慶應義塾大学文学部って実は○○!?現役在学生に聞いてみた授業やゼミのリアル
こんにちは!イクスタ編集部です!今回は慶應義塾大学 文学部についてご紹介していきます!
高校生って大学のことについて知る機会は少ないですよね。「慶應大学文学部に興味があるけどどういう学部なのかよく知らない...」という高校生のために、今回は実際に慶應大学文学部の現役在校生に話を聞き、その聞いた内容を記事にしてまとめました!
リアルな在学生に話を聞ける機会はなかなかないと思うので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
◇目次◇
慶應義塾大学文学部の入試について
文学部の偏差値は?
偏差値は出すところによって違いはありますが、慶應大学文学部は70前後の偏差値があります。一般的には高い偏差値ではありますが、慶應大学の学部の中では2,3番目に低い学部と言ってもいいです。
文学部の倍率は?
2016年度の慶應大学文学部の入試倍率は4.1倍でした。これも慶應大学の学部の中では低い数字となっています。
文学部の入試科目は?
入試科目は、他の文系学部と変わらず英語・社会(日本史か世界史)・小論文です。その中で英語の配点が1番高くなっており、英語:150点、社会:100点、小論文:100点となっています。
英語は辞書の持ち込みが可能
また英語は二種類の紙の辞書の持ち込みが許可されており、長文読解に重点を置いた内容となっています。社会も他の学部と違って、教科書にのっていないような細かい内容の出題は少なく、基本的な内容の出題がほとんどです。
イクスタからのお知らせ
入試までの勉強スケジュールはすべて頭に入っていますか?Noだったら今すぐ読んだ方がいいです。
あまりに多くの大学受験生が、本当に大事なことを知らないまま大学受験を終えます。5つの質問に答えることで、そもそもあなたが難関大学に合格できるポテンシャルがあるかが分かります。受験での見落としを無くして欲しいのすべて読んでください。
慶應義塾大学文学部の入試対策
実は文学部は入りやすい学部
偏差値、倍率から見てとれるように、文学部は慶應大学の中では1番入りやすい学部といえます。また入試科目も3科目と国立よりは少なく、英語や社会の特徴もしっかりと分析できるので、対策は立てやすい学部と言えると思います。
英語は国公立の入試と傾向が似てる
英語の長文読解は国立の英語入試の傾向と似ており、国立との併願には最適な学部だと思います。私自身、一橋大学と併用で受験しました。慶應大学の対策はほとんどしておらず、経済学部などの文系学部の問題は全然解けませんでした。
そのなかでも文学部は国立入試の問題の傾向と似ている部分が多々あったため、他学部の入試より解きやすく、実際に慶應大学は文学部だけ合格することができました。
慶應義塾大学文学部の在学生のリアル
文学部の授業はどうやって決める??
文学部は1年生の間は日吉キャンパスで授業を選択して受けます。1年生の間は専攻が決まっていなく、必修である英語と選択した語学(中国語やフランス語など)の他に、一般教養と呼ばれる授業を受けます。
語学科目は英語、ドイツ語、フランス語、中国語など13か国語もの外国語の中から自分の好きな言語を選んで授業を受けることができます。
英語は大学に入学してすぐのテストでレベル別でクラスが振り分けられます。
どの授業を取るかは自分で決められており、理科の実験など理系科目を含め、幅広い授業を受けることができます。2年生になると三田キャンパスに移って自分で決めた専攻を受けることになります。
文学部の学科は何種類あるの?
文学部と聞いて文学を学ぶ難しい学部という印象を抱いている学生も多いのではないでしょうか?
文学部は意外にも学科の種類は17種類もあり、哲学系、人間関係系、史学系、文学系、図書館・情報系にわかれています。中には人気のあり、試験を行う専攻科目もあります。
幅広く学科が設置されており、大学1年生の間にゆっくり決められる猶予があるので、将来の夢が決まっていない、大学入って何を学びたいか決まっていないといった受験生には最適な学部だと思います。
私自身、将来のことが高校生の時点で何も決まっていなく、大学に入学してからじっくり考えたいと思ったので、文学部を志望しました。
大学1年生の間に一般教養の科目として気になる学科の種類の授業を選択して自分に合っているか見極めることもできます。文学部だからといって文学だけを学ぶのではなく、幅広い教養を得ることができます。
キャンパスは1年間日吉キャンパス
文学部は1年生の時は日吉キャンパスで、2年生以降は三田キャンパスで授業を受けることになります。文系学部のほとんどは3年生以降三田キャンパスに移るのですが、文学部では2年生から専攻が分かれるため1年早く三田キャンパスで授業を受けることになります。
慶應義塾大学 文学部の授業
授業は前期、後期と分かれており、共に前期の授業が始まる前に選択しなければいけません。進級、卒業に向けてどのくらい授業を取るか、単位をとれるか考えながら決める必要があります。
文学部は他の学部に比べて進級単位や卒業単位の条件は緩いです。しかし、必修である語学は落としたら即留年になる可能性が高く、留年者のほとんどは語学を落としたことが理由になっています。
学年ごとで履修すべき授業
1年生の間は語学の単位をしっかりと取りつつ、卒業にむけてできるだけ多くの一般教養の単位をとれるように頑張ります。
ここでしっかり単位数を取っておかないと、3年生になったときに日吉に一般教養の授業を受けに行かなければならなくなります。2年生になると専攻が決まり、その学科を深く研究していきます。
ここで大学の3年間で学ぶことが決まるのでしっかり自分が何に興味があり学問を深めたいのか考えて選択する必要があります。3,4年は研究会に所属することになり、卒業論文を作成していきます。
文学部は専攻が2年生になって決まるものの、専攻以外の授業もとれるように設定されており、自分の専攻科目を深く研究しながら幅広い教養を身につけることができます。
慶應義塾大学文学部の授業料や奨学金
授業料は約84万で、その他入学金などを合わせると初年度に1,293,350円がかかります。これは理系学部より低く、他の大学の文系学部とも大差がない金額です。
慶應大学では奨学金制度も整っています。奨学金を受け取っている人も多くおり、珍しくありません。奨学金には何種類あり、家庭の給与収入の上限が決められている奨学金も存在します。
貸与制の奨学金の場合には、奨学金を受け取り卒業後に返すのは自分自身なので、責任を持ってじっくりと考える必要があります。
慶應義塾大学文学部の就職
金融や保険、情報通信業に就職する人が多い
大学院に進む人は少なく、企業などに就職するのが一般的です。慶應大学文学部は、慶應大学の学部の中では偏差値も低く、よく就職しづらいと言われることがあります。
しかし実際は、金融・保険業や情報通信業に就職する人が1番多く、大手の銀行・保険会社に就職する人が多々いるので就職に弱いということはありません。
実際にわたしの先輩にも6月に一流の保険会社に就職を決めた方がいます。私の知っている文学部の先輩は全員誰が知っている有名企業に就職が決まっています。
たしかに他の学部よりは銀行など一流企業に就職できる人数は少ないものの、他大学に比べたら圧倒的に就職に有利なことは間違いありません。
教育業界に就職する人も多い
また慶應大学文学部の就職の特徴には、教育・学習支援業界に就職する人が多いことがあります。また、慶應大学文学部は男性よりも女性の比率が多く、男子35%で女子が65%となっています。
このような男女比が理由となって、サービス業・小売業・卸売業に就職する人が多い傾向があります。結論的には、慶應大学の中では就職が難しいと言われる文学部ですが、他大学に比べたら慶應大学のネームバリューは大きいと言えます。
また就職にはネームバリューだけではなく個人の人柄や実力が大きく問われるということ大前提はいうまでもありません。
以上、在学生による慶応大学文学部のご紹介でした!
参考ページ
【主要大学の基本情報】学部ごとの偏差値やセンター得点率、学費などを一覧でチェック。
*この記事は慶応学部特集の記事です*
慶応学部特集では慶応の各学部についての記事をまとめています。