A判定を取り続けた僕が東大化学を徹底解明!東大化学の勉強法や過去問の使い方などを教えます
こんにちは。イクスタ編集部です。
今回は東大化学について勉強法やおすすめ参考書、過去問の使い方などを紹介していきたいと思います。
また、受験生時代に模試で東大でA判定を取り続けた人にインタビューして聞いた情報なので、ぜひ東大志望の人は参考にしてみてください!
◇目次◇
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1. 東大化学の入試情報
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1.1 東大化学の配点は?
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1.2 東大化学の入試時間は?
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1.3 東大化学の難易度
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2. 東大化学の傾向と特徴
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2.1 出題形式は3つの分野
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2.3 東大化学は問題数が多いのが特徴
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3. 東大化学の勉強法
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3.1 おすすめの参考書は?
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3.2 いつから対策始めたら良いの??
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4.1 化学I・IIの新研究
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4.2 化学I・IIの新演習
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4.3 化学重要問題集
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5. 東大化学の過去問の使い方
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5.1 入試時間の使い方
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東大化学の入試情報
東大化学の配点は?
理科は2科目合わせて120点。化学は3題で60点(各60点)
他の科目の配点としては国語80点、数学120点、英語120点なので、英語と数学と同様に重要で、合格者のかなりの得点源になっている科目です。
東大化学の入試時間は?
自分の選択する2科目合わせて120分です。
東大の化学は一問一問解くのが難しい問題が出題されるため、時間は相当短く感じるはずです。何度も過去問を解き、時間配分に慣れておく必要があります。
特に化学は3題しか出題されないので、どの問題に時間を費やすかが非常に重要になってくるでしょう。
東大化学の難易度
マニアックな問題はそこまで出ませんが難易度は高いです。さすが東大といったところでしょうか。幅広い知識量と正確な計算力が問われます。
東大化学の傾向と特徴
出題形式は3つの分野
毎年理論分野、理論&無機分野、有機分野の3題が出ます。
この3題の大問が大きく二つに分かれており、それぞれ関連していないので感覚的には6題あるイメージです。
頻出分野は平衡分野、有機の構造決定、気体
平衡分野、有機の構造決定、気体分野は超頻出です。次いで電気分解などイオン分野、無機分野がよく出ます。苦手な人は過去問や問題集を使って万全の準備をしておきましょう。
東大化学は問題数が多いのが特徴
東大の化学は難解な超難問は少ないので時間さえあれば全て解けるレベルです。ですがとにかく問題数が多いです。東大の特徴として、後半に進むにつれ難しくなるわけではなく、前半に難問が置かれることもあるので注意しましょう。
逆に言えば問題が多いだけに実力さえあれば確実に点数を積み重ねられると言えます。
東大化学の勉強法
おすすめの参考書は?
化学の知識、各物質の特徴などが詳しく載っている辞書的なもの、理論計算が数多くこなせるもの、有機分野に特化したもの、などがあげられます。ページ下部で東大化学を勉強する上でおすすめの参考書を紹介していきます。
いつから対策始めたら良いの??
化学は得点源になるので高2の夏頃から手を付け始めたいです。共通テスト・センターレベルの理解が不十分な人は高3の夏が最後の復習期間であるというつもりで臨みましょう。
問題をスピーディーに解く練習をしよう!
東大化学はスピードが求められます。手早く解くことができれば40点後半を取ることも可能です。そのためにも、とにかく計算を迅速かつ正確に解くこと、膨大な文章から何を問われているのか素早く見抜くことが必要です。
化学反応や諸知識はスラスラと言えるように暗記することはもちろんです。東大化学の対策を始めるのがスタートで受験当日がゴールとするならばスタートは理論分野から手をつけましょう。正確に、かつ計算スピードを上げることは簡単ではありません。日々の継続した努力が必要です。
ゴールが見えてきたら無機や有機分野の細かな知識を1つでも多く身に付けましょう。化学では知っていた者勝ちのような知識問題が少なからず出題されます。
化学の分野全体を意識しながら勉強しよう!
また、分野ごとに分けて覚えるのではなく、化学全体での関連を意識しましょう。東大化学では、例えば平衡の問題であっても平衡の計算ばかりが出るということはなく、必ず無機や化学反応と絡めた出題がされます。
もし平衡分野で新たに化学反応を覚える時でも有機や無機分野ではどのように使われるのだろう、という好奇心をもって学びましょう。
東大化学の対策におすすめの参考書
化学I・IIの新研究
東大化学受験生必携の一冊です。演習問題はなく、辞書のようなものです。500ページ超あり、全て読む必要はありません。問題を解いていて、気になる反応が出てきたら調べるといった使い方です。教科書には載っていない重要な内容が網羅されています。
とてもページ数が多い参考書なため持ち運びしずらいので、自分のノートにどんどん落とし込んで覚えると良いでしょう。
化学の新研究についてもっと詳しく知りたい!という受験生は以下の記事がおすすめ!
化学I・IIの新演習
上記の参考書と同系列の演習問題集です。問題は200問程度でレベルは標準~発展です。解説がとても詳しく、新研究と合わせて使えば鬼に金棒です。この1冊を繰り返し解けば東大化学でも十分に対応できます。
化学の新演習についてもっと詳しく知りたい!という受験生は以下の記事がおすすめ!
化学重要問題集
共通テスト・センターレベルが解けるようになり、いきなり新演習だと難しく感じる人はまずこれをやるとよいです。8割以上が標準レベルで、解説も詳しく載っているので二次試験レベルに慣れるという意味でもオススメの1冊です。
化学重要問題集についてもっと詳しく知りたい!という受験生は以下の記事がおすすめ!
有機化学―原点からの化学 (駿台受験シリーズ)
有機化学についてハイレベルな知識をつけるならこの1冊です。東大化学では20点分が必ず有機分野から出題されるので、多少マニアックな知識をつけておいても損はありません。新演習も終えてさらに有機分野に特化したい人は是非手に取ってみましょう。
東大化学の過去問の使い方
入試時間の使い方
2科目で120分なので時間配分はかなり重要になります。化学を選択するのならばしっかりと得点を積み上げたいので65~70分を化学に割くのが良いです。
まず3問目の有機化学から取り掛かります。構造決定に時間がかかるようであれば途中で止めて1,2問目に移りましょう。3題合わせて40分で解けるところを埋めるのが目安です。
計算問題の小問は3分以上かかると判断したら後回しにしましょう。確実に解けると感じたら時間をかけてでも解きたくなりますが、配点はそこまで大きくないので時間がもったいないです。
一通り解いたらもう1つの科目を同じように40分で解いて化学に戻ってきましょう。残り40分なのでここで20~25分を使い、時間のかかりそうな問題を解いてしまうのと、見直しを行います。
東大化学では部分点は見込めないので慎重に見直しましょう。残った時間はもう一つの科目の見直しなどに充てましょう。
東大化学の過去問はいつから始める?
過去問は3年生の秋からで十分です。ただし、2年生の冬頃に1年分を120分計って解いてみて、東大化学の難易度や時間を肌で感じてみると良いです。
東大化学では過去問と一部同じ内容が出ることがあるので何周もやり込むと良いでしょう。
まとめ
東大化学は超難問と言われるほどの問題はめったに出題されません。基礎固めをしっかりして応用問題をこなしていけば、東大の問題でも解けるようになるはずです!
今回は東大化学の対策法について説明していきましたが、他にも東大物理の対策法を解説している記事があるので、東大を理系で受ける受験生は参考にしてみてください!
*この記事は東大対策特集の記事です*
東大対策特集では東大の対策法を科目ごと紹介しています。