慶應義塾大学環境情報学部ってどんな学部?現役在学生にゼミや授業のことを聞いてみた
こんにちは!イクスタ編集部です!今回は慶應義塾大学環境情報学部(総合政策学部と並んで略してSFC)についてご紹介していきます!
高校生って大学のことについて知る機会は少ないですよね。
「SFCに興味があるけどどういう学部なのかよく知らない...」という高校生のために、今回は実際にSFCの現役在校生にインタビューし、記事にしてお届けします!リアルな在学生に話を聞ける機会はなかなかないと思うので、ぜひ参考にしてみてください!
◇目次◇
慶應義塾大学 環境情報学部の入試について
入試の難易度は?
偏差値
70前後(小論文+一科目or二科目で受験出来るので軒並み高めに偏差値が出ているので実質的な偏差値は65前後と考えて良い)
倍率
5.4倍
偏差値、倍率共に高い数字が出ているので難関校と言えるでしょう。しかし、慶應の中でも受験科目が特殊なため、難易度を他の学部と比べるのは難しいです。ただ、一般的な入試から考えたら難しいことは変わりません。
入試科目と配点
小論文(200) +英語or数学(12ab) or 情報 or 英語+数学(12ab) (200) から選択します。
小論文+英語か数学か情報といった形です。
どの科目も癖が強いため、対策を立てやすいと言えば立てやすいです。特に英語は頻出の単語が決まっているのでそれらの単語をちゃんと抑えているかどうかで取れる点数が変わってきます。
科目ごとの対策法
数学は一見レベルはそれほど高く無いように思えますが、少し頭を捻る必要があるような問題が毎年出題されます。情報科目に関しては昨年度から追加された科目なので傾向などのデータはまだあまり揃っていません。
SFCの入試において最も特徴的なのが小論文です。
求められる読解量、筆記量、発想力など小論文に求められる水準は全国でもトップレベルと言えます。環境情報学部の一般入試は小論文勝負と言っても過言ではないです。
まず、120分の試験時間は小論文を書き慣れていないとかなり難しい時間です。
具体的な採点基準を大学側が公表していないので確実では無いですが、この学部の理念である問題解決思考や文理融合的な思考が見られていると言われています。
慶應義塾大学 環境情報学部の紹介
この学部で勉強する・勉強できること
環境情報学部はとても自由に自分の好きな事を勉強することが可能です。必修が言語、情報科目、体育程度しか無く、開講されている授業も多岐にわたります。
一見、学部名では理系色が強いですが、同キャンパスにある総合政策学部と取れる授業の差はほとんどありません。
そのため、環境情報学部を志望する場合は総合政策学部も受験することをおすすめします。
例えば、建築系、デザイン系、法律系、教育系、情報系、言語系、医療系、スポーツ科学系などなどあらゆる分野に特化した講師が揃っています。
また環境情報学部の魅力といえるポイントとして、自分の興味を持ったあらゆる分野を同時に勉強することが出来ます。例えば情報系とマーケティング系の知識を身に着けて、Webマーケティング分野で活躍する人などもいます。
このように多様な授業が揃っているため、何をしたいか決まっていない人も多種多様な知識に触れる機会が多いのでおすすめできます。
慶應義塾大学 環境情報学部の授業について
授業の組み方
大きく分けて授業には選抜がある授業と無い授業があります。選抜が無い授業に関しては特に制限なく履修することが可能ですが、選抜がある授業は抽選か指定された課題を提出してその授業が受けられるかどうかが決まります。
人気の授業だと履修可能な人数に対して4~5倍の人数が選抜にエントリーするようなことがざらにあります。
また、必修が極端に少ない分、自力で100以上ある授業の中から時間割を組む必要があります。一年生がすべて自分で調べて履修を組むのにはかなりの労力を要するので、サークルの新歓などに参加して先輩に組んでもらうのがおすすめです。
環境情報学部では一学期に20単位まで履修することができます。英語以外の言語などを取らなければ20単位フルで出しても10コマなので週3日は授業が無い日にすることもできます。
どんな授業を取ればいいの?
現在の学則では以下のように
2年進級時までに、体育1、保健、環境情報学
3年進級時までに、言語8単位、データサイエンス科目(数学)4単位、情報技術基礎科目4単位
4年進級時までに、基軸科目30単位、体育2、体育3
がないと進級できません。進級条件を満たしつつ自分の興味のある分野の授業を取っていきましょう。
慶應義塾大学 環境情報学部のゼミ
そもそもゼミとは?
環境情報学部では研究会と呼ばれ、一年生の春から入ることも可能です。研究会毎に研究目的が決まっていて、その目的によって活動しています。
また、環境情報学部では毎年秋頃に六本木の東京ミッドタウンでORFという研究成果の発表の場があり、一般の人も見学することが出来るイベントを行っています。
どんなゼミがあるのか
環境情報学部はかなりの多様性を持った学部なため、情報系、社会系、政治系、言語系、数学系、教育系、デザイン系など様々な分野の研究会があります。
情報系では学部長の村井純教授の村井研究会が有名で最高峰の情報系の技術をつけることが出来ます。
どんな研究会に入ればよいか
基本的には自分の興味のある研究会に入るのが良いでしょう。
また、他の大学と違って1年次から研究会に入ることが出来るのでちょっと興味あるな〜くらいでも最初の内に試しに入ってみたり聴講することが出来るので積極的に顔を出してみてもいいかもしれませんね!
慶應義塾大学 環境情報学部の授業料について
授業料は慶応の中ではやや高め
初年度1,531,350円
在校生(2年次以降) 1,331,250円
慶應義塾大学内だと経済学部や文学部などの文系学部より高く、薬学部や理工学部よりも安くなっています。慶應の中で言えばやや高い学部に含まれます。
慶應義塾大学 環境情報学部の就職について
どんな職に就く人が多いのか
理系職も文系職の人もいますが、理系職では情報系の職に就く人が多いです。
文系職は若干金融が多いようですが、特にこれといった特徴はないですね。
また、他の学部よりも起業したりベンチャーに行く人が多い傾向があるのも特徴です。
慶應大学環境情報学部について興味がある人はぜひ一度キャンパスに行ってみましょう!平日に行くのがおすすめですよ!
またオープンキャンパスや大学のホームページも確認してみましょう!
参考ページ
【主要大学の基本情報】学部ごとの偏差値やセンター得点率、学費などを一覧でチェック。
*この記事は慶応学部特集の記事です*
慶応学部特集では慶応の各学部についての記事をまとめています。
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