難関大を狙う受験生が英語文法を仕上げる【英頻】の使い方 早稲田にも合格できる
英頻ってなに?どんな参考書?
<こんにちは。早稲田大学社会科学部のたまです。
英頻とは・・・「大学入試英語頻出問題総演習」のことです。みなさんもきっとこの本を本屋で見かけたこと、amazonで見つけたことあるかと思います。
この本は、英語文法の仕上げには最適です。難関大、MARCH上位学部、早稲田、慶応、上智などの私大も含め、国公立志望者も文法の仕上げにはぜひ使ってほしい一冊です。
①英頻を使う目的は?どのレベルまで対応できる?
「英語文法の力を受験レベルまで引き上げる」
これにつきます。僕が以前紹介した、「vintage」と同じようにこの本も網羅的に英文法を勉強できる参考書です。しかし、vintageよりは格段にむつかしい問題が多い!
このような問題になれることで、どのような問題がでてきても戦える力が完成できるのです。
前書きに以下のようなことが書いてあります。
「短期間で英語の実力を向上させる……方法は入試によく出る問題を繰り返し学習して、理解して暗記すること」
重要構文、重要イディオム、文法・語法、口語表現、語彙、発音アクセントという6章で構成されており、問題はすべてランダム形式に出題されています。つまり、vintageとは違って、文法ごとの区分けがされていないのです。
つまり、自分で各問題を各分野に整理しながら、解き復習することで、文法の体系的な理解につながり、受験レベルまで引き上げることができます。何度も言っていますが、「同じ問題はでないが、同じ考え方で解ける問題は必ず存在する」からです。
②英頻の使用期間 いつから使い始めるべき?
僕が英頻を使用していた時期は3年の5月から9月くらいまででした。
単語と文法はほぼほぼ同時進行ですが、単語が仕上がりはじめ、文法も仕上げられ、8月ごろには演習がスタートできるという流れです。
具体的に言うと、下記画像の6月~夏休み~二学期前半くらいの、長いスパンにあてはまります
前回、書いた「【新文系高3生へ】逆算式!早稲田社学合格への一年間の勉強スケジュール」で使用した画像です。 知識のインプット、演習への準備を進めるには、文法が完成することはとても大事なことです。
もちろん、仕上げに使えるということは最後まで使えます!!特に、文法・語法の箇所は、「社会科学部の正誤問題」にも大きく役に立つ問題ばかり収録されていますよ(^◇^)
参考:【新文系高3生へ】逆算式!早稲田社学合格への一年間の勉強スケジュール - イクスタ
③英頻の使い方 具体的な勉強法
もちろん使い方は人それぞれですが・・・ここでは僕のやり方を紹介したいと思います。
【基本】
1.とにかく解く!紙に書いて解く!
2.間違えた問題には印を!
3.正解の根拠を自分で考える!(=理解しているかどうか)
【応用】
4.日本語訳を見て、英語訳を作る!(=英作文対策として)
特に、第一章の重要構文の問題は、何度でもやりましょう!難しい問題だらけです!(笑)
英頻は左手に問題、右手に解説、別冊子に答えという作りになっていますが、解説があまり詳しくありません!!しかし、文法がある程度仕上がっている人間なら、納得できる簡潔な表現で終わっているともいうことができます。
確かに、「結局覚えるだけの暗記本」と揶揄されるのもわかりますが、理解した人間が整理として使うならば、また一から説明されることより、より多くの問題を解くほうが効率がよいとも言えます。
本に直接回答を書き込むスペースもないので、紙やノートに書いてやりましょう。そして間違えたとこは、左手のチェックボックスに印を入れておけば、あとで見た時に復習しやすくなります。
右手の解説のコーナーには、自分なりに新たに書き足すのもいいと思います。僕は本に書き込むタイプの人間なので、ガンガン汚して使っています汗(笑)
分野がランダムだから予想できなくてよろし
そして、問題すべてがランダム形式(文法などで区分けされていない、動名詞の問題の次は接続詞、と、分野はごちゃごちゃ)で出題されています。 これによって「今は動名詞の問題を解いているから、ingとついている選択肢をえらんどきゃおk」という、打算的な解き方はできません。
逆に言えば、解いているときに、自分から「この問題は比較の分野だな」と判断できなければなりません。とくに復習する際には、この作業をしないとその穴を埋めるだけに終わり、後ろに潜む影を見落とす、という危険があります。
4の応用について、ですが、左側の問題にピンク色の蛍光ペンを引いている箇所があります。
「失業者の数が最近増加しているということだ。」という文章です。本当の問題は、整序英作ですが、和文英訳のつもりでやってみるのが、応用レベルです。
この「~な人が増えている」は英作での頻出問題でもありますので、是非挑戦してみてください。
ありがちなのは、People who don't have work is increasing. とやってしまうやつですね。これだと、「人々」が「物理的に増加する」ということになってしまいます。要はデブるといっているわけです。そうではなく、増えるのは数ですね「人の数」!だから「The number of people~」となるわけです。
こんなことも意識しながら、復習できると、かなり密度が濃い勉強ができるのではないでしょうか?(笑)
毎日のルーティンにして着々と進める
この本自体の使い方は以上ですが、じゃあ毎日の単位でどうやって使っていくのかということが大事です。
僕は毎日英語の勉強は、英語の音読(速読英単語、英検単語帳、音読パッケージなどの本)からスタートし、口から体へと英語仕様にウォームアップし始めます。次に英頻でウォームアップ2です。音読は準備運動、英頻で練習という感じです。復習もしっかりやれば、脳みそもかなり英語に向けて温まってきます。
最期に、長文一題です。共通テストも早稲田の社学の問題も、「文法・語法→長文」という流れでできています。大問2が文法、大問3から文章題になりますよね、毎日の勉強もそのように、文法から長文へという流れにしていました。入試と同じように、動くことこれが入試で焦らないコツです。
英頻で文法を完全に仕上げて、演習に100%の力を後半で注げるように今のうちからがんばっていきましょう!
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参考:難関大対策に最適!駿台文庫、桐原と違う??新英頻の目的・解き方を徹底的に伝授します!! - イクスタ
英頻って実は2つあるんです!! 桐原と駿台・・・どちらのほうがあなたにぴったりくる・・・? 記事の中の
「英頻3周してから質問に来い!まだのやつは受験勉強始まってない!一周目全部!二周目間違えたとこだけ!3周目全部!!全然ダメなら基礎徹底シリーズ1周してから!」
というところがポイント☆
参考:【英語文法】これ一冊でこれだけできちゃいます!~ビンデージ Vintage~ - イクスタ
英頻は難しい…と思ったあなたはビンテージを完全に覚えきりましょう。基本から応用までビンテージで極めたあとに、桐原英頻に帰ってきても遅くない!全ては合格のためだから、自分が気持ちよく使える相棒=参考書とやり切りましょう!
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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