私大最高峰!慶應義塾大学経済学部の現役在学生がゼミや授業を紹介します!
こんにちは。慶応義塾大学経済学部3年生の塔下です。
皆さん自分が受験する大学やその学部について詳しいことをご存知でしょうか?大学や学部について詳しく調べない受験生も多く、自分の第一志望であってもどんな大学なのか答えられない受験生もいます。
「自分がイメージしていた学部と違った…」「自分の勉強したいことが学べない…」
大学に入ってから大学のイメージが自分の描いていたイメージと違うという意見もよく聞きます。
今回はそんなことがおきないように私が通っている慶應大学経済学部について、どんな学部なのか?具体的にどのような勉強をするのか?イメージがつかめるように説明をしたいと思います。
慶應大学経済学部を目指している受験生は是非参考にしてみてくださいね。
◇目次◇
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1.1 慶應大学経済学部の難易度は??
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1.2 慶應大学経済学部の入試科目は?
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2.1 慶応経済学部の時間割
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2.2 慶應大学経済学部のゼミ
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2.3 慶應大学経済学部の授業
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2.4 学費
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慶應義塾大学経済学部の入試について
慶應大学経済学部の難易度は??
経済学部は二種(A方式、B方式)の一般入試の形式がありますが、それぞれの偏差値はそれぞれ77、80(Benesse,マナビジョン)と私立文系の最難関大学の一部です。
倍率は2015年度では3.9倍でした。私立文系志望の学生は視界に入れるべき学部かと思います。
慶應大学経済学部の入試科目は?
2017年度のA、B方式それぞれのの定員人数は420、210人です。入試問題はA方式が「数学型」、B方式が「文系型」入試と言えるでしょう。以下が入試詳細です。
A方式入試詳細
B方式入試詳細
慶應義塾大学経済学部の学部紹介
それでは学部では何を具体的に勉強するかについて紹介します。
経済学部ではA日程、B日程の入試形式によって4年間の勉強のカリキュラムが少し変わり、A日程では数学を勉強しながら、その学んだ数学を使って経済学について学んでいきます。
では何を勉強するのか?「慶経」で学ぶ内容をわかりやすくまとめると以下の4つになります。
① 経済学の基本的な学問的ベース
② 第2外国語
③ 興味のある一般教養分野の学問
④ 基礎的経済学知識を用いた応用的な研究(←ゼミ)
慶應の経済学部には経済学科しかないため、経済学部に入った場合はこの4つが適用されることになります。経済学部の特徴としては、もちろん経済学について基礎分野からしっかりと学ぶことに加えて第2外国語の比重が比較的重いことです。第2外国語の扱いに関しては後半で詳しくご説明しますね!
慶應大学経済学部の授業
学年によって必修科目は違いますが、必ず取らねばいけない科目については上でまとめた「慶経」で学ぶ内容のうち、
①経済学の基本的な学問的ベース
②第2外国語
以上の2つです。
①については1年生時ではマクロ経済学・統計学・経済数学・微分積分(A日程)、マクロ経済学・統計学・日本経済概論(B日程)が必修となります。
②については4言語(ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語)から一つ選びます。
1,2年制は一般教養と経済基礎を学ぶ!
学年別に詳しく説明すると1,2年生の時には日吉キャンパスで一般教養科目と経済学の基礎を学んでいきます。
一般教養科目とは外国語などの専門的な学問ではない科目で、どの学部の学生も社会に出たら必要とされる知識を学ぶことが出来ます。
経済学は1,2年生のうちに基礎を勉強していきます。1,2年生でしっかり勉強をしておかないと3,4年生は
3,4年生はより専門的に!
3,4年生では1,2年生で学んだ学問を専門的に学んでいきます。
3,4年生では広く学ぶのではなく、自分が好きな学問を突き詰めて研究していくような授業が多いです。また、各自より自由に授業を取ることが出来るので、自分の好きな授業を取りやすくなります。
3年生以降は後述しますが、「ゼミ」と呼ばれる少人数での授業も始まります。
慶応経済学部の時間割
経済学部では進級のための単位取得条件が他学部と比べても複雑であるため、時間割も気をつけて組まなければいけません。
年度の始めに1年間の時間割を組みそれを修正することはできますが、基本的には1年間変更しません。
下の時間割が大学3年生の時間割の一例です。組み方によっては下のように週休3日で時間割を組むことも可能です。この例の場合は水曜日の午後に研究会(ゼミ)の活動があり、それ以外の科目は自主選択科目となっています。
大学3年生春学期の時間割の例
慶應大学経済学部のゼミ
ゼミとは大学3年生から始まる教授1人と大学生20程度で研究を行う少人数単位の研究会のことです。
ゼミごとに教授の専門分野について講義やプレゼンを行い学ぶとともに、三田祭論文作成や卒業論文作成を行います。
経済学部ではマクロ経済学や金融などのメジャーな分野から人口論や教育経済学など様々な専門分野のゼミがあり60程度あります。
これは経済学部のゼミであり、他学部のゼミに入ることももちろん可能ですが、ゼミには全学生が入るわけではなくゼミに所属しない生徒も普通にいます。興味のある学問分野や教授の所属するゼミに入りましょう!
学費
私立大学ですので、国立に比べると授業料は高いです。初年度納付金が20万円、年間の授業料等が約101万円となっています。ただ入学後にも多くの奨学金の紹介もありますのでそちらも有効活用できるでしょう。
慶應義塾大学経済学部の就職や留学について
就職については全体的な傾向を見ると経済学部は金融・証券・保険業種の大手企業への就職が最も多いようです。日本全国で見てももっとも就職に強い学部の一つと言えます。
留学について、慶応義塾大学は2016年度において199の協定校を持ち派遣者数は122に上りました。留学す部場合は大学3年生で留学をするのが一般的となっています。
慶應義塾大学経済学部は色んな学びの環境がある!
この学部では経済学を学ぶ環境は万全に準備されており、サークルや部活動の他、留学などの大学生生活を充実させられる条件は整っておりますが、それらをどう活用するかは全て学生の主体性に委ねられています。
「勉強がしたい」「サークルを頑張りたい」「就職をしっかりとしたい」などと大学に入ってしてみたいことが人それぞれあると思いますが、それらを達成するためにはしっかりと目的意識を持ってこの学部を目指すべきだと思います。他大学の条件もしっかりと比較検討してみて下さい。
以上となりますが、慶應義塾大学経済学部について気になる方は是非一度オープンキャンパスや三田祭に顔を出して学部の学生に話を聞くことをお勧めします。直接話を聞くことが何よりの情報となりますよ。
参考ページ
【主要大学の基本情報】学部ごとの偏差値やセンター得点率、学費などを一覧でチェック。
*この記事は慶応学部特集の記事です*
慶応学部特集では慶応の各学部についての記事をまとめています。