浪人生が第一志望に合格するために夏以降気をつけてほしいポイント
浪人生のみなさん、高校生にはわからないような苦労もたくさんしてきたことと思います。
僕自身、数年前は浪人生を経験していたため現役生は感じないような浪人生ならではの不安や焦りはよくわかります。
そんな僕の経験から得て感じたことや気をつけるべきことなど、今回は記事にしていきたいと思います。
浪人生が夏以降に注意すべきこと
夏休み明けには模試を受ける方が多いと思います。今までの模試ではいい成績が出ていた方もいるでしょうし、夏休み明け初めての模試ではなかなか高い偏差値やいい大学の判定が出る方もいると思います。この結果に満足していると後々痛い目にあうことになります。
今、いい成績が出ているのはまだ現役生達の成績が伸びきっていないためです。夏休みごろに多くの現役生達は部活を引退し、本格的な受験勉強を始めてきます。現役生の秋以降の成績は一気に伸びてきます。現役生の成績が上がってくるということは、当然ながら浪人生のみなさんの偏差値上での成績は下がってきてしまいます。
同じ70点を取っていたとしても夏休み中、夏休み直後の偏差値では60あったものが55もしくは50に下がってしまうということも普通にあります。
大切なのは偏差値に騙されないことです。偏差値というのはあくまで、その模試における自分の成績を数値化したものであり、参考程度に見ておく程度で十分です。それよりもどの分野で間違えているのか、どの科目が自分の弱点になってしまっているのかなど見るべきことはたくさんあります。
あまり偏差値や大学の判定に一喜一憂せず、自分の目標に向けてコツコツ努力することが重要です。
浪人生だからこそ目標設定が大切
先ほども述べた通り、浪人生の成績というのは現役生次第で簡単に上がったり下がったりします。偏差値での目標設定をしていると、“こんなに勉強しているのに成績が下がっていってしまう・・・”というような負のスパイラルに陥りがちです。偏差値を目標の数値として設定するのはあまりオススメしません。
まずは中期の目標(1〜2ヶ月後くらい)を”点数”や”この分野は間違えない”など他人の結果により左右されないような目標を設定し、それに向けた短期の目標(1〜2週間後)を立てていくようにしましょう。
センター模試の数学で前回は60点だったので次の模試では75点を取る
次の模試では長文読解の正答率8割以上
のように点数で目標を設定しておくのがいいと思います。
浪人中のモチベーションの上げ方
浪人生特有の不安や焦りは自分も感じていましたが、自分が行っていたモチベーションの上げ方は、
- 月に1回程度、大学に通う同期に会っていた
- 第1志望の大学のオープンキャンパスに参加し、この大学に入るんだ!という意思をはっきりさせていた。
特に大学に通う同期に会っていたのはとてもよかったです。生の大学生の声も聞けますし、とてもいい息抜きにもなっていました。また、入ってみて思っていたのと違ったなどの情報ももらい、自分の大学探しにも役立てていました。
息抜きは月に1回程度、定期的にしておくのがいいと思います。僕は寝る前の1時間くらいを自由時間として好きなことをしたりもしていました。
最大の敵は自分
受験生全員によくいわれることかもしれませんが、僕は浪人していた時の方がこの言葉の意味がはっきりとわかりました。少しならいいやと怠けるのも自分ですし、あと少しだけ頑張ろうとなるのも自分なのです。塾や学校というような環境にいないと自分次第で勉強もするし、さぼってもしまうのです。さらにいえば、高校生の時には周りに同じ受験生の仲間がたくさんいましたが、そんな仲間も多くは大学など、その先の進路に進んでしまい、孤独を感じることも多くなってしまいます。先にも述べたように息抜きも重要です。
以上が僕が経験し感じたことです。浪人というのは経験してみなければわからないこと、不安になること、苦労もたくさんありますが、あと半年です!ここまで頑張ってきた自分を裏切らないためにも、あと少しだけ踏ん張りましょう!!