共通テストで高得点を取るための、全科目に共通する2つのポイント
共通テストにおいて高得点をとるためにすべきことのうち、全教科に通ずる点を2つ紹介します。私はこの2つを意識したことで、センター試験で目標点を取り、東工大に合格することができました。難関国公立大学に合格するためには、共通テストで高得点を取ることが求められます。正しい勉強法で対策を進めることで、共通テストに対応した実力をつけることができます。
この記事はセンター試験対策を元に作成していますが、センター試験と共通テストで受験生に求められる勉強内容はほぼ変わらないため共通テスト対策の方法として参考にしてください。
新たに共通テストに求められるのは「思考力」です。この思考力を鍛えるためには「なぜ」を繰り返すことが必要です。思考力や考える力の鍛え方について深く説明している記事も参考にしてください。
> 共通テストとセンターの違いを明確に理解して高得点できるようにための考え方を教えます
① 基礎基本の徹底
共通テストの問題は教育指導要領に基づいて作られています。そのため高校の教科書を徹底して理解しましょう。そのサポートに資料集・教科書傍系の基本レベルの問題集を利用しましょう。また、暗記事項は反復して必ず習得しましょう(単語・文法・漢字・公式など)。高3の夏までには基礎基本を習得しておきたいです。基礎基本を理解すれば、共通テスト・センター試験の得点は少なくとも6割は超えると思います。模試などで満足に得点できない分野は基礎基本に立ち返ってみて、何度もやってみましょう。
分厚い問題集も大事ですが、意外と教科書の理解に穴がある場合があります。共通テストではパターン暗記よりも深い理解が求められます。量より質なのです。
② 過去問演習をしまくる
共通テストで8割、9割を得点したければ、「基礎基本の徹底」をした上で過去問演習をしまくりましょう。なぜなら「共通テストは過去問演習をすればするほど安定して得点がとれる」からです。苦手科目は10年分を2周でも3周でも4周でも、満足のいく得点で安定するまでやりましょう。得意科目でも共通テスト本番までに10年分はやっておきたいです。演習する時期は、高3の6~8月と12~1月くらいだと思います。(9月~11月は第一志望校対策)
共通テストになり問題形式等多少変わる可能性がありますが、サンプルが少ないため今は共通テスト実戦問題集をするのが一番無難な対策になります。
過去問演習が重要な原因は、共通テストはマーク式という少し特殊な試験であり、時間も限られていることにあります。そのため、共通テスト慣れが得点を上げるポイントになります。たとえば、出題形式を把握する・選択肢から判断する・誘導に乗って計算する・時間配分を体で覚える・鉛筆で素早く丁寧にマークするなどといったことに慣れる必要があります。
解いた過去問は1冊のノートにまとめる
さらに、過去問演習で間違えた問題はすべて1冊のノートにまとめましょう。このノートは復習にちょうどよく、本番の試験場にも持っていきました。おすすめは、100円均一の店で「ルーズリーフ・リングファイル・分類用見出し」を300円で調達することです。これらを使うことで、間違えた問題を教科ごとにどんどん追加して、一冊にまとめることができます。自分はリングの開閉がしやすい「セレクト26リングファイルB5」を愛用しています。
10月以降の直前期、基礎or演習or個別試験過去問or共通テスト対策、何をいつやればいいかのバランスはとても難しいです。以下の記事を参考にしてください。