慶應義塾大学薬学部ってどんな学部?現役在学生に聞いてみたゼミや授業のリアル
こんにちは!イクスタ編集部です!今回は慶應大学薬学部についてご紹介していきます!
高校生って大学のことについて知る機会は少ないですよね。「慶応薬学部に興味があるけどどういう学部なのかよく知らない...」という高校生のために、今回は実際に慶応薬学部の現役在校生に話を聞き、その聞いた内容を記事にしてまとめました!
リアルな在学生に話を聞ける機会はなかなかないと思うので、ぜひ参考にしてみてください!
◇目次◇
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1.1 慶應大学薬学部の難易度
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1.2 慶應大学薬学部の入試科目
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1.3 入試科目ごとの特徴
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2. 慶應義塾大学薬学部の紹介
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2.1 何を勉強する学部なの?
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2.2 学科は何種類あるの?
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3.1 授業の組み方
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3.2 どんな授業を取ればいいか
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3.3 授業料はいくら??
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5.1 どんな職に就く人が多いのか
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慶應大学薬学部の入試について
慶應大学薬学部の難易度
偏差値
薬学部薬学科、薬学部薬科学科ともに偏差値65前後です。
薬学部の中では全国的に見てトップレベルです。薬学部では他にも東京理科大や星薬科大学が偏差値が高くなっています。
倍率
薬学科は4.5倍、薬科学科は3倍程度です。
慶應大学薬学部の入試科目
英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)
数学(数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B 数学Aの出題範囲は「場合の数と確率」、「整数の性質」、「図形の性質」、数学Bの出題範囲は「数列」「ベクトル」)
化学(化学基礎、化学)
入試科目ごとの特徴
今年は去年まで選択だった化学が記述式になったため、難易度はそこまで高くなかったものの、国立形式の問題に慣れてないと難しかったかもしれないです。
化学はおそらく今年と来年も記述式になると思います。そのため東大など国立の過去問や早稲田の過去問をやっておくと対策になります。
英語も数学もそれほど難しくないので、ケアレスミスに気をつけて過去問を解いていきましょう。
慶應義塾大学薬学部の紹介
何を勉強する学部なの?
薬学部では有機化学を中心にそのほかにも物理、生物を勉強します。
理科を中心に勉強していくため、理科の負担がとても大きいです。特に化学が苦手な場合は学年が上がるにつれて、授業についていくのが大変になります。
薬学科では、1年次は有機化学、物理化学の基礎を学び、2年次~4年次にかけてその内容を深めつつ、生化学、免疫学、薬理学を学んでいきます。
4~6年次にかけては演習、卒業研究、実習など実践的な学びを深めていきます。
一方、薬科学科では、1年次は薬学科とほとんど同じようなことを学びますが、3、4年次に演習と卒業研究のみを行い、実習を行わないところが薬学科と異なっています。
学科は何種類あるの?
学科は薬学科、薬科学科の2つです。この2つの学科の大きな違いは薬剤師の免許が取れるかどうかということです
薬学科のみ薬剤師免許が取れる
薬学科でのみ薬剤師の免許を取ることができます。
薬学科は6年制で4年時に実務実習を受けるためのテストがあったり、5年時に病院と薬局のそれぞれで3ヶ月前後の実習があったりするため、研究室で学べる時間は少ないです。
研究をしたい学生の中には博士課程に進む学生もいます。しかし、博士課程を選択すると合計で10年間も学生でいることになってしまうということもあり、この道を選ぶ人は180人くらいいる学生のうち10人未満くらいだそうです。
薬科学科は研究・開発を目指す人が多い
薬科学科は4年制で、将来的には研究・開発系の職に進む人が多いです。免許をとらない分、多少薬学科よりゆるい部分もありますが、学者に必要なプレゼンテーションスキルなどの授業は厳しく行われます。
薬科学科では、ほとんどの人が3年から研究室に入るこ
とができるので、研究をしっかりと行うことができます。
卒業後は、博士課程に進む人が多いそうです。 途中で学科を移るタイミングがあり、薬学科から薬科学科は簡単に行けるそうですが、その逆はかなり難しいようです。薬剤師に興味のある人は始めから薬学科にいないとかなり厳しいと思います。
慶應義塾大学薬学部の授業について
授業の組み方
薬学科では、卒業までの6年間に必修科目の単位として152単位、選択科目の単位として36単位の合計188単位を取る必要があります。
一方、薬科学科では、卒業までの4年間に必修科目を97単位、選択科目を29単位の合計126単位取らなければなりません。
大体1つの授業で、1~2単位がもらえます。薬学科、薬科学科ともに1年次は必修科目の授業が少ないため、かなり自由に選択科目の授業を取ることができます
2年以降は必修科目が多いので、1年次のように選択科目の授業を自由に取ることは難しくなっていきます。1年生のうちに取りたい選択科目は取っておいた方がよさそうです。
どんな授業を取ればいいか
薬学科では、1年次には必修科目で26単位、選択科目で18単位取らなければならないため、18単位は自分で取りたい授業を選択して、授業を受ける必要があります。2~6年では必修の科目が多くなり、5年間で選択科目を18単位取ることで卒業の資格を得ることができます。
一方、薬科学科では1年次は必修科目、選択科目ともに取らなければならない単位数は薬学科と同じですが、2~4年次では薬学科と同様に必修科目が増え、3年間で選択科目の単位を11単位取ることで卒業できます。
授業料はいくら??
薬学科は年間1,620,000円
薬科学科は年間1,360,000円です。
そのほかに入学金などがかかります。
慶應義塾大学薬学部の奨学金について
慶應義塾大学では、経済的理由により修学が困難な学生に対し、奨学金の給付または貸与をしています。
奨学金は、慶應義塾大学から支給されるもの、卒業生の団体である三田会の寄付金から支給されるもの、また薬学部に在籍している学生のみが対象となる奨学金もあり、奨学金の仕組みは充実しているといえるでしょう。
慶應義塾大学薬学部の就職について
どんな職に就く人が多いのか
薬学科で高みを目指して勉強したい人は病院、地域と関わりながら薬剤師をしたい人は薬局に就職する人が多いそうです。基本的に卒業後は薬剤師免許を取得してから病院や薬局などに就職します。
薬科学科は大学の授業で学んだ知識を生かして、製薬企業に就職して創薬・開発研修者になったり、行政で薬剤師として働く人などが多いです。他にも食品や化粧品会社の研究・開発部門や医療・医薬部門などにも薬科学科で学んだ知識が生かせる場があるので、一般企業に就職する人も多いですよ。
両学部とも研究の道に進む場合は化粧品や薬品、食品などの企業の開発職や大学へ、人と関わりたい人は薬品のセールスなどに就くそうです。
参考ページ
【主要大学の基本情報】学部ごとの偏差値やセンター得点率、学費などを一覧でチェック。
*この記事は慶応学部特集の記事です*
慶応学部特集では慶応の各学部についての記事をまとめています。