【生物学から環境問題まで】幅広く学べてめちゃめちゃ面白い農学部を東京農工大学の現役生が紹介します!
みなさんこんにちは、naokiです!私は東京都府中市にある国立の東京農工大学農学部に通っています。農工大生の悩みとして、「東京農業大学?」と勘違いされるということがあります笑 そんな間違えられてしまうほどこじんまりとした雰囲気の大学でゆったりとしたキャンパスライフを送っています!
今回は、農学部はどんなことをしているのかが見えにくいという課題について、実際に農学部生の視点で語っていこうと思います!
農学部って全然農業だけじゃないの、知ってる?
農学部と聞くとみなさんは何を思い浮かべるでしょうか?
絶対にみんなが言うのが、
「将来、農家になりたいの?」と言われるほど、農業中心に思われてしまうことがよくあります。
実際、農学部生がこれを言われると、
農業だけじゃないぞ!!!!
と指摘したくなることでしょう。
農学部では環境問題も学ぶ
農学部は、基本的に
農学、農業工学、林学、園芸学、気象学、畜産学、生物学
などの幅広い分野を扱います。
区分は理系なのですが、理系の中でもかなり文系よりの内容を扱う場合も多いです。
(一般的に農学部は理系の区分だけど、学徒出陣の際は文系として扱われたらしい笑)
全国に約260万人大学生がいる中で、農学系学生は約7万人となっており、少数派となっています。
最近の農学部では、農業、林業のような、第1次産業分野の学びだけではなく、最近よく目にするようになったSDGsに関する話題を幅広く扱います。
例えば、気候変動であったり、環境や地域活性化などのテーマも扱うことも多くなっていて、そういった分野に興味をもって入学する学生も多いです。
次に、私が通っている東京農工大学農学部は、全国の農学部に共通するテーマを幅広く扱っているので、農工大を例に出しながら農学部についてみていきます。
農学部で学べる分野や領域
農工大の5つの学科
農工大では、5つの学科があり、
農業、畜産業がテーマの学科
地域活性化、環境など幅広い内容を扱う学科
環境資源(木材など)がテーマの学科
獣医学がテーマの学科
バイオテクノロジーなどがテーマの学科
があります。
農業、畜産業がテーマの学科(生物生産学科)のイメージとして、実際に農地に出て実習をやっているイメージがあります。実際に農工大にはすごく広い農場と牛がいる牧場があるので、実際にそこで実習をするみたいな形です。
環境資源がテーマの学科(環境資源科学科)は、環境問題を物質に着目して学びます。よく聞く内容として海のマイクロプラスティック問題があります。プラスチック関連の問題を扱っているので、農工大の自販機にはペットボトルの飲み物が売っていません!(正直不便です。笑)
バイオテクノロジーなどがテーマの学科(応用生物科学科)は、イメージとしては実験が多い学科で医薬品、食品の研究職に行く人が多いイメージで、化学が好きだ!という人が多い印象です。
獣医学がテーマの学科(共同獣医学科)はまさに獣医師になりたいという人がほとんどだと思います。やはり、動物好きが多い印象です。
地域活性化、環境など幅広い内容を取り扱う学科(地域生態システム学科)は、私自身が所属している学科です笑
入ってくる学生像として、
森林が好きだ!生態系を守りたい!
という人が多い印象です。実習が全国各地のフィールドで行われ、森林系、生態系、農業工学系、共生系に分かれます。それぞれの興味分野のプログラムを取っていくといった感じです。
では、農学部ではどのような志を持つ学生が多いのか。ということに、それぞれ農学部らしい特色ある学科ごとの就職について見て行きます。
農学部を卒業した後の進路は?
実際に、農学部ってどこに就職するの??と疑問を持たれることが多いというのが感覚としてあります。
大学院進学率は、学部によってまちまちではあるものの、73%が大学院に進学します。理系ならではという感じですね。
そこで、農学部からどの分野に就職することが多いのか例を挙げてみてみましょう。
地方・国家公務員
農学部の就職先として多いのが、地方・国家公務員です。
国家公務員でいうと、農林水産省、環境省のOB・OGが農工大に関しては非常に多く、たまに授業で出前授業として省庁の方々が来てくれたりもするくらい関係が深いんです。
地方公務員は、都道府県各市町村の役場にお勤めする場合が多く、農学部で学ぶなかで、地域活性化に目を向ける機会が多くなるので、興味を持ちやすくなるからこそ、農学部人気の就職先なのかもしれません。
自分も、農工大に入ったのは、環境省の自然保護官(レンジャー)になることに憧れていたのが入ったきっかけです。(ですが、今は、プログラマーなどのエンジニアになりたいと考え始めています笑)
食品関連業界
どの学部でも多いのが、食品関連業界です。食品業界では、カゴメ、味の素、日清などの企業などが挙げられますが、食品業界は今後も生活していくうえで、なくてはならないジャンルの企業なので、農学部学生を問わず求められることが多いですが、農学部では特に就職先として食品業界を選ばれることが多いです。農学部の食品業界の就職率が高いのは、農学部の学びの中で食糧問題などに関して扱われることが多いので、食品業界に携わりたいと思う人も多くなるのかもしれません。実際に、企業は食糧に関して関心のある農学部生を採用するメリットがあるのかもしれません。
その他には、、
他に、就職が多い業界として、情報関連企業であったり、機械系(ヤンマーなど)もよく見られます。あとは、もちろん文系就職(専門系以外の職種)する人も一定数います。
こんなサークル聞いたことない!農学部のサークルと課題活動
農学部がある大学で、大きな特徴として、
サークルが面白い。ということですね。
実際に農工大では、
実際に山に行って狩りを行う狩り部や
森の整備を行うサークルもあります。
また、極めつけは農工大には牧場があるので、馬術部や酪農サークルもあるんです!!
休み時間には、よく馬がキャンパス内をお散歩していて、見るとかなり和みます。
私自身は、森林整備のサークルに入っています。具体的な活動として、そのサークルが所有する山に行って林業を行う等があります。私は高校の時から森林の中で活動できるサークルに入りたいと思っていたので、かなり楽しんでいます 笑
まとめ
いかがでしたか?農学部のある学校では、面白い特色があったりしてすごく面白いです!
もし農学部を志望している人がいれば、一回農学部にキャンパス訪問してみてください。
おそらく、農学部らしい雰囲気を一番に感じ取れると思います!
今回の記事で、
「農学部に行こうか悩んでいた」
「農学部について知りたかった」
という方に
「農学部はこんな雰囲気なんだ!」
少しでも頭に残してもらえたらよいなと思います。他にも、農学部の私の視点で受験勉強について語っている記事もあるので、ぜひ見てみてください!
参考:現役生が詳しく語る農工大の化学で合格点を取るための勉強法と教材 - イクスタ
参考:生物選択の壁を乗り越えろ!独学で東京農工大学に合格した私の生物の勉強法と参考書! - イクスタ
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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