出るのかハラハラドキドキでしたが、日本史と倫理、ちゃんと取りたいところを自信を持って答えることができました。そのおかげか、なんとか合格ラインに到達できたように思います!私のように、余裕なければ対策を絞って完璧にし、自信を付けることをおすすめします。
以上、私の学部紹介でした!
今後も色々変化したこともお伝えしていきます!
執筆:みい 青山学院大学総合文化政策学部、イクスタコーチ卒業生
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
> 論理的で抜け漏れのない受験計画の立て方が分かる イクスタコーチ